mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

黄龍~息を呑む絶景

2011-06-05 22:50:26 | 旅行

   

約4時間遅れで飛行機は「九寨黄龍空港」に到着しました。 外に出たとたん、「ん?」何だか眩暈がして息苦しい感じです。
夫も「少し気分が悪いなぁ!」 ここは標高3448m余りもある高地。「天国に一番近い・・・」って感じです。

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1;空港から外に出ると、沢山のタクシーが待っていて客引きをしています。
大体がツアーで来るので、路線バスは通っていないようです。  取り敢えず、料金交渉を始めます。

夫の計画では空港→川主寺まで行きホテルを確保→黄龍観光の予定でしたが、運転手さんはこのまま黄龍観光に行き、宿泊は明日観光予定の九寨沟にした方がよい、宿泊先も自分が手頃なホテルを予約しておくからと言い、全部で800元で良いとの事。
何とも面倒見の良い運転手さんで、初めは少し疑っていましたが、「まあ、乗ってみるか!」と言う気分になり運転手に全てお任せしました。

2;この辺はチベット族の住む町で雰囲気が少し違います

3;高山病予防にと薬局に連れて行かれ、アンプルを3本も飲まされました。

 

私は九寨沟の知識だけしかなかったのですが、黄龍は九寨沟に増して素晴らしい所でしたこちら



初めはこの様なのどかな風景を見ながらのドライブでしたが・・・



私達が向かっているのはあの白く雪を頂いた山!?



ひゃ~!凄い! 初めて経験する景色です。



運転手さんが車を停めたのは標高4007mの場所。 薬の効果があったのか気分は良好です!

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周りには色んな記念日がありました。
1;毛沢東の書いた詩「雪宝鼎」の碑の前で運転者さんと記念写真。
2;チベット族の作った宗教的な碑
3;「南無阿弥陀仏」と彫られた石碑もありました。


 

私達は運転手さんのアドバイスで左手の山の尾根にあるロープウエイで一気に登り、遊歩道(夫の左手上)を歩いて下りてきます。(彼の話では若者で3時間、私たちだと3,4時間はかかるかもしれないとの事です)

遊歩道の周りには石楠花の原始林が続いています。  日本で見るものと違って、丈が高く花が小さいようでしたが、花を愛でながら歩くのはとても気分が良いものです。
他にも高山植物?の花がいろいろ咲いていたのでシャッターを切ったのですが、何故か綺麗に撮れていませんでしたので割愛します。



夫は遊歩道に伸びた木から気を頂くのだと、しきりに木から気を取り込もうとしています。

 

生憎、陽も暮れかかっていて、天気も悪く本来の美しさを見ることは出来ませんでしたが、それでも今までに見たことの無い絶景に心が弾みました。
NHKで放送された黄龍をご覧下さい。

    





とうとう雨が降り出してしまいました。  途中で出会った台湾ツアーの日本語の堪能なガイドさんと色んな話をしながら下りました。
彼が「此処で記念写真をとらなくちゃ!」と、シャッターをおしてくれました。



本来なら水が溜っていて綺麗なのでしょうが、水枯れ? でもとても不思議な光景です!



石の上を水が流れています。  暑くなったら子供達はこの中に入って遊びたがるのではないかな!?
世界遺産だから駄目でしょうね。

少し下流には水が少しありました。  観光スポットになっているようで展望台も設えてあります。
お天気がよければもっと素晴らしい色彩の光景が観られたのでしょうね!


嬉しい出逢い!
 

階段の一番下の黄色い線の右の柱の影にリスが居ます! 判りますか?

 



3時間かからずに下山できました。 運転手さんに「若者並みの元気ですね!」と褒めていただきました。
整備された遊歩道がとても歩きやすく、心配していた足も何ともありませんでした。

親切な運転手さんのお蔭で、ロープウエイ降りて五彩池辺りまでを散策し、標高3858mから3080m片道3.8kmの道程を途中で酸素を必要とすることもなく、楽しく歩き通すことができ感謝です。
飛行機が遅れず、お天気の良かった午前中に歩けてたら、もっとゆっくりこの景色を堪能できてよかっただろうと少し残念でもありました。

 



放牧された馬、他にもヤギや羊も居ました。



雨が上がり、山に雲がかかっています。 来る時とは又違った風景に「わぁ!」



沈みかけた夕陽の美しさに感激!(時間はすでに20時です)  これから2時間かけて九寨沟に向かいます。

 


中国の不思議~病院

2011-06-05 20:38:02 | 中国の不思議

中国人の友人Lさんが病院に連れて行ってくれました。

今日は日曜日なんだけど・・・?  休診ではないのでしょうか、大勢の患者がいます。

受診の手続きも全てLさんにお任せで・・・。(パスポートを持参するのを忘れたのに気づき慌てましたが、必要ないとの事???)

一般受付に行くと、救急の方に回るように言われます。

救急の外科診療室には一人の医師がいて、診察をしています。


不思議①~受付も無く、看護士も一人もいません。  勝手に入って行き、医師に状況を告げます。
レントゲを撮ってくるように言われ放射線科に行きます。

不思議②~レントゲン室に行く前に、会計に行き料金を払わないといけません。
30分待った後、レントゲン写真を持って医師の元にいきます。

不思議③~レントゲンを見せての説明は無しで、医師はやはり骨が折れているのいるので、薬を買ってくるようにと処方箋を書いてくれます。 
再度会計に行き、薬の料金を払い薬を貰います。

不思議④~医師は付き添いのLさんと夫に外で私の足に塗って来るように指示をします。
塗り終えた後、医師の元にいくと、ベッドに寝るように指示され、医師の手で固定作業をしてくれます。
その時の補助も夫がやらされているようでした。

不思議⑤~松葉杖を貸してもらえないかと言うと、薬局に行って自分で買いなさいと言われます。
Lさんと夫は車椅子に乗った私を連れて、病院裏の薬局へ行きます(案外遠かった!)

今日行った病院は前学期同学が入院して見舞いに行ったことのある青島市市立医院です。
青島市の中でも近代的な病院として有名ですが、日本と比べると???が一杯です。 
レストランやマーケットなどはこんなに従業員が必要なの?と思うほど溢れているのですが、中国は看護士不足でしょうか?

これで総額487.5元(6000円弱)の治療(松葉杖代130元を含む)です。

保険もないし、もっと高額になるのかと思っていましたが案外安くて助かりました。


嬉しいこともありました。 タクシーで病院について、Lさんが車椅子を借りに言っている間少しずつ歩いていました。
すると、一人の中年の中国人女性が近寄ってきて、「私が背負っていってあげるから・・」と言います。 大丈夫ですと言っても、遠慮していると思ったのかしつこく(失礼)言ってきます。 夫がついているのに・・・おじいさんだから背負えないと思われたのでしょうか?
「いま、車椅子を借りに行っているので大丈夫です!」と言うと、納得して去っていかれました。(ありがとう!)

帰りに乗ったタクシーの運転手さん。  私の足を心配してわざわざ運転手席から降りてきてドアを開けてくれたり、何かと気を使ってくれます。
宿舎に到着し、私がぎこちなく松葉杖をついて歩いて行くのを心配そうに見送ってくれました。

 

帰りに渡されたカルテ?のようなもの。中には私の病状がドイツ語でも英語でもなく普通人には読めないような中国語で書かれています。
薬は上が固定する前に塗らされたもの、下は1週間分の消炎鎮痛剤(漢方)です。

暫くお世話になる松葉杖。 慣れるのに時間がかかりそうです。

 現在の私の右足(巻き方ちょっと荒っぽいでしょう!?)