もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

高宕山

2017年01月13日 | 山・ハイキング

昨年の1月に登った高宕山にまた同じ時期に行ってきました。

自宅7時半発。

通行止めになっている高宕第一トンネル手前の

駐車スペースに車を止めて

9時歩き始める。

杉林の中を登り苔むした広場を抜けて30分で

ベンチのある石射太郎到着。

 

落葉樹の明るい尾根から

常緑樹の日の当たらない道を登り下りすると

山の中に長い石段が突然現れて二度目でも感動してしまいます。

 

 

 

 

高宕観音でおやつ休憩をして

岩に開けられた穴をくぐって登り高宕山11時到着。

山頂は風が強くて早々に下山。

 

 

前回と同じく蛙岩の前を通って大滝に降りる。大滝12時着。

車は通行止めになっている落石の多い林道を歩き

トンネルを4つ通り抜けて

車に12時50分に戻る。

車で大江戸温泉君津の森に移動し

遅めの昼食とお風呂に入って16時40分無事帰宅。

高宕山はとても気に入ったのでまた登りに行きたいです。

逆コースも行ってみたいな。

 

 


新年初ハイキング

2017年01月06日 | 山・ハイキング

花嫁街道から烏場山を経て

花婿コースをまわってきました

車で圏央道を走っているときには真っ白な富士山が見えたのですが

山頂に登り着いたときは雲が出て海しか見えず残念でした。

 指導標が良く整備されていて

道もゆるやかな尾根歩きを楽しめ

滝もあって良いコースですが

木々が繁り展望がきかずちょっと残念でした。

帰りに道を一人で整備しているおじさんに出会い

30分以上立ち話をして

面白い話をたくさん聞かせてもらいました。

房州のイノシシは一度絶滅したのだけれど

ハンターが九州のウリンコを連れてきて離したため

ドングリが豊富にあり温暖なこの地で急激に繁殖し

町民よりもイノシシの数の方が多くなってしまったそうです。

そういえばウチの近くの洋食屋さんでも

房州産イノシシのジビエ料理をだしていて

今年は獲れ過ぎと言ってました。

さらにおじさんの話はイノシシが賢くて

道路の側溝に土を落として踏み固め

水溜まりが出来るようにして

そこにサンショウウオが来たら食べることや

木の枝葉を寄せて山盛りにし

その下にミミズが来たら掘って食べることや

また、マテバシイは受粉したあと

小さなドングリのまま冬を越し

次の年の秋に実が熟すことや

おじさんが行った山の話も教えて貰いました。

おじさん、ありがとうございました。

お蔭様で思い出に残る山になりました。

 

 

 

 


安達太良山

2016年10月15日 | 山・ハイキング

初めて安達太良山へ登ってきました。

行き帰りロープーウェイを使ったので

頂上まで往復3時間くらいのハイキングです。

頂上直下の紅葉がちょうど見頃でした。

頂上から鉄山方面の眺めも素敵でした。

 

 

 

翌日は磐梯吾妻スカイラインをドライブして帰ってきました。

この道を南下したのは初めてですが

北上するよりも景色が良いかも  ♪~

午前中に南下(高湯から土湯へ)、お薦めです。

 

 

 

 


高宕山ハイク

2016年01月06日 | 山・ハイキング

新年初の山歩きは申年にちなんで
高宕山へ行ってきました。
自宅6時20分発
君津バスターミナルで友人を乗せ
登山口駐車場8時15分着

8時20分歩き始める



途中、90才の一人歩きのお爺ちゃまとすれ違いました。
もう何度も登りに来ているそうです。
この時間に下りてくるって、、
何時に登り始めたのかしらん。


九十才の単独行に驚かされましたが
突然、山の中に立派な石段が現れてビックリ。






大岩の下に作られている高宕観音から鋸山方面の眺めです





岩穴をくぐって高宕山へ向かいます。




山頂は狭くて眺めが良くピークらしい感じですが
スカイツリーの下の展望台よりも低いそうです。
今日は一日中青空の見えない曇り日でしたので
富士山は残念ながら見えませんでした。


下りは高宕観音の近くまで戻り大滝方面へ降りました。

蛙岩、木の根がちょうど目玉のように曲がっています♪



大滝からは林道歩きです。長かったヮ

落石が数か所見られました。
サルには遇わずに駐車場へ戻ってきました。
11時20分駐車場着。







車で移動し富山町の水仙畑も歩いてきました。

友人は道の駅富楽里から新宿行きの高速バスで帰りました。
朝早くからお疲れ様でした。
遠くまで来てくれてありがとう♪

 

 


笠石から寂光不動

2015年12月27日 | 山・ハイキング

自宅を11時に出て旅名観光農園駐車場へ12時半到着。
今日のメンバーは3名、13時に歩き始めました。
例年12月には咲き終えている冬桜が暖冬のせいか
まだちらほらと残っている観光農園の中を登り
電気柵用の扉をくぐり抜けて進みます。





出発から30分ほどで笠石に到着。





晴れの日が続いたので
乾いた岩尾根を気持ち良く歩いて
展望岩に到着。






廻りこむように下り、寂光不動到着。




寂光不動からは林道をだらだらと下って
410号線に出て橋を渡り左に下って駐車場に戻ったのが
15時を過ぎていました。

駐車させていただいたので観光農園で
果物を買おうと思ったのですが
オジサンが出てきて
「観光農園なので売り物はないョ。
キウイを自分でとりな。」 って、 、 。

これから鹿野山へ行って日没を眺めたいから
時間がないので収穫してあるものを頂きたいと言ったら
「橋を渡った先に俺んちの直売所がある。
ここから5分もかからない。
そこに俺が作った苺があるさ。」

『でもこの時間だともう無いかも、、』

「大丈夫! ある!!」 と言うので行ってみたら

『ないヮ。』
う~~ん、どうしましょう、と思っていたら

軽トラに乗ったお姉さんが
苺を持って駆けつけてきました!
オジサンの娘さんだそうです。
観光農園で売ってくれたほうが簡単だと思いましたが
目出たく苺買えました。

自然薯と菜花も買っちゃいました。
オジサン、なかなか読みが深い。 ^^)

さあ、鹿野山へ向かいましょう。

九十九谷展望公園に無事に日没前に着きましたが
雲が多くて、東山魁夷の残照のイメージ風景には出会えず
残念でした。




18時帰宅。

オジサンの苺、とても甘くて味が濃くて美味しかったです!♪
オジサンの娘さんもありがと~。
河津桜が咲く頃にまた行きたいです。







伊予ヶ岳

2015年12月17日 | 山・ハイキング

↑小数点が消えてます。
他の文字はきれいなままなので自然に消えたのでなく
おそらく誰かが悪戯で削ったものと思いますが
この悪戯は許しちゃいます。


自宅8時発、館山道の鋸山トンネルを抜けて

鋸南富山ICで下りて
平群天神社側の登山者用無料駐車場に9時15分着。



9時半スタート。





梅林の中に蜂の巣箱らしき物が並んでいました。





展望台




樹林の急坂を登り続けて
展望台から先はちょっとだけ岩を楽しめます。








頂上で早めの昼食のおにぎりです。

標識の前のベンチに座っているので危ない所ではないです。



北峰山頂

富士山の方面は曇っていて見えず残念でした。



大島方面拡大してみました。

大島の左後ろに薄~く見えるか見えないかの甘食型の山容が利島です。
利島の前に左から半島のように伸びているのは洲崎です。











下りは分岐から89号線へ下りて
車道を歩いて駐車場へ12時10分着。





  

  

 




 


蓑山ハイキング

2015年11月29日 | 山・ハイキング

歩行時間2時間50分の蓑山へ行ってきました。




始発バスに乗り、2回乗り換えて西武秩父線で
今日のメンバー4人が全員揃って

お喋りに夢中になり 、 、 、
乗り過ごしましたヮ

仕方ないので上長瀞駅で降りて
帰りに行こうと思っていたかき氷店へ行きました。
寒いので私たちだけかと思っていたら
先客が5組ほど居ました。

天然氷のカキ氷が初めてでしたし
お店の雰囲気もとても素敵でしたので
期待して食べたら
私には甘過ぎて全部は食べられず残してしまいました。


再び電車に乗り、引き返して
目的の親鼻駅に予定を1時間以上遅れて到着。
蓑山に行くには改札から出ずに
切符を駅員さんに渡したら線路を渡って
反対側へ出て歩き始めます。



落ち葉を踏みながら明るい山道を登ります。


木の枝が邪魔してますが、見えてるのは伊豆ヶ岳。




両神山が良く見えました。





頂上近くの広場からは冠雪の日光連山と上州の山並みが見えましたが
写真には上手く撮れませんでした。

拡大してみましたが男体山、見えますでしょうか。



蓑山山頂

建物のほうが山頂よりも少し高い所に建ってましたョ。


山頂で友人がお茶を点ててくれました♪





 

 





下山後、新蕎麦を食べて解散。
和銅黒谷駅から池袋直通の快速に乗れました。




20:40 自宅着

 



 


筑波山

2012年11月03日 | 山・ハイキング

久しぶりにハイキングに出かけて、筑波山へ登ってきました。
ケーブルカーにロープウェイもあるので観光客とハイカーで凄い人出でした。
筑波山へ十回以上も登っている同行者も
こんなに混んでいるのは初めてと驚いていました。

 


 


山頂のにぎやかさを背にして静かに佇む大仏岩。

 

 

 

 

帰りに、車ですれ違いができない細い道を入ったところにある造り酒屋さんに寄って
男女川(みなのがわ)というお酒を買いました。
~ 筑波嶺の峰より落つる男女川恋ぞつもりて淵となりぬる (陽成院) ~

カフェも併設されていて利き酒セットが500円でしたので
次回筑波山へ登った帰りはここでゆっくりしてみたいです。

今回は同行者お薦めの紅茶専門店でお茶して帰ってきました。
フラワーガーデンというハーブティーを頂くと
花園からの風に包まれたような気分になりました。
同行者を降ろしてから帰宅。

 


追記 : 翌朝はふくらはぎが軽い筋肉痛でしたが、夕方には太腿にも筋肉痛が出ました。
運動不足をまさに痛感。

 


 


足和田山

2009年12月12日 | 山・ハイキング
目覚まし時計を止めると雨音が聴こえた。
晴れるという天気予報を疑いながら支度をして
早朝まだ暗い中を傘をさして駅まで歩く。
電車を数回乗り換えるうちに雨は止み、富士急行線に乗る頃には
空はきれいに晴れわたり、山頂に雪煙をなびかせた真っ白な富士が見えた。
本日は子供3名を含む総勢13名が集合。コースタイム3時間半のハイキング。
風もなく穏やかな一日、落葉を踏みしめながら静かな山道を歩き
新雪の富士を思う存分眺めてきました。

河口湖駅~タクシー~羽子山登山口(大嵐)→天神社→足和田山→三湖台→紅葉台~タクシー~道の駅なるさわ~河口湖駅


  




     


     

      



お土産は道の駅なるさわで地下300mから汲み上げた富士の水(無料♪)と
地元の猟友会が作った鹿肉のソーセージ。この付近では鹿が増えて困っているそうです。
       


焼岳

2009年08月27日 | 山・ハイキング
22日、上高地小梨平にてOG会。先に山を登ってから参加したグループや、飛行機や新幹線を使ってはるばる来られた方々など総勢三十数名が上高地の小梨平に集合しました。会長の御挨拶のあとは無礼講
      
  ここのバーベキュー施設は新築で、私達が初使用でした



コテージに皆で一泊し、23日の朝解散。同輩2名と焼岳に登る。小梨平を6時30分に出発。焼岳山頂10時半着。360度の展望と早めの昼食を楽しむが、風が冷たくてゆっくりしていられず下山。13時半、新中ノ湯着。700円でお風呂に入り、先輩方と合流しタクシーで松本へ。松本17:18発千葉行きのあずさに乗り自宅21時40分着。その後三日間、階段を下りるには手すりが必要なくらいのスゴ~イ筋肉痛でした。
              

四阿山

2007年08月05日 | 山・ハイキング
四阿山、あずまやさんと読むのだそうです。
学生時代の友達5人で集まり、○十才記念ハイキングをしてきました。
四阿山は標高2354m、群馬と長野の県境にあります。
今回はパルコール嬬恋スキー場のゴンドラで2100mまで上がり
頂上往復という最も軟弱コース。
天気が良ければ富士山から北アルプスまで見えるそうですが
曇っていて近くの浅間山さえ見えませんでした。
行きに1時間40分、帰りは1時間20分かかりました。
たらたらした道はお喋りしながら歩くのにモッテコイのコースでした。
秋の天気の良いときにもう一度行きたいなあ。

○十才、まだまだ若いつもりでいたらゴンドラ乗り場の料金表が
百円安くなって嬉しいような哀しいような、、。
私たちって○○○なの~?
普通、映画館や美術館の○○○料金は還暦からですよね~?? 
その上、チケットを買うときに証明書要りますかと売場のお姉さんに聞いたら、
我々の顔を見ながらニッコリ笑って「要りません」って一言。
明らかに○十才以上に見えたってことですよネ、、、、


鳴虫山

2006年10月22日 | 山・ハイキング
浅草7:10発に乗るために、4:20起床、おにぎりとゆで卵とリンゴの簡単なお弁当を作り、4:55自宅発、5:06の始発電車に乗り、途中5回乗り換えて東武浅草駅に到着。同行者3人と合流し、浅草駅7:10発の直通快速電車で東武日光駅9:15着。同行者1名と合流。今日のハイクは計5人。
お天気はまあまあ。日曜なので日光の道路はどこも大渋滞でしたが、鳴虫山は駅から歩いて登って、また駅に歩いて戻って来るコースなので良かったです。キツイ登りと下りの繰り返しでしたが、コースタイムが4時間と短いので楽しんで行って来られました。下りで通った憾満ヶ淵は水の流れが素敵なところでした。帰りにクラッシクなカフェでコーヒータイムして自宅に辿り着いたのは21時半。
交通費は浅草から片道1320円と安く、日帰りハイクに良い山でした。

夏山の反省会

2006年10月15日 | 山・ハイキング
月島のもんじゃのお店に18時集合。
山で偶然お会いしたコーチ、先輩方も参加。総勢8名。
元気一杯は八海山登山のため欠席。無事下山して温泉に入っているとメールが届く。
先輩が写真を持ってきてくれたので見せていただく。
あちこちの山へ登ってらっしゃる。
我等より2つ年上の先輩方だが、体力は我等はとてもかなわない。
コーチは仕事が終えてから1時間遅れで出席。
山でお会いした時は、ちっとも変わらず若いなーと驚きましたが
仕事帰りの今日は年相応に見えました。お疲れのところをわざわざ来てくださり感謝感謝。しっかし、疲れていても口は悪~い。またまた「みんな変わり果ててて、すれ違っても絶対分かんないよ」だそうです。

月島のこのお店のもんじゃはちょっと高めだが美味しい。
荷物を椅子の下に収納できるようになっているので
上着に匂いが付かないのも嬉しい。
特製もんじゃ、もち明太チーズ、伊藤ゆかりスペシャル、焼きそば、アンコ巻き、どれも美味しいかったですが、特に私が推薦するのはもち明太チーズとデザートのアンコ巻き。アンコ巻きは皮にモチ粉を使っているのでもっちりしていて、中にコシアンと酸っぱいアンズが入っていてとても美味しい。これに私は生中とウーロンハイを一杯ずつ頂きました。割り勘で一人三千円也。
友達から北海道の生チョコや佃の佃煮など高価なお土産を頂く。幸せな気持ちで高速バスにて帰宅。私もピーナツでも持ってけば良かったな。23時30分自宅着。


唐松岳 追記

2006年08月09日 | 山・ハイキング
ムーンライト信州・新宿→白馬乗車券5250円
    〃        グリーン指定券1900円
路線バス                   180円
ゴンドラ・リフト往復         1400円×2
唐松山荘一泊二食           8900円
あずさ回数券               5850円
                   合計 24880円 
+その他(お風呂、コーヒー、昼食、お土産等)  

元気一杯はコーチ隊と五竜山荘泊。
翌朝、鹿島槍から冷池まで行く予定のコーチ隊を五竜頂上で見送り、単独で遠見尾根を天狗のように駆け下り無事下山♪ 神城から長野までバスで行き、自宅に早く着いたそうだ。ケータイの電池切れで連絡できず、自宅についてからメールをくれた。無事で良かった、ヨカッタ。

日帰りハイキング組はお花やソフトクリームをゆっくりと充~分に満喫したそうだ。

コーチ隊は五竜の後、八峰のキレット、鹿島槍を経て冷池山荘で二泊目。翌日、赤岩尾根を下山したそうだ。
下山後、先輩からメールを頂いた。
『ところで、コーチはあなた方11回生に山で会えたことをとても喜んでいました。山での再会は今でも山を楽しんでいることの証、コーチ冥利に尽きるとのことでした。あなた方にあえてとてもうれしかったらしく、コーチ曰く、彼の思い出深いビッグ5の山の一つになるとのお話でしたよ。』


先輩やコーチは、後輩が山を続けている姿を見て、感激していたようです。どうやら、自分達の指導のおかげと思っているみたいです



唐松岳

2006年08月08日 | 山・ハイキング

【8月5日】 東京までバスで出ようと思ったが、土曜は渋滞するかもしれないので、思い直してJRで行く。夕方の電車の中は浴衣姿の若い娘がいっぱいだった。花火大会があちこちであるらしい。山の格好で一人で電車に乗っているのはちょっと恥ずかしかった。

新宿に20時、5人全員集合する。台湾料理のお店で壮行会。痩せてる二人は何故かお酒に強い。生ビールのジョッキのあと紹興酒を飲んでいる。私は生ビールのあとはジャスミン茶。太目の二人はサワー1杯を持て余し気味。23時前に店を出てコンビニで足りないものを調達。新宿23:54発ムーンライト信州のグリーン指定で白馬へ。

【6日】 グリーン車は3列シートでユッタリしているが、夜行列車はやはり眠れない。松本を過ぎて暫らくしたら夜が明けて山々がきれいに見える。列車の進行方向左側の席が北アルプスが見えて良い。
白馬駅5:36着。すぐに路線バスに乗り八方バス停下車。5分ほどしか乗らないのに180円はチョット高い。バス停の休憩所で朝食。ゴンドラが7時からなので少し前にゴンドラ駅に向かい歩くが遠い。たっぷり10分はかかる。そのうえ道を間違え20分は歩いた。前途多難な予感がしたが、皆と笑って吹き飛ばす。
  
ゴンドラ乗り場は行列が出来ていたが10分程で乗れる。ゴンドラとリフト2本を乗り継ぎ一気に標高1900mへ。
8時に歩き始める。5人のうち3人が山小屋に一泊して唐松・五竜登山の予定で、あとの二人は八方尾根をハイキングして日帰りで帰る予定だ。八方池で皆で記念写真を撮ってから別れようと、ともかく一緒に歩き始める。が、荷物の軽いハイキング組が何故か遅れる。第二ケルンの下の雪渓の前で皆で記念撮影して別れた。
   ハイキング組は一昨年も同じ時期にここに来ているが、ここには雪渓が無かったそうだ。今年は残雪が多い。花の開花も遅れていて今が丁度見頃である。

    
別れてから、少し登ったら八方池だ。ここまではハイカーが多い。バスのハイキングツアーの名札をつけた団体が大勢いる。ここで誰かに呼ばれて振り向いたら驚きだった。なっなんと!ワンゲルの先輩とコーチではないか!驚きました。先輩二人とは昨年のハイクで二十数年ぶりの再会をしていましたが、コーチとは卒業以来、初の出会いでした。口の悪いコーチは早速、「みんな、りっぱなオバサンになったな~。誰だか全然わからない。」 又、私の運動靴を指して「お前、山なめてんじゃないの。」 友達の登山靴を見ては「靴ヒモがゆるい!ちゃんと締めろ。」「おっ、お前のはゴアテックスだな。」等々、会うなり、チェック、厳しすぎます。さっき別れた二人を呼びに行って8人で記念撮影。こんな偶然もあるんですね。

ハイキング組二人に見送られて六人で出発するが、先輩に会うまでは元気だった仲間が何故か急にペースダウン。私もどうも調子が悪い。暑くて汗タラタラなのに鳥肌が立って寒気がする。暑くて暑くて堪らないのに寒いんだわ。心臓も喉元まで上がってきてるような感じがして苦しい。コーチ隊には先に行って頂く。
八方尾根は時間に追われずにゆっくりと歩くのにはモッテコイの素敵なところです。雪渓やお花畑が多く、右手に白馬三山と不帰のキレット、左に五竜岳と鹿島槍が眺められます。しかし楽しむゆとりは無かった。前の人に遅れまいとするが、差は開くばかり。アレッ、先に行ったはずの一人の先輩が座って休んでいる。腿が攣ったそうだ。ザックをお持ちますと申し出るが、こちらの様子を見て無理なのが明々白々だったのか、少し休んでいくから先に行けというので、苦しい息で一歩一歩前の人を追いかける。
    
11時40分、唐松頂上山荘にやっと辿り着く。一足先に着いていた仲間がもう歩けないと言い、顔色が土色をしている。無理してここまで頑張ったらしい。 その顔色を見ただけで、心配のあまり自分の具合の悪いのなんぞ吹っ飛んだ。もう五竜は無理だ。唐松山荘泊りに決める。が、もう一人の元気のいい仲間は不満らしい。あの土色の顔を見てるのに不満を口にする神経が分からない。

先輩の腿の調子も治り、コーチ隊は五竜へ向かうというので、元気一杯を連れて行ってくれるように頼む。こちらの勝手なお願いを、コーチは何も言わず引き受けてくれた。元気一杯は我々を気遣う様子も無く、コーチ隊に付いて元気に五竜へ向かった。
  
お見送りのあと、山小屋にチェックイン、12時半。受付に気分の悪い方は申し出てくださいと書いてある。申し出るか迷ったが、ひとまず様子を見ることにして、部屋で休ませる。高山病の場合は横になるのはまずい。眠るのも呼吸が浅くなるので良くない。本当はぶらぶら歩き回るのが良いのだが、それが出来る状態ではない。本人は横になって寝たがるが、座らせて、布団を積んだところへ寄りかからせて、息を充分に吐くように言う。酸素入りの水を持っていたので気休めにちょこちょこ飲むように言う。
悪化するようなら小屋に相談しなければ思って様子を見ていたが、今になって思うとすぐに小屋に相談すれば良かったと思う。悪化してからでは遅いし、小屋の人は高山病は見慣れているので適切な判断と処置をして、仲間は早く回復しただろうと思う。山は自己責任の世界と考えて相談するのは手に余ったときの最終手段と考えた私は間違っていた。手遅れになる前に相談するのが正道だった。夕方には御飯を食べられるまでに回復したから良かったものの、もしも万が一のことを考えるとゾっとする。

今回泊まった唐松頂上山荘の新館は一昨年出来たばかりで木の香りがして、トイレはバイオ水洗で清潔である。夕食はハンバーグに赤魚の切り身、高野豆腐、サツマイモの甘煮、里芋煮などに若布と油揚げの味噌汁、蒟蒻ゼリー付きで、ハンバーグはあっさりしていて食べやすい。若い男性はチョット物足りないかもしれませんが、山は若い人がいないので中高年向けにしてあるのでしょう。

唐松山荘はケータイが利かない。山荘から五竜方面へチョット降りたところで電波が届くと聞き、そこでコーチ組に同行した仲間にメールを送るが返事が無い。五竜山荘も電波が悪いのかもしれない。脚が攣った先輩がいるので心配だがコーチが付いているので大丈夫だろうと思う。夕食の後、本館2階の喫茶ベルグで暮れゆく立山・剣を見ながら美味しいコーヒーを頂く。500円也。20時前に就寝。

【7日】 4時起床。ヘッ電を付けて唐松山頂へ。4時50分が日の出だそうだ。早目に頂上に着く。既に三脚付きの大型カメラを持った人たちが十人くらい待っていた。夜が明けるが、残念ながら雲が多い。遠くの山は見えないが、雲の上に浮かんだような立山・剣はすばらしい。日の出は見られなかったが、山頂の夜明けを寒さを堪えながら充分に楽しんで小屋に戻り朝食。
 

     
6時20分下山開始。登る時は見る余裕がなかったが、八方尾根はお花が多い。種類も豊富である。キヌガサソウ、ハクサンフウロ、キスゲ、マツムシソウ、シモツケソウ、ツリガネニンジン、ダイモンジソウ、ボウフウ、写真は無いがウサギギク、チングルマ、イワギキョウ、カライトソウ、ミヤマキンバイ、イワカガミ等々咲き競っている。
  
   
         昨日の登りでは八方池を上から眺めただけだったので、畔へ降りて一周する。池に不帰のキレットと白馬三山が映り素晴しい。八方池は畔で休むべきだ。ゆっくり休んでからリフト駅へ。9:30着。ブルーベリーソフト300円を食べてからリフト・ゴンドラを乗り継いで八方へ。観光案内のお姉さんにみみずくの湯が10時から営業していると聞き、歩いて行く。30分かかった。10時半なのにけっこう人がいた。お風呂でさっぱりと汗を流し、白馬駅まで歩く、10分。駅前の店で美味しいお蕎麦とで。白馬駅13時34発のあずさで新宿へ。