『乙女のMY守護神(わたしのお稲荷さん) 』
月姫 (著), 葦原月狐隊 (監修)
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ミリオン出版 (発行)
A5判、ソフトカバー、144ページ
2011/12/21発行
ISBN-13 978-4-8130-2169-8
NDC分類: 387
定価 :1,470円(税込み)
内容(「BOOK」データベースより)
御利益いっぱいのMY守護神めぐり。あなたとお稲荷さんの相性チェック。ちょい深のウンチクでさらに御利益UP。ぜんぜん怖くない、実はラクチンな神様が稲荷のほんとうのすがた。
内容(下記出版社の紹介ページより)
あなたの願い叶っちゃうよ♪
あなただけのMY稲荷を持てば、人生すべてハッピーになれる!
目次 p.02
(Introduction) p.03
庶民の味方MY守護神にお願いしちゃおう! P.08
私たちにいちばん近い神さまがお稲荷さん p.10
人生のパートナーMY守護神とめぐり合うには? P.12
五行早見表 p.14
効果的にイナれ! ―タイプ別お稲荷さん紹介 p.18
MY守護神・お稲荷さんとつながる魔法の呪文―稲荷心経・稲荷大神秘文 p.21
稲荷大神は、乗り越えられる試練しか与えない!?成長し、より大きな自分になれる!
―乙女の守護神伝説(1)東京・穴守稲荷神社 p.24
次のステージに進むパワーがもらえる!
―乙女の守護神伝説(2)奈良・源九郎稲荷神社 p.28
日本人固有の「自然の中に一時、身を置かせてもらう」という考え方とは? P.32
困難に負けない強い心がほしいあなたはココ!
―乙女の守護神伝説(3)東京・王子稲荷神社・装束稲荷神社 p.34
Let`s イナりんぐ☆ ~イナり寄り道ポイント~ p.40
【コラム】狐と狸の化けくらべ伝説 おさん狐 p.41
【コラム】上から読んでも下から読んでも…稲荷祟りない p.42
[テーマ別] MY守護神めぐり 其の壱 “出世、キャリアアップ” p.44
恋愛成就、安産子宝に女子力向上、包み込むような温もりをくれる、女子達の味方!
―乙女の守護神伝説(4)大阪・信太森葛葉稲荷神社 p.46
著者・月姫とお稲荷さん ~葦原月狐隊~ p.50
(中略)
イナれば必ず、どんよりした気分もアガる! 現状を打破できる強~いパワーをゲット!
―乙女の守護神伝説(7)京都・花山稲荷神社 p.114
全国5万社のお稲荷さんの頂点!
―乙女の守護神伝説(8)京都・伏見稲荷神社 p.118
教えて、お稲荷さん! 参 「素朴な疑問編、お賽銭・お供え編」 p.124
惜しみない愛をを与えてくれる双葉姫
―乙女の守護神伝説(9)京都・双葉姫稲荷神社 p.126
[テーマ別] MY守護神めぐり 其の四 “江戸のお稲荷さん” p.130
【コラム】油揚げの誘惑には勝てない!? 宗旦狐 p.132
かさついた心に潤いを与えてくれるお稲荷さん。きっと自分をもっと好きになれる!
―乙女の守護神伝説(10)栃木・玉藻稲荷神社 p.136
本書を読み解くためのキーワード ☆キャラクター紹介☆ p.140
7回生まれ変わった!? 月姫(著者)の変化 p.142
参考文献、奥付け p.144
萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:本書の著者である「月姫」さんと実際の取材を行った「葦原月狐隊」のちびキャラ「巫女」。
カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は赤。五行の相生相克を現す五角形・五芒星を背景に、ナビゲーター2名のイラスト。
中表紙:メインタイトルと灯明・古銭の写真を配する。
折込ポスター:なし。
本文:本文は縦書き、一段組み(脚注あり)が基本。横書き1段のコーナーも多く、イラストに添った変形配置も各所に見られる。
構成・設定: 巻頭から64頁、113頁から巻末まではカラー、その間はモノクロ印刷。陰陽五行説に添った5項目によるお稲荷さん分類にはじまり、その説にそった「MY稲荷」の見つけ方、お稲荷さんへの正式な参拝法、様々な「乙女の願い」を適えてくれる全国の稲荷神社の紹介、狐に関する伝承や神狐の分類、七曜・九曜・十二直・二十八宿・四大・六曜・十干十二支・二十四節気・五行の解説など、多彩な内容が列挙されている。
各項目は見開き2頁が基本。解説部は写真、図版、イラスト、引き出し線つきの脚注などを多用する。巻末のキーワード紹介は登場キャラクター達の解説。「月姫(著者)の変化」では、本書著者の月姫さんの過去世6代を紹介している。
巻末の参考文献はかなりの分量があるが、索引は付属しない。
評価:
萌え絵度: イラスト担当は市岡一義さん。萌え度はあまり高くない。
テーマ萌え度: 内容はかなり本格的。全国に取材した各地の稲荷神社の紹介や陰陽五行の解説、また稲荷心経や稲荷大神秘文の掲載など高度な記述も多い。ただ各項目があまり脈絡なく並んでいるので体系的な知識を得るには不向き。
萌え本的意義: ミリオン社発行の萌え本としては、多分初の萌え系書籍。
下記のサイト内紹介文にある通り、「稲荷神社」に関する一般向け解説書は他に類をみない。
本書の特徴はなんといっても、著者自身であろう。本書によると太古の昔から「弁財天」「櫛名田姫」「かぐや姫」「玉藻前」「静御前」他と転生を繰り返し、現生では小説家・モデル・ボーカリストとして活動中の御方だそう。
実際のリサーチ・著述は監修の「葦原月狐隊」が行っているようで、著者とされる「月姫」さんは監修役にとどまっているみたい。しかもこの「葦原月狐隊」って月姫さんのサポート隊なんだそうだ。ともかく本書は巻末の「7回生まれ変わった!? 月姫(著者)の変化」を見たとたんに全部持ってかれた感が強く、萌え本かどうかを含めてもうどーでもよくなる。
総合萌え度 :★☆☆☆☆
紹介ブログ記事:
監修担当の「葦原月狐隊」公式サイト:
月姫稲荷 2011年12月15日づけ記事、
『乙女のMY守護神 わたしのお稲荷さん』発行
http://www.inari.jpn.com/
「本書では、「狐の歴史」や「稲荷の歴史」的な学術スタンスではないところで、書籍の世界としては初めて全国の実在のお稲荷さんを独自の観点で取材。また、稲荷五行など、人間関係や人生で悩む人がお稲荷さんの力を有効に活用させてもらうための重要なキーワードも解説しています。」
ミリオン出版 の
紹介ページ:
http://taiyohgroup.jp/index.php/module/Default/action/Detail?item_id=110928001
ほぼ基礎情報のみ。
Amazon.co.jp の
紹介頁
オンライン書店bk1(honto) の
紹介頁
楽天ブックス の
紹介頁
セブンネットショッピング の
紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEB の
紹介頁
付記:
Amazonの発売日は12月15日、公式サイト上の発売日は16日。紀伊国屋の発売日は21日。
背表紙のタイトル表記では、「(願いが叶う!) 乙女のMY守護神 (“私のお稲荷さん”) 」とアバンタイトルが付属する。