もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

リトル・イタリーの恋

2008年04月08日 | 映画 TV・DVD
 お気に入り度:銀  ジャン・サルディ監督 2003年
(原題)LOVE'S BROTHER
いい映画でした。ストーリーはありふれていて先が読めてしまいますが、登場人物を丁寧に描いているので、出てくる人たち全ての気持ちが分かり共感できました。
たった一枚の写真から恋心を募らせて遠いイタリアから遥々海を渡ってオーストラリアへ嫁いでくる娘を演じているアメリア・ワーナーが美しいです。兄を演じたジョヴァンニ・リビシの過剰なほどの内気な演技と村人たちの陽気でお節介な様子など温かなユーモアに溢れていました。壁に描かれたイタリアの青い海の絵、何年、何十年?ぶりに飲むエスプレッソコーヒー、髪を染めていた弟のガールフレンド、移民の苦労や望郷の思いがさり気なく織り込まれていて、しみじみと心に残るラブコメでした。

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