原題:IN TIME アンドリュー・ニコル監督 2011年
お気に入り度:銀
余命が腕にデジタル表示されてる設定に最初はついて行けず
観るのを止めようかと思いましたが
観ているうちにその世界に入り込んでしまいました。
時は金なりの世界を見せられ
身に詰まされて追い立てられ焦りを感じてしまう
風刺SFでした。
ガタカと似ている感じがすると思ったら同じ監督でした。
原題:IN TIME アンドリュー・ニコル監督 2011年
お気に入り度:銀
余命が腕にデジタル表示されてる設定に最初はついて行けず
観るのを止めようかと思いましたが
観ているうちにその世界に入り込んでしまいました。
時は金なりの世界を見せられ
身に詰まされて追い立てられ焦りを感じてしまう
風刺SFでした。
ガタカと似ている感じがすると思ったら同じ監督でした。
原題:The Imitation Game
モルテン・ティルドゥム監督 2014年
お気に入り度:銀
エニグマを解読し、41才で服毒自殺したアラン・チューリングを
史実に基づき映画化した作品。
自殺ではなく謀殺の説もあるそうです。
チューリングのノートはこの春にオークションにかけられ
1億2千万円で落札されたそうです。
このニュースを知って余計に虚しく哀しい
原題:Август Восьмого(8月8日) ジャニック・ファイジエフ監督 2012年
お気に入り度:銀
最初の5分で観るのを止めようかと思いましたが
我慢してもう少し観たら、思いっきり惹きこまれました。
予備知識も期待もなく観たためかとても楽しめましたので
お気に入り度が高めです。
過去の映画を思い出すシーンがたくさん散りばめられた
丁寧に作られた作品でした。
↑上の写真は映画の雰囲気を全く伝えてないですヮ。^^
< 以下、ネタバレです >
2008年8月、メドヴェージェフ大統領は夏季休暇へ
プーチン首相は北京オリンピック開会式へお出掛け中に
グルジア軍が南オセチアに侵攻し8月戦争が始まる。
この紛争地へ我が子を救いに行く若い母親のお話でした。
此の方がとても美しくて、素敵なお洋服がお似合いなんです。
ちょっと汚れてますけど。
戦火をかいくぐったので。
とてもきれいな映像が出てくるので戦争をより怖く感じます。
悲惨な現実を空想の世界で受け止めているパンズラビリンスの感じです。
このシーンは忘れられないです。
こんなに良い元オットとよりを戻すのかと思っていたら、 、 。
バスの中で歌っていた民謡のような歌がステキでした♪
http://youtu.be/eBpHwblG8D4
かつて、ニューヨーク市警が娘を助け出すという4.0なんていう映画を
テレビでさんざんCM流していたので、うっかり映画館へ行ってしまいましたが
母親が息子を助けに行くこの映画を映画館で観たかったです。
公開時から今までこの映画の存在を知りませんでした。
残念ですヮ。
原題:Up ピート・ドクター監督 2009年
お気に入り度:銅
映像が美しく、温かさに満ちていて
子供から大人まで安心して楽しめる
とても良い作品でした。
風船をいっぱい持ったら飛べるんじゃないかと
幼い頃に誰でも思ったことでしょう。
家ごと飛ばしちゃうなんて、素敵~♪
原題のUp、いいですネ。
思い出を胸に、カール氏、アップ、アップ、アップ~♪
お気に入り度:鉄
原題:LA SCONOSCIUTA/THE UNKNOWN WOMAN
ジュゼッペ・トルナトーレ監督 2006年
過去の悲惨な体験をドギツイ映像を使わずに
押さえて撮ったならば
もっと心に沁みる作品になったと思います。
33才でニューシネマパラダイスを撮った監督が
50才になるとこうなったのかと、ため息をついてしまいました。
原題は見知らぬ人。
そっけないタイトルですが
映画を見終えるとなかなか深いタイトルです。
邦題はとてもステキです。
見知らぬ人、知らない人などという邦題では
興行成績が伸びなかったことでしょう。
原題:Gravity アルフォンソ・キュアロン監督 2013年
お気に入り度:銅
↑上の写真はG・クルーニーではなく
1994年、マーク・リー宇宙飛行士が3度目のフライトで
命綱なしで宇宙遊泳している写真です。
カレンダーに載っていたものをとても気に入って
額に入れて廊下に掛けて15年くらい経ちます。
この写真を飽かずに毎日見ているので
ゼログラビティはすんごく期待して観てしまいました。
映画を勝手な期待をして観て面白い分けがないです。
後半は特につまらなかったですヮ。
ダイハードのような娯楽作品と思って観たならば
ツッコミどころ満載で見終えた後にワイワイ盛り上がって
きっと楽しめたと思います。
映画館で3Dで観れば少しは良かったかも。
邦題はわざわざゼロを付けてありました。
原題:GLORY エドワード・ズウィック監督 1989年
お気に入り度:銀
25年も前の作品でした。もっと早く観るべきでした。
南北戦争時の黒人部隊第54連隊を史実に基づいて描いていて
戦闘ではなく人種差別に焦点を当てていました。
54連隊は真っ先に戦いの最前線へ送られると思っていたら、 、 、
人種差別の根の深さに驚きました。
作品の中で、人間としてという言葉が何度か出てきましたが
人と見なされない扱いだったのですネ。
突撃の前に海を見納めるショー大佐
家族にまめに手紙を書いたというショー大佐
マシュー・ブロデリックが誠実な御曹司の大佐を上手く演じていました。
でも、本物のロバート・グールド・ショー大佐のほうが素敵です。
ショー大佐の遺体が黒人兵士の遺体と共に穴に投げ込まれていたけれど、軍服で上官って分かるわよネ。砂まみれで気付かなかったのかしら。
何を見ていたんだい、ワザとだよ。54連隊はワーグナー要塞を落とせなかったから遺体を処理していたのは南軍さ。『北軍の軍服を着た黒人は即座に死刑に処す。黒人を率いる白人の指揮官も同様に処す。』って言ってただろう。南軍は戦死した他の北軍将校の遺体は返還したけどショー大佐の遺体だけはそのまま返さなかったそうだよ。
エッエーー! 、 、そうだったの。
ショー大佐の父親は奴隷解放主義者だったから『息子がそのように埋葬されたことを誇りに思う』と言ったそうだよ。
、 、 、
君は、南北戦争の背景とリパブリック讃歌の歌詞を調べてから、もう一度映画を観直したほうが良いと思うよ。
リパブリック讃歌って『お~たまじゃくしは蛙の子~』よネ。
それは、ごんべえさんの赤ちゃんや真ん中通るは中央線と同じ替え歌でしょう。ウィキでちゃんと見てごらん。
内田けんじ監督 2012年
お気に入り度:鉄
ハハハと笑って楽しく観ましたが、最初から最後まで
香川照之は香川照之、堺雅人は堺雅人、広末は広末であって
映画の中の一人の登場人物としてみることが出来なかったです。
俳優さんたちの熱演が目立ち過ぎで
カメラワークも良くなかったと思います。
「運命じゃない人」のように有名でない役者さんを起用したほうが
身近で自然な感じで脚本の面白さを味わえたのにと残念に思いました。
それに香川演じる近藤と堺演じる櫻井は
「運命じゃない人」の宮田君と神田君のような
憎めない愛すべきキャラクターではなかったです。
原題:konyec ガーボル・ロホニ監督 ハンガリー 2007年
お気に入り度:銀
アパートメントに暮らす老夫婦が主役です。
夫は好きな本に囲まれて、妻は鉢植えの草花を手入れして
静かに暮らしておりました。
が、年金が足りなくて、 、
とんでもない行動に出ます。
コメディタッチなので、ツッコミどころ満載で
ウフフと笑いながら見ていると
ハンガリー革命(動乱)時に運命的に恋に落ちた二人の半生は
平穏とは言えなかったことが垣間見えてきます。
そしてお互いに支えあって生きてきたことがしみじみと感じられます。
この二人がとても可愛らしくて素敵なんです。
ラストで思い切りハマって涙をこらえていたら
どんでん返しが付いてました。
このどんでん返しは無いほうが良いんじゃないかと思いましたが
二度目を観たら、どんでん返しのラスト、なかなか良いですネ。
女性警察官のように思わずにっこりしちゃいました♪
邦題にいつも難癖を付けていて、今回もそうしたいところですが
原題の意味がわからないので出来ません。残念ですヮ。
邦題はこの素敵なシーンから付けられたと解釈して、人生に乾杯です
主演:エドワード・ノートン
原題:The Illusionist ニール・バーガー監督 2006年
お気に入り度:銀
映像がとても美しく
ラストの終わり方が良いです♪
見終えて改めてillusionistという題に納得です。
ポール・ジアマッティ演じるウール警部、適役でした。
肉屋の倅に生まれ、出世を望む小市民的な警部ですが
正義感からか、Illusionistに魅せられたゆえか
最後は頑張りました。
サイドウェイのときは嫌いでしたが、見直しましたヮ。
主演:メリル・ストリープ
原題:THE IRON LADY フィリダ・ロイド監督 2011年
お気に入り度:銀
「あなたは幸せだった?」と
亡き夫の幻影に尋ねる老婦人。
敬虔なメソジストの家に生まれ
オックスフォードで化学を学び
結婚後に弁護士資格を取り
下院議員に当選し
その二十年後、英国初の女性首相となり
在任期間は11年半に及んだマーガレット・サッチャー
夫の遺品の整理を前に
歩んできた道を振り返ります。
「社会というものはない。一個人と家庭があるだけ。」
サッチャーの言葉ですが、ご本人は公人、政治家として生きたと思います。
政治家としておよそ満足のいく半生でありながら
人生の黄昏時を迎えて
支えてくれた亡き夫デニスに問いかけてしまうのです。
Were you happy,Denis?
邦題には毎度ながら文句を垂れたい。
何故「涙」を付け加えたのでしょうか?
天国で鉄の女は抗議してると思います。
原題:Ever After アンディ・テナント監督 1998年
お気に入り度:銅
シンデレラ(Cinder Girl 灰かぶり少女)はおとぎ話でなくて本当にあったお話なのと
ダヴィンチが描いた絵を前にガラスのスリッパーを取り出し
グリム兄弟に高祖母の話を始める老貴婦人。
楽しめました~。ステキなお伽話でした。
父の形見のトマス・モアのユートピアを愛読する賢くて
働き者で優しい少女ダニエル。
行動力もあります。
この灰かぶり少女ダニエルならば
いつまでも幸せに暮らしたと思えます♪
ドリュー・バリモア ダグレイ・スコット
主演:原田知世、大泉洋 三島有起子監督 2011年
お気に入り度:鉄
洞爺湖を一望できる素晴らしい場所にあるカフェのお話でした。
床屋さんの話じゃありませんョ^^。
現実感のない主役の若夫婦に
気持ち悪い郵便屋さんと風変わりで妙なガラス作家さん、
これはファンタジー作品かと思って観ていると
カフェに来る三組のお客さんの悩みは現実的です。
中村嘉葎雄と渡辺美佐子の演技はリアリティに溢れて
素晴らしくて良かったのですが
他の部分で大雑把でちぐはぐな感じがして
この映画の世界に入れませんでした。
始まりの月とマーニの絵本がステキでしたので
もっと良い作品に出来たのにと
とても残念に思う作品でした。
題名にパンが入っていてパンを分け合う幸せを描いていたので
肝心のパンはもっと美味しそうに撮って欲しかったですヮ。
お気に入り度:銀 原題:Le Vieux Fusil ロベール・アンリコ監督 1975年
回想シーンが挿みこまれてなければ
冴えないオジサンが大活躍するダイハードのようですが
詩情溢れる美しい回想シーンから
フィリップ・ノワレ演じるジュリアンの半生が見えてきます。
先妻は若い男のもとへ去り
賢く穏やかな娘と明るく社交的な後妻と母親と共に
戦時下でも仲睦まじく暮らしていた真面目な医師ジュリアンですが、 、
残虐で悲惨な事態に、原題の『古い銃』を持ち出して一人奮闘します。
ラストで、心配する友人に答えるジュリアン、
車の中のこのシーンは秀逸でした。
現実を認識して失ったものに気付くのですね。
映画はトゥールーズに近いシャトー・ブルニケルで撮影されたそうです。
ニューシネマパラダイスの自転車シーン