もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

川村記念美術館

2007年04月29日 | 千葉あっちこっち
あまりに天気が良いのでいつもの3人でちょっとドライブして来ました。
佐倉市にある川村記念美術館は毎年連休中に庭園を無料開放します。
残念ながら今年はツツジがハズレ年でした。フジにはちょっと早かったです。
この美術館はマーク・ロスコの作品を展示したロスコルームで有名です。
以前、ロスコルームに入ったときに「画はどこにあるの?」と言って、笑われてしまいました。
壁紙に見えるんです~^^;)ゞ

マッチポイント

2007年04月26日 | 映画 TV・DVD
 ランク:銀  監督/脚本ウディ・アレン  2005年
”テニスのコードボール。ネットに当たったボールが、向こう側とこちら側のどちらに落ちるか。
勝敗は運命が決め、人生はコントロールできない ”

おー、最後の最後にこう来ましたか。うーん、おもしろかったです。
途中ありきたりな展開と見せておいて、最後まで観るとマッチポイントという題名や映画の始まりのコードボールの講釈が活きてきて、見事な構成に唸ってしまいました。
マッチポイント、いったい誰と誰の試合だったのでしょうか、どちらが勝者になったのでしょうか。
アイルランド出身の腕一本のテニス選手クリスが、英国の上流階級の娘クロエと出会います。場所はコヴェントガーデンのロイヤルオペラハウスのボックス席、演目はヴェルディの「椿姫」、クロエの眼は舞台ではなく後ろにいるクリスへ向けられます。この時、舞台ではアルフレードがヴィオレッタに恋心を歌っています。他にもヴェルディの「トロヴァトーレ」「リゴレット」「オテロ」、ビゼーの「真珠採り」、ロッシーニの「ウィリアム・テル」から名曲の数々が場面に応じて使われています。エンリコ・カルーソの歌声です。ホセ・クーラやリチートラなど最近のものしか聴いたことがなかったので古いレコード盤の持つ魅力を知りました。エンリコ・カルーソはナポリの貧しい労働者出身で美声一つで世界を制した方だそうです。この映画の主役クリスに通じるものがありますネ。
指輪が欄干に当たり跳ね返ったのに気付かないクリス、不運かと思わせておいて最後のどんでん返しの強運。マッチポイントを制したように見えるクリスですが笑顔はありません。
映画の始まりにも終わりにもドニゼッティ「愛の妙薬」の"人知れぬ涙"が使われていました。"人知れぬ涙"をこの映画の鍵と捉えて人知れぬ涙を流したのは誰かと考えると、夫の浮気に気付かぬはずはないと思うのでクロエではないかと思います。赤ちゃんも授かったクロエがマッチポイントを取ったんじゃないでしょうか。
マッチポイントの結果はどうであれ、運が人生を支配するとしたら、どういう環境に産まれ落ちるか、まずこれが人生最大の決め手でしょう。人生はコントロールできない。はぁー、我が身を振り返ってしまいました。

この映画、さすが強迫性障害を持つアレン監督と思わせるくらいに細かいところまで神経が行き届いていていろいろな面から楽しめました。
何と言っても金持ちのキャビアネタ、タイタニックでも出てきてましたね。ワインのほうは下戸なので分かりませんが、キャビアブリニ、夢に見そうです^^。いつもイクラ食パンで代用している私にはクリスが上流層に惹かれるのが痛いほど分かるってもんです^^。トムさんのセーター、カシミアと思いきやビクーニャなんですネ。
日本ネタ、、、なんだかちょっとバカにされてるようで、感じ悪かったです。
日本といえば殺されたお婆さんの部屋に古伊万里の模造品がありましたね。ちょっと高価な感じがするし陶磁器なので割れる怖さがあり、あの場面の緊張感を盛り上げるのに良い小品でした。
クリスが読んでいたドストエフスキーの「罪と罰」、クリスはケンブリッジの文学手引書を引用しクロエの父親にドストエフスキーの講釈を垂れて株を上げますが、実は「罪と罰」を自分の完全犯罪のヒントに使うような男です。犯行直後に多少動揺したり悪い夢を見たりしますが、どう見ても自首するとは思われません。ただちょっと気になったのが、新居にあった大きな男の顔の画。暗い画で新居の明るくスッキリとした雰囲気にそぐわないこと甚だしいです。いったい誰が描いた何という画でしょうか。アレン監督が拘って選んだ一枚でしょうから、何か意味がありそうで気になりました。
刑事役で出てきたジェームス・ネスビット、とぼけた感じは「ウェイクアップ!ネッド」の豚飼いのフィン役の時と同じで、出てきただけで嬉しくなっちゃいました。

(追記) マッチポイント、この1点で勝敗が決まるわけではないのですネ。デュースに持ち込む、これを忘れていました。映画を観たあと、誰が勝者になったのだろうかばかりを考えて何だかモヤモヤしてたのですが、ゴウ先生の映画評を読んで分かりスッキリしました~。人生はマッチポイントの取り合い、デュースへ持ち込み合いの応酬で続いていくんですね。アレン監督、さすがです♪

ディズニーシー

2007年04月25日 | 千葉あっちこっち
千葉県に住んでいるのに初めてのディズニーシーでした。
人気のアトラクションはファストパスという予約を取ると効率的とディズニーパスポートを持っている知人からのアドバイス受けて混雑を覚悟して行ったのですが、今日は小雨が降ったり止んだりのお天気だったせいか空いていて、どのアトラクションも全て待ち時間ナシでした。
気に入ったアトラクションはセンター・オブ・ジアースというジェットコースター、地底の中の光るキノコや輝く水晶などの間をガタガタと通り抜けると真っ暗闇を急上昇します。前方に明かりが見え、やっと外に出られ急上昇も終わるかと思ったら、オー!!今度は急降下!落ちるーーー!!! 怖かったですが、なんか吹っ切れた感じがして爽快でした。
ジェットコースターはスゴイのは苦手なのですが、程良いものはたまに乗りたくなります。急降下の時に抵抗しないで積極的に落ちていくつもりで乗ろうと思うのですが、いざとなると全身に力が入ってしまい落ちる感覚をなかなか楽しめませんネ。
シーはランド同様、園内に小さなゴミさえ一つも落ちてません。霧雨で濡れたベンチは常に拭いて廻っていて座れる状態にしてあります。地面もスポンジモップで拭いているので水溜りもありません。掃除の人もポップコーン売りの人も道を聞くときちんと答えてくれます。従業員教育が行き届いていて感心します。小さなお子さんがいる方は本当に安心して楽しめる遊園地だと思ったクタビレ気味の大人三人でした。歩きました~。

LIMIT OF LOVE 海猿

2007年04月22日 | 映画 TV・DVD
 ランク:鉄     羽住英一郎監督 2006年
座礁したフェリーに残された乗客2人と海上保安官2人。
他の600人以上の乗客と乗組員は先に無事避難した。
となれば、残された4人のうち誰が助かるのかと思いながら最後まで観てしまいました。
前作「海猿」は観てませんが軽そうな作品なので、
2人の乗客の方が死んじゃうことはまず無いと踏みました。
海保官二人共か、どちらか一人か。
二人共の場合はもちろん先に脇役の海保官、これは爆発事故かなんかで。
そして主役はラスト近くに自らを犠牲にして乗客を助ける。
助かったことを喜ぶ乗客達と涙に暗れる彼女、これで決まりかな。
でもどちらか一人なら、どっちかな、どっちだどっちだと観ていたら、
はぁ~、4人全員無事でした。良かったですね~。ハイ、良かった、ヨカッタ。
ベタで類型的な場面が多かったですが、主役の伊藤英明さんと加藤あいさんが爽やかなので救われました。


津知家の最中

2007年04月21日 | 千葉あっちこっち
お天気が良いので大多喜へドライブ。
目的は津知家(つちや)さんの十万石最中。
最中はあまり好きではありませんが、これは美味しいです。
添加物無しで甘さ控えめ、最中の皮も香ばしくてとっても美味しいです。
この大きさと美味しさで6個入りが一箱750円って、驚きです。
ここの瓦煎餅がまた美味しい。
瓦煎餅もあまり好きではないのですが、ここのは別格、美味しいです♪
大多喜のバイパス沿いにある十万石○○という大きなお店は津知家さんとは無関係だそうです




二重スパイ

2007年04月21日 | 映画 TV・DVD
 ランク:鉄  キム・ヒョンジョン監督 2003年  主演ハン・ソッキュ
あらすじは、北のスパイが南へ偽装亡命しますがバレそうになり北からの信用も失い女とブラジルへ逃げるが殺されてしまうという話です。
が、分かりにくいところが多かったです。
まず、あの医者と彼女は雨の中を何処へ向かっていたのでしょうか、
どうしてあのオバサンを殺さなくてはいけなかったのでしょうか、
家人が自転車で通報に行ったのならばオバサンをヤッちゃうのは余計に拙くないでしょうか、
最後にピストルで撃ったブラジル人の青年はどっちから頼まれたんでしょうか。
北の刺客ならば二人共制裁するでしょうから南の刺客ということでしょうか。
それとも映画では描いていませんでしたが妊娠していた彼女も殺されちゃうのでしょうか。異国の地で生活能力無さそうで心配でした。
分からないことが多くて不満が残りますが、スパイとして徹底的に教育され個人としての感情を持たない主役に、これぞスパイと思わせるリアリティーがあり、拷問の場面も含めて怖い作品でした。
ラストのリオデジャネイロのアパートは高台にあり海が見渡せるところで、港の下働きであんな素敵なアパートに住めるならば、老後はブラジル移住も悪くないかも(^。^)ゞ


殺人の追憶

2007年04月20日 | 映画 TV・DVD
 ランク:銅   ポン・ジュノ監督 2003年
 えっ、これで終わりなのか。
 実際におきた未解決殺人事件を元にしているんだから、映画も未解決で終わるんじゃないの。
 そうかー。しかしどこまでが事実なのかな? 
 ホント、韓国の田舎警察ってあんなにひどかったのかしら。フィクション、かなり入ってる?
 いや、あんな感じだったんじゃないかな。今の日本の警察だってたいして変わらんじゃないの。
 そーだわね、冤罪で取調べを受けた人の話を聞くとヒドイものね。サリン事件の河野さん、可哀そうよね。あの時はマスコミも悪かったわよね。 アレ、何の話してたんだっけ?
 韓国の殺人事件だろー。
 そーそー、こんな酷い猟奇的強姦殺人が10件も起きて犯人が捕まらないなんて。恐ろしいわー。
 確かに恐ろしい事件だし未解決だし暗くて重い映画だったけど、この監督の作品はなんかユーモアがあるなー。
 そうそう、それってソン・ガンホさんが上手いんからちゃう?
 あれだけバカで暴力的な役なのに憎めないというか惹きつけるものがあったものな。ソウルから派遣された若くて頭の良い刑事はどんどん消耗して暗くなっちゃって損な役だったな。
 事件モノは最後は解決して終わりにして欲しいねー。
 うん、40年も前の米映画「夜の大捜査線」も捜査がなかなか捗らないし当時のアメリカの社会を映し出していて暑苦しく重い映画だったけど、最後は解決して爽やかに終わるんだ。あーいうのがイイな。
 うん、あれは傑作だったわー。なんと言ってもシドニー・ポワチエがカッコイイ!!均整の取れた後姿、思い出すだけでウットリしちゃうわ~。
 確かに上等なスーツをバリッと憎らしいくらい決めてたな。ポワチエだけじゃなく白人の田舎警察署長も適役だったしストーリーも完璧よ。それに比べるとこの殺人の追憶はちょっと落ちるな。
 うん、でもなんか魅力のある映画よね。なんてったてソンさんよ。ソン・ガンホさんの魅力よ。
 ソンなにいいか。ガンモドキみたいな顔してるオヤジが。
 ウフフ、シドニー・ポワチエとソン・ガンホを足して2で割ってマイナス20点するとアナタかな。
 う~~ん、褒められてるんだか貶されてるんだか、、、マイナス20点って何だ?


銀嶺の果て

2007年04月20日 | 映画 TV・DVD
 お気に入り度:銀  谷口千吉監督 1947年
黒澤明脚本、三船敏郎デビュー作、主演は志村喬、音楽は「ゴジラ」の伊福部昭。
まことに黒澤監督らしい脚本。志村喬は刑事役かと思ったら、ウナギイヌそっくりで冴えない犯人役、上手いです。三船は脇役ですが最初から輝いています。音楽はフォスターの「ケンタッキーの我が家」が効果的に使われていました。
確かに、もし黒澤が撮っていたら全体のテンポも良くなり、もっとスッキリしていたと思います。ラストで女の子がハチミツの湯飲みを差し出したりレコードを掛けたりとベタな感じがしますが、これはこれでいいと思ってしまいました。モノクロ画面の雪山の荘厳な美しさに圧倒されました。雪山をこれほど美しく撮った映画は初めてでした。


宋家の三姉妹

2007年04月15日 | 映画 TV・DVD
        靄齢と孔祥煕   慶齢と孫文  美齢と蒋介石
 ランク:鉄  1997年
アメリカで学び、激動の中国でそれぞれの道を歩んだ三姉妹が華麗に描かれていましたが、焦点を絞っていないので感動することはなかったです。歴史を知りたいのならば、NHKのドキュメンタリーのほうが詳しく分かりやすく面白いです。
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3人の父、宋耀如は、アメリカで苦学をしながらバンダービルト大学の神学部を出て牧師となり、帰国し聖書の印刷・出版で財を築いた。その財を活かして、3男3女をすべてアメリカに留学させる。
長女・靄齢(あいれい)は、孔子の75代末裔を名乗る財閥の御曹司孔祥煕(こうしょうき)と横浜で結婚。孔祥煕はのちに国民党南京政府の財政部長(大蔵大臣)に就任する。
次女・慶齢は、孫文と結婚。当時、孫文は東京に亡命中のため日本で挙式をあげるが、孫文は中国に妻子がいた。慶齢22歳、孫文49歳。
三女・美齢(びれい)は1927年、蒋介石と結婚。宋家とつながりをもちたい蒋介石の政略結婚。
中国は帝政から共和政体、袁世凱の帝政、南北分裂、国共合作と崩壊、日本軍の侵略、ふたたび内戦へと激動する中、慶齢は国民党左派として、中国の左傾化の促進にむけて活動する。美齢は得意の英語を活かしファーストレディとして外交にたちまわり、米国の蒋介石支援を支える。そして共産党が実権をとるにいたり、慶齢は中央人民政府の副主席となる。そして1949年10月1日、天安門上に毛沢東とならんで立つ慶齢を、美齢はニューヨーク郊外の靄齢の屋敷で見ることとなる。
慶齢は文革中には国民党総裁蒋介石の義理の姉という理由で迫害も受けたが、晩年には共産党から国家名誉主席の地位を与えられ、上海郊外の万国墓地に両親とともに眠っている。
一方、大陸から「人民の敵」とされた美齢は、台湾で「大陸反抗」の機会を望んだ。しかしその台湾も本省人の李登輝が総統になるなど情勢は変化し、台湾人の台湾になりつつある。1991年ニューヨークへ移った美齢は、2003年アメリカで逝去。103歳。106歳という説も有り。
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宋耀如氏には三男三女が居たそうなので、宋家の三兄弟のほうはどうなったんでしょうか。影薄いですね~。映画出来ないでしょうか。


火火

2007年04月13日 | 映画 TV・DVD
        ↑神山清子(こうやまきよこ)さんと作品

 ランク:銅   高橋伴明監督 2004年
このくらいキツイ性格でないと何かを成し遂げることは出来ないのかなあと思いながら観ました。あとで本人の写真を拝見し、温厚な感じのオバサンだったので驚きました。早速、骨髄バンクへドナー登録しようと思い調べてみたら、いろいろな制限があるんですね。

『先の長くない息子に向かって「もうアカンのうちゃうか」などと酷いことを言いますが実際の神山さんはそんな酷いことを言う人ではありません。』と、高橋監督がインタビューの中で答えていました。映画の中の神山さんは監督の創作が半分入っているんですね。何だかホッとしました。試写を観た後の神山さんの感想↓を読んで、再び泣きました。
『命の火が消えるまで頑張った息子と私の半生は、幸と不幸で誰にでも起こりうる事であろう。真実を伝えて自分をもう一度見つめ直したかった。人間必ず迎える事である老いと死を自分自身が強く生きるために…。
映画は永遠に残る。愛する賢一と共に映像の中へ生き続ける事が出来る事への喜びを全身で感じている。』


南の島のティオ

2007年04月12日 | 
 池澤夏樹著   
南の島のティオ君にまつわる十の短編集でした。最初のお話「絵はがき屋さん」がとてもよく出来ていたので、これを物語の軸にしてその他の短編をエピソードとして組み込んだ長編小説にしたほうがお話に膨らみが出て良かったんじゃないかなあ。と勝手なことを言い放題(^。^*)ゞ
池澤さんが星の王子様の新訳本を出しているので読んでみたいのですが近くの図書館に置いてない、残念です。本は買って読むんでなく、読んでから買う私です。
池澤さん、福永武彦さんの息子だったとは、血は争えないですネ。


そうじ力

2007年04月11日 | 
 3日で運が良くなる「そうじ力」  そうじ力研究会代表 舛田光洋著
知人が処分すると言うので貰ってきた本です。
最初のほうはチョット胡散臭いと思いながら読んでいたのですが、一度は読んで良かったです。この本は要らない物は捨てろ捨てろと書いてあります。捨てることを経験すると、モノを買うことに慎重になり良く吟味して買うようになるのだそうです。一番気に入ったところを紹介します。
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「この服、今は着られないけどいつか痩せた時のために取っておこう。」
しかし、実際には「いつかは来ない」のです。「痩せたら着よう」と思っている人は痩せていない自分を認めることが出来ないだけです。本当の自分はもっときれいなはずと言う幻想に逃げ込んでいるのです。
もうそんなことは止めましょう。服を捨てることで現状を受け入れ未来に向かって歩き出す勇気が持てるはずです。
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ハハハ、二十年も前の入らない服は捨てますわ。


トンネル

2007年04月10日 | 映画 TV・DVD
 ランク:銅  ローランド・ズゾ・リヒター監督 2001年
この映画は実話を元にしているそうですが、非常に緊張感があって下手なサスペンス映画よりドキドキします。
主役の水泳選手の妹役アレクサンドラ・マリア・ララがラファエロの聖母のように美しいです。どこかで見たようなと思っていたら、ヒトラー~最期の12日間~の秘書役の女優さん(上の写真)でした。あの時は美しい人だと思わなかったのですが。

リヒター監督の「ドレスデン、運命の日」がもうすぐ公開されるそうです。


エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画

2007年04月09日 | 映画 TV・DVD
 ランク:鉄   原題 SERVING SARA  2002年
つまらないドタバタコメディだったけれど最後まで観てしまったのは、離婚手続きが州によって大きな違いがあるというアメリカのお国事情に興味を惹かれてでした。離婚通知を先に渡したほうの州で、そこの州法に則り離婚調停がされるらしい。大富豪夫人サラの取り分はニューヨーク州だと半分ですがテキサス州だとゼロ。で、先に渡すために重要通知を配達する商売が存在するらしい。本当なのかしらん。
この映画、邦題が冠している女優さんでなく別の女優さんだったらけっこう面白いコメディ映画になってたかも。やっぱキャメロン・ディアスかな~。


ホリデイ

2007年04月08日 | 映画館
 お気に入り度:銅 原題 THE HOLIDAY ナンシー・メイヤーズ監督 2006年
おー、とても素敵なラブコメでした。映画の最初でニュー・シネマ・パラダイスの曲が流れた時から涙腺のネジが飛んでしまい泣きっぱなしで、涙を流しながら何度も笑ってしまいました。
陽光輝くLAのプール付き大豪邸と、雪降るロンドン郊外の可愛いコテージ、どちらも女の子が憧れる家です。オバサンも然り。この二つの素敵なお家を背景に素敵な曲が流れ、素敵なファッションの女優二人が恋愛に心を揺らすとなれば、夢を見ているようでした。キャメロン・ディアスの皺とジュード・ロウの額を見たときは現実的な時の流れを感じてしまいましたが。
映画ネタ多かったですね。レンタル店でダスティン・ホフマン。授賞式でケイトとジャックの後ろの席にいた人はスピルバーグ監督だったような、、。ケイト・ウィンスレットはアイリス役は2度目ですネ。

キャサリン・ヘップバーンとケーリー・グラント共演のHOLIDAY:邦題「素晴しき休日」という1938年製作の映画があるんですね、見てみたいです。HOLIDAYつながりで、オードリー・ヘップバーンのROMAN HOLIDAYも素敵な御伽話でした。