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体感する宇宙

2014年05月07日 | ★☆☆☆☆
『体感する宇宙 』
竹内 薫 (著), あらゐ けいいち (イラスト)

 
エンターブレイン (発行) 角川ホールディングス (発売)
B6判、ソフトカバー、200ページ
2014/04/22発行
ISBN-13 978-4-04-729562-9
NDC分類: 440.4

定価 :1,296円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
「ブラックホール」「ビッグバン」「ニュートリノ」…誰でも一度は聞いたことがある、宇宙の話によく出てくる名前。だけど…それってものすごく遠くで起こっていることの話でしょ?“それを知ったからっていったい何になるの?”そんなあなたの日常に、今、宇宙が舞い降りる!前代未聞の体感型宇宙雑学本!!全30項目。

 内容(下記出版社の紹介ページより)
今回は宇宙を体感できる本の登場です。宇宙を身近に体感することで、宇宙への理解をより深めていただける1冊です。


はじめに p.03
目次 p.06
1 体感してみよう! p.11
宇宙 p.13
相対論 p.19
磁場 p.25
超新星爆発 p.31
ヒッグス粒子 p.37
(中略)
恒星 p.73
月 p.79
2 もしも○○だったら… p.85
宇宙飛行 p.87
太陽風 p.93
ブラックホール p.99
ホワイトホール p.105
ワームホール p.111
(中略)
宇宙マイクロ波背景放射 p.183
ローレンツ収縮 p.189
column p.195
おわりに p.198
奥付け p.200


萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:(無名のセーラー服少女と動物さんが、全編を通じて登場)。

カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は黒縁つきの薄紫と白。星空に浮かぶ商店街の風景に、45人のナビゲーター少女と10匹の動物さんが集合しているイラスト。。
中表紙:タイトルと著者名のロゴ、動物さんのアイコンを配する。
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組み。
構成・設定: 基本的な宇宙用語30語の解説書。前書『体感する数学』と同じく、日常生活のありふれた状況や行動をキーワードに、それらの用語の概念を「体感」するのが目的。本文は前半12項目の「 〇〇を体感してみよう! 」と、後半18項目の「もしも〇〇だったら? 」に大別される。各項目はいずれも、タイトル(設問)1頁、解答とその解説に2頁、「要するに〇〇とは… 」の概説1頁、「〇〇のおはなし 」こと詳細解説3頁、の計6頁構成で、各項を「体感」するイラストが、タイトルおよび解答の2頁に掲載されている。巻末のコラムは「命名のネーミングセンス」がテーマ。参考文献・索引は附属しない。   


評価:
萌え絵度:  カバーを含めたイラスト担当は前書に続きあらゐけいいちさん。独特のほんわかした絵柄とシュールなキャラクターは、いわゆる萌え絵とは異なる絵柄ではあるが、個人的にはこれでも充分萌えると思う。
テーマ萌え度: 基本的な宇宙用語を、日常行動や意識を通して直観的に理解することを目的とした解説書。本書は筆者の竹内氏の専門分野、宇宙がテーマであるせいか、それとも「数学」より具象性の高い対象であるせいか、前書より実感の理解がしやすかった様に思われる。「日常」をテーマとする本書の挿画担当に『日常』のあらゐけいいちさんを持ってきた編集部の判断は評価できる。


萌え本的意義:  エンターブレイン発行の萌え本としては、
萌え占い 』(05/12)、
(萌える都道府県)もえけん 』(06/02)、
『(萌える参考書シリーズ)もえっと。 [ダイエット篇] 』(06/12)、
ツングリ! (本当はツンデレなグリム童話) 』(07/03)、
男の制服図鑑【完全版】 』(07/05)、
『デジタルでコミックを描いてみよう(~ComicStudio編~) 』(09/04)に次ぎ、
前書『体感する数学 』(13/06)に続く「体感する- 」シリーズ2冊目。
一貫したテーマが皆無だったエンターブレイン発行の萌え本としては初のシリーズ物である。
 宇宙に関する類書としては、
『マンガでわかる宇宙 』(オーム社刊、08/12)、
(ASTRO GIRLS)星座・天文 萌えて覚える宇宙の基本 』(PHP研究所刊、09/06)、
現代萌衛星図鑑(Orbital pretty) 』(三才ブックス刊、09/06)、
(宙のまにまに)天体観察「超」入門(機材ゼロでも大丈夫!) 』(講談社刊、09/08)、
(宇宙の正体は膜だった!?ホーキング博士の奇抜な発想!)最新科学_宇宙論 』(アントレックス刊、09/11)、
『(マンガでわかる)宇宙のしくみと謎 』(池田書店刊、11/01)、
『スペースガールズ 少女宇宙開発全集 』(イカロス出版刊、12/04)、
(まんがと図解でわかる)宇宙論(別冊宝島1935) 』(宝島社刊、13/01)など多数。
 萌え書籍としての総合評価は下記の通り「★ひとつ」としたが、書籍自体の評価はまた別物。


総合萌え度 :★☆☆☆☆


紹介ブログ記事:
★ My favorites  2014年05月04日づけ記事、  
体感する宇宙
http://ameblo.jp/all-my-favorite/entry-11841282503.html
「 笑っちゃうほど、分かりやすいです。
各項目、4ページの説明ですから、飽きることなく、楽しく最後まで読むことが出来ます☆
調子に乗って旦那サマに、学んだことを聞かせてあげたら???ずいぶん飛躍的だと苦笑いされましたが
いいんです
何でも楽しくが一番です♪ 」


著者、竹内薫さんの公式サイト:
竹内薫 Official site
「NEW BOOKS」中に、本書の記載あり。

エンターブレイン紹介ページ
「 超新星爆発/ブラックホール/ヒッグス粒子/銀河/コロナ/ビッグバン/中性子星/宇宙定数/原始星/素粒子/ニュートリノ/ダークマター/重力レンズ/インフレーション/宇宙マイクロ波背景放射/ローレンツ収縮など あらゆる宇宙用語があらゆる日常生活に置き換わっていく、前代未聞の体感型宇宙雑学本!!驚くほど身近な“体感エピソード”で宇宙の本質がわかってしまう! 」


Amazon.co.jp         の紹介頁
honto              の紹介頁
楽天ブックス          の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁
紀伊国屋書店         の紹介頁


付記:
Amazon、楽天、公式サイト上の発売日は04月10日、hontoの取り扱い開始日は09日、その他の発売日は04月との記述が主。