もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

ロシア5泊7日 (3)

2013年11月03日 | 雑記

終日エルミタージュ観光の日に、午後からツアーを離れて
マリインスキー劇場へオペラを観に行きました。
ツアーを離れる前に、全て自己責任ということと
何かあったときはその後のツアーの権利を全て放棄するという誓約書にサインしました。
チケットは日本でネットで取っておきました。

エルミタージュからマリインスキーまでは歩いて30分くらいで
途中、イサク聖堂に寄りました。
ミュージアムになっているので入場料を払って入ります。

 

 





イサク聖堂は高さ100mを超える大きな聖堂で金色の大きなドームは目立ちます。
ドストエフスキーの『罪と罰』の中で
ラスコーリニコフの部屋からこのドームが見える設定になっているそうです。
数十年前に読みましたがまったく記憶にありませんヮ。
ドームの上のさらに細く立っている一番高いところに
ノアの箱舟の洪水の終わりを知らせる白い鳩が描かれていました。
オリーブの枝を持っているようですが100m先なのでよく見えません。



イサク聖堂のドーム部分の展望台へは別料金で入れるのですが
エルミタージュ美術館で疲れてしまったオットが
200段は登れても下りられそうもないと言うので
残念ながら行きませんでした。
モイカ川沿いを歩いて
ラスプーチンが暗殺されたユスポフ宮殿の横を通って
マリインスキー劇場に着きました。
グリンキ通りを挟んで反対側にはサンクトペテルブルグ音楽院があり
向かって右側にミハイル・グリンカ
左側にリムスキー・コルサコフの銅像が建ってました。



小さな運河を挟んで、緑色のマリインスキー劇場と
今年オープンしたガラス張りの新館、マリインスキーⅡが建っています。

Ⅱは四角いところしか写っていませんが、上のほうはステキなガラス張りです。

 

オペラの演目はR・シュトラウスの「影のない女」。
席は2階バルコニーの舞台に近い右側で日本円にして3800円くらいでした。
写真は上演中は禁止ですが、幕が下りているときはOKでした。
コートはクロークに預けないと席に着けませんでした。


「影のない女」は観たことがないオペラでしたし
ドイツ語で演じられ、電光掲示板に出る訳はロシア語でしたので
細かいことはさっぱり分からなかったのですが
おとぎ話と現実の世界を行ったり来たりする構成と
シュトラウスの美しい曲でとても楽しめました。
18時開演、4時間20分の上演なので終わるのは22時半くらいです。
マリインスキー劇場から一番近い地下鉄まで20分ほど歩くので
初めての街で安全を考えて
2幕が終わった21時過ぎに劇場を出ました。
2幕の終わりは手前の薄い透けてみえるスクリーンに
大波が打ち寄せた後に炎に包まれる映像で幕が下り
ラストの3幕目でどうなるのか期待させる終わり方でしたので
心残りでしたがマリインスキーを出て地下鉄へ向かいました。
通りは明るくてレストランやカフェがあり人通りもあり
これなら最後まで見ても大丈夫だったと
残念に思いながら歩きました。
地下鉄サドヴァヤ駅のあるセンナヤ広場は、『罪と罰』の中で
あなたが汚した大地に接吻しなさいというソーニャの言葉に従って
ラスコーリニコフが自首を決意した場所だそうです。
サドヴァヤ駅のホームを通り抜けてセンナヤプロシャジ駅へ行き
地下鉄2号線でホテルのあるモスコフスキーヴァロータ駅へ帰りました。
地下鉄の車両が古いもので驚きました。
日本では鉄道博物館に展示されていそうでしたョ。


マリインスキーの中にはカフェがいくつかあって
↓写真は中くらいのカフェです。

簡単な立ち飲みの売店と
真っ白なテーブルクロスがかかったステキなカフェもありました。
ほろ酔いでもしもスリにあったらツアー放棄になってしまうのが怖くて
シャンパンは飲めませんでしたヮ


 

 



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