『 (まんがでわかる)デザイン思考 』
小田 ビンチ (著/シナリオ), 田村 大 (監修), 坂元 勲 (イラスト)
小学館 (発行)
B6判、ソフトカバー、208ページ
2017/10/25発行
ISBN-13 978-4-09-388576-8
NDC分類: 336.4
定価 :1,296円(税込み)
内容(「TRC MARC」の商品解説より)
0から1を生み出すビジネスプロセス「デザイン思考」。その3つのプロセス「着想」「発案」「実現」のノウハウと活用法を、まんが&解説記事とともに紹介する。
内容(「BOOK」データベースより)
カフェチェーン最悪の赤字店の店長を命じられた3年目社員・三島雄介。デザイン思考に精通する老人の教えを受け、店のイノベーションに立ち向かう。デザイン思考の3つのプロセス「着想」「発案」「実現」を具体的なノウハウ満載で、シミュレーションコミック化!
内容(下記出版社の紹介ページより)
誰でもできるイノベーションの起こし方
本書では、潜在的ニーズを見つける「着想」、アイデアを創造・構築・検証する「発案」、市場に導入する「実現」の3つのプロセスを、わかりやすくシミュレーションコミック化しました。。
目次 p.02
p.04
第1章 創造的覚悟 p.05
解説1 デザイン思考はイノベーションを起こすプロセス p.24
第2章 着想1「潜在的ニーズ」 p.27
解説2 潜在的ニーズを見つけ出すプロセス「着想」 p.46
コラム1 p.52
第3章 着想2「普通を見直す」 p.53
解説3 「観察」を成功させるための心得 p.74
コラム2 p.78
第4章 着想3「カスタマージャーニー」 p.79
解説4 デザイン思考の5つの観察手法 p.100
コラム3 p.106
第5章 発案1「ブレインストーミング」 p.107
解説5 「ブレインストーミング」でアイデアを創造する p.136
第6章 発案1「プロトタイピング」 p.145
解説6 「プロトタイピング」で構築し検証する p.166
コラム4 p.170
第7章 実現「プレゼンテーション」 p.171
解説7 「実現」で市場への導入を成功させる p.192
エピローグ p.196
あとがき p.204
スタッフリスト/参考文献/奥付け p.208
萌え本分類:コミック型。
ナビゲーター:コミック部分の登場人物。カフェチェーンの店長 三島、バイト店員の千絵、常連客の大西、店舗統括部長の柚木、ほか。
カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は白、黒。無地白色の背景にナビゲーター2名のイラスト。
中表紙:白無地の背景に、縦書きのメインタイトルとカフェ制服のナビゲーター2名のイラストを配する。
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組みが基本。登場人物紹介、章末コラム、奥付けページは横書き。
構成・設定: 全ページモノクロ印刷。
全体は本文7章+エピローグの構成で、各章は章扉1頁、18頁から28頁のコミック部分、3頁から9頁の文章解説部、章末コラムからなる。
コミック部分は「カフェチェーンの3年目社員・三島雄介は上司から最悪の赤字店の店長を命じられる。常連客の老人から教えを受けつつ、バイト店員の千絵ととも店舗のイノベーションに立ち向かう三島。果たしてデザイン思考の効果とは、そしてカフェの業績は改善するか?」というストーリーに沿って進行。客の老人(実はデザイン思考で有名な会社社長)がレクチャーする形で、「デザイン思考」の実際が解説されていく。
続く解説部は、主に地の文での補足説明で、コミック中で開示されたデザイン思考のプロセスをよりくわしく論じる。各章のテーマはそれぞれ「デザイン思考とは」「ニーズを見つける着想」「普通を見直す観察」「経験のデザイン化」「ブレインストーミングによる発案」「プロトタイピングによる発案」「実現のためのプレゼンテーション」。章末のコラムは、章内の開設内容を補足する話題が多い。これらの部分では文章内の引用以外、コミックカットの切り出しなどは付属しない。
エピローグは「イノベーションを実現・成功させた三島たちのその後」が描かれるコミック8頁と、監修者の田村大氏によるあとがき「デザイン思考の歴史とその発展」からなる。参考文献は奥付け頁に挿入。索引は付属しない。
評価:
萌え絵度: カバーを含むイラスト担当は坂本勲さん。 絵柄はやや少女漫画よりの劇画風で、萌え度は高くない。
テーマ萌え度:近代アメリカの知的発展を支えた「ロジカル思考」の限界に対するものとして生まれた「デザイン思考」による改革手法の実際とその効果を解説する入門書。創造的な改革の方法論として、現場の観察による着想・それを市場のモノ・サービスに落とし込む発案、実社会に生かすためのプレゼンと3段階について、具体的な手法やその注意点などを解説する。それぞれの内容はかなり豊富であるが、その分各パートが解説漫画に片よりがちでストーリーにやや広がりを欠くのが残念。
萌え本的意義: 小学館発行の萌え本としては、、『 (まんがでわかる)(BAR入門)私をBARに連れてって! 』(17/09)に続き、『 まんがでわかる地方移住(セカンドライフ入門) 』と同月発行の5冊目。
デザイン思考に関する類書は存在しない。NDC分類: 336.4(人間関係・ビジネスマナー)関連の類書としては、
『 (コミックでわかる)相手の脳を支配するヤバ過ぎ心理術 』(KADOKAWA刊、17/02)、
『 (マンガでわかる!)林修の「話し方」の極意 』(宝島社刊、17/02)、
『 (マンガでわかる!)(かならず伝わる)説明の技術 』(宝島社刊、17/02)、
『 お嬢様、「了解です」は上司にNGです。(コミック)(超一流執事のマナー講座) 』(宝島社刊、17/03)、
『 (コミックだからわかる!)(相手の本音を見抜く)仕事の心理術 』(KADOKAWA刊、17/07)、
『 (マンガでわかる!)質問力 』(宝島社刊、17/07)、
『 (マンガでやさしくわかる)部下の育て方 』(JMAM刊、17/08)、
『 (○×まんがでスッキリわかる)(もう)怒らない本 』(Discover 21刊、17/09)
など非常に多数が発行。この分野が売れ筋であることがよくわかる。
内容自体は有用性の高い良書と感じられるが、萌え絵じゃないので評価点は低めとなる。
総合萌え度 :★☆☆☆☆
紹介記事:
著者・シナリオ担当、小田ビンチさんの公式Twitter:
小田ビンチ @odabinchi1 2017年10月24日づけTweet より、
https://twitter.com/odabinchi1/status/922749638490210304
「 「まんがでわかるデザイン思考」発売です。シナリオと解説に初挑戦した本作をぜひよろしくお願いいたします! 」
書影写真(Amazon.co.jp当該ページへのリンクつき)を掲載。
監修者、田村大さんのFacebook:
Hirosi Tamura 2017年10月22日づけ記事 より、
デザイン思考がマンガで分かる時代がやってきた!笑
https://www.facebook.com/permalink.php?id=518828194&story_fbid=10155219748323195
「 正直、ここまで分かりやすく、かつポイント突いているものは他にないかと思います。東大〜商社を経て漫画家デビューした小田ビンチさん。まだ、お会いしたことはないのですが、さすがの力量です。
「これからのビジネスにはデザイン的な発想が必要らしい。おれはよう分からんから、頭が柔らかそうな君がまずやってみい」と、上司から無茶振りされた皆さんへの救いの書です! 」
帯つきカバー写真、見開きの内容とお写真2枚を掲載。
小学館 の紹介ページ:
「 「人間」に注目し、今までにない画期的なアイデアやイノベーションを生み出す「デザイン思考」。アメリカのデザインコンサルティング会社・IDEO社が提唱し、今では世界中の企業で導入されています。 」
「 カフェチェーン最悪の赤字店の店長を命じられた3年目社員・三島雄介が、デザイン思考に精通する大手企業会長・大西の教えを受けながら、店のイノベーション、立て直しに挑戦するストーリー。作中に登場する数々のノウハウや活用法、各章の解説記事を通じて、初心者にもデザイン思考が理解できる内容・構成になっています。 」
詳細目次を掲載。
Amazon.co.jp の紹介頁
honto の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店 の紹介頁
付記:
Amazon、honto、楽天、公式の発売日は10月25日、オムニ7の発売日は同30日、紀伊國屋書店の発売日は26日。
10月25日、郊外型書店の店頭で確認。
上記の各サイト間では、タイトル表記はすべて「まんがでわかるデザイン思考」とひとつながり。
小田 ビンチ (著/シナリオ), 田村 大 (監修), 坂元 勲 (イラスト)
小学館 (発行)
B6判、ソフトカバー、208ページ
2017/10/25発行
ISBN-13 978-4-09-388576-8
NDC分類: 336.4
定価 :1,296円(税込み)
内容(「TRC MARC」の商品解説より)
0から1を生み出すビジネスプロセス「デザイン思考」。その3つのプロセス「着想」「発案」「実現」のノウハウと活用法を、まんが&解説記事とともに紹介する。
内容(「BOOK」データベースより)
カフェチェーン最悪の赤字店の店長を命じられた3年目社員・三島雄介。デザイン思考に精通する老人の教えを受け、店のイノベーションに立ち向かう。デザイン思考の3つのプロセス「着想」「発案」「実現」を具体的なノウハウ満載で、シミュレーションコミック化!
内容(下記出版社の紹介ページより)
誰でもできるイノベーションの起こし方
本書では、潜在的ニーズを見つける「着想」、アイデアを創造・構築・検証する「発案」、市場に導入する「実現」の3つのプロセスを、わかりやすくシミュレーションコミック化しました。。
目次 p.02
p.04
第1章 創造的覚悟 p.05
解説1 デザイン思考はイノベーションを起こすプロセス p.24
第2章 着想1「潜在的ニーズ」 p.27
解説2 潜在的ニーズを見つけ出すプロセス「着想」 p.46
コラム1 p.52
第3章 着想2「普通を見直す」 p.53
解説3 「観察」を成功させるための心得 p.74
コラム2 p.78
第4章 着想3「カスタマージャーニー」 p.79
解説4 デザイン思考の5つの観察手法 p.100
コラム3 p.106
第5章 発案1「ブレインストーミング」 p.107
解説5 「ブレインストーミング」でアイデアを創造する p.136
第6章 発案1「プロトタイピング」 p.145
解説6 「プロトタイピング」で構築し検証する p.166
コラム4 p.170
第7章 実現「プレゼンテーション」 p.171
解説7 「実現」で市場への導入を成功させる p.192
エピローグ p.196
あとがき p.204
スタッフリスト/参考文献/奥付け p.208
萌え本分類:コミック型。
ナビゲーター:コミック部分の登場人物。カフェチェーンの店長 三島、バイト店員の千絵、常連客の大西、店舗統括部長の柚木、ほか。
カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は白、黒。無地白色の背景にナビゲーター2名のイラスト。
中表紙:白無地の背景に、縦書きのメインタイトルとカフェ制服のナビゲーター2名のイラストを配する。
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組みが基本。登場人物紹介、章末コラム、奥付けページは横書き。
構成・設定: 全ページモノクロ印刷。
全体は本文7章+エピローグの構成で、各章は章扉1頁、18頁から28頁のコミック部分、3頁から9頁の文章解説部、章末コラムからなる。
コミック部分は「カフェチェーンの3年目社員・三島雄介は上司から最悪の赤字店の店長を命じられる。常連客の老人から教えを受けつつ、バイト店員の千絵ととも店舗のイノベーションに立ち向かう三島。果たしてデザイン思考の効果とは、そしてカフェの業績は改善するか?」というストーリーに沿って進行。客の老人(実はデザイン思考で有名な会社社長)がレクチャーする形で、「デザイン思考」の実際が解説されていく。
続く解説部は、主に地の文での補足説明で、コミック中で開示されたデザイン思考のプロセスをよりくわしく論じる。各章のテーマはそれぞれ「デザイン思考とは」「ニーズを見つける着想」「普通を見直す観察」「経験のデザイン化」「ブレインストーミングによる発案」「プロトタイピングによる発案」「実現のためのプレゼンテーション」。章末のコラムは、章内の開設内容を補足する話題が多い。これらの部分では文章内の引用以外、コミックカットの切り出しなどは付属しない。
エピローグは「イノベーションを実現・成功させた三島たちのその後」が描かれるコミック8頁と、監修者の田村大氏によるあとがき「デザイン思考の歴史とその発展」からなる。参考文献は奥付け頁に挿入。索引は付属しない。
評価:
萌え絵度: カバーを含むイラスト担当は坂本勲さん。 絵柄はやや少女漫画よりの劇画風で、萌え度は高くない。
テーマ萌え度:近代アメリカの知的発展を支えた「ロジカル思考」の限界に対するものとして生まれた「デザイン思考」による改革手法の実際とその効果を解説する入門書。創造的な改革の方法論として、現場の観察による着想・それを市場のモノ・サービスに落とし込む発案、実社会に生かすためのプレゼンと3段階について、具体的な手法やその注意点などを解説する。それぞれの内容はかなり豊富であるが、その分各パートが解説漫画に片よりがちでストーリーにやや広がりを欠くのが残念。
萌え本的意義: 小学館発行の萌え本としては、、『 (まんがでわかる)(BAR入門)私をBARに連れてって! 』(17/09)に続き、『 まんがでわかる地方移住(セカンドライフ入門) 』と同月発行の5冊目。
デザイン思考に関する類書は存在しない。NDC分類: 336.4(人間関係・ビジネスマナー)関連の類書としては、
『 (コミックでわかる)相手の脳を支配するヤバ過ぎ心理術 』(KADOKAWA刊、17/02)、
『 (マンガでわかる!)林修の「話し方」の極意 』(宝島社刊、17/02)、
『 (マンガでわかる!)(かならず伝わる)説明の技術 』(宝島社刊、17/02)、
『 お嬢様、「了解です」は上司にNGです。(コミック)(超一流執事のマナー講座) 』(宝島社刊、17/03)、
『 (コミックだからわかる!)(相手の本音を見抜く)仕事の心理術 』(KADOKAWA刊、17/07)、
『 (マンガでわかる!)質問力 』(宝島社刊、17/07)、
『 (マンガでやさしくわかる)部下の育て方 』(JMAM刊、17/08)、
『 (○×まんがでスッキリわかる)(もう)怒らない本 』(Discover 21刊、17/09)
など非常に多数が発行。この分野が売れ筋であることがよくわかる。
内容自体は有用性の高い良書と感じられるが、萌え絵じゃないので評価点は低めとなる。
総合萌え度 :★☆☆☆☆
紹介記事:
著者・シナリオ担当、小田ビンチさんの公式Twitter:
小田ビンチ @odabinchi1 2017年10月24日づけTweet より、
https://twitter.com/odabinchi1/status/922749638490210304
「 「まんがでわかるデザイン思考」発売です。シナリオと解説に初挑戦した本作をぜひよろしくお願いいたします! 」
書影写真(Amazon.co.jp当該ページへのリンクつき)を掲載。
監修者、田村大さんのFacebook:
Hirosi Tamura 2017年10月22日づけ記事 より、
デザイン思考がマンガで分かる時代がやってきた!笑
https://www.facebook.com/permalink.php?id=518828194&story_fbid=10155219748323195
「 正直、ここまで分かりやすく、かつポイント突いているものは他にないかと思います。東大〜商社を経て漫画家デビューした小田ビンチさん。まだ、お会いしたことはないのですが、さすがの力量です。
「これからのビジネスにはデザイン的な発想が必要らしい。おれはよう分からんから、頭が柔らかそうな君がまずやってみい」と、上司から無茶振りされた皆さんへの救いの書です! 」
帯つきカバー写真、見開きの内容とお写真2枚を掲載。
小学館 の紹介ページ:
「 「人間」に注目し、今までにない画期的なアイデアやイノベーションを生み出す「デザイン思考」。アメリカのデザインコンサルティング会社・IDEO社が提唱し、今では世界中の企業で導入されています。 」
「 カフェチェーン最悪の赤字店の店長を命じられた3年目社員・三島雄介が、デザイン思考に精通する大手企業会長・大西の教えを受けながら、店のイノベーション、立て直しに挑戦するストーリー。作中に登場する数々のノウハウや活用法、各章の解説記事を通じて、初心者にもデザイン思考が理解できる内容・構成になっています。 」
詳細目次を掲載。
Amazon.co.jp の紹介頁
honto の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店 の紹介頁
付記:
Amazon、honto、楽天、公式の発売日は10月25日、オムニ7の発売日は同30日、紀伊國屋書店の発売日は26日。
10月25日、郊外型書店の店頭で確認。
上記の各サイト間では、タイトル表記はすべて「まんがでわかるデザイン思考」とひとつながり。