もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

馬の詩

2011年01月22日 | 映画 TV・DVD

お気に入り度:銀   黒澤明監修ドキュメンタリー 1971年

 祖父  馬と人間のつながりはずいぶん古くて長い。
   孫  人間を乗せたり、、 荷車を曳いたり。
 祖父  そう、その馬が少なくなってきた。
   孫  どうして?
 祖父  どうしてか分かるかい?
   孫  機械!
 祖父  うん、馬が人の役に立たなくなってきたんだ。役に立たないものは滅んでゆくんだよ。
   孫  馬はいなくなっちゃうの?
 祖父  いいや。
  (競馬場で馬が疾走する姿が映る)
 祖父  馬はここに残っている。サラブレッドは走るためだけに作られたんだ。

このあと、馬の出産に始まり、お祖父さんと孫の心温まる会話でサラブレッドの一生が描かれてゆきます。馬を愛している監督が撮った馬讃歌でした。

 

再放送は、日本映画専門チャンネルで1月31日21時~  


葉ボタン

2011年01月16日 | 庭・菜園

昨年11月に植えた葉ボタンは

 


昨日は、霜のレースを装い、

 



今朝は雪の綿帽子を被っていましたョ。

 

 

 

  

 

ハムスターみたいに見えますが、ウサギ、、 雪うさぎのつもりです。

耳は南天の葉でなく、
槇の葉を使ったほうが良かったわねェ

 

 

(追記) 次の日、南天の実は地面に転がり、
葉っぱの耳がかろうじてくっ付いている汚い雪玉になっていました。
雪が積もると嬉しくて雪だるまや雪うさぎを作っちゃうけど
溶けると何だか無常感が漂って 、 、   


ホキ美術館

2011年01月03日 | 千葉あっちこっち

2ヶ月前にオープンしたホキ美術館へ行ってきました。
外観は小さな美術館ですが、建物がとても斬新で良く出来ていて
3層になっている細長い回廊を巡りながら多くの作品を観られるようになっていました。
写実絵画の美術館と聞いていたので
わざわざ描かなくても、写真で撮れば良いじゃん
などと、最初に思っていた私は浅はかでした。
観ていくうちに、物の存在を見抜こうとする画家の目線を感じ、
作品に費やされたであろう膨大な時間とエネルギーに圧倒されました。
写真と見紛うばかりの人物の肌や皺、髪の毛、
そしてビーズやレース、布などの物の質感に驚きの連続でした。
もう一度観に行きたい、と 強く思う美術館でした。

 

写真ではないんです↓。五味文彦氏の作品の一部です。

(館内は撮影禁止でしたのでネットで拾ったものです)


帰ってきて美術館のHPを見たら、
一緒に行った知人が出口を尋ねたオジサンは
館長の保木氏、東証一部上場企業ホギメディカル会長さんでしたヮ。