『ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論 』
竹内 薫 (著), 藤井 かおり (執筆協力), 松野 時緒 (漫画/イラスト) ,
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/38/23851751ee09b6a4d11465c482374858_s.jpg)
PHP出版 (発刊)
B6版、ソフトカバー、200ページ
2010/02/26出版
ISBN-13 978-4-569-77677-4
NDC分類: 421.2
定価 :500円(税込み)
内容(「BOOK」データベースより)
ごく平凡な少年勇希と、謎だらけのねこ耳少女あいりの出会い。少女が語るのは、相対性理論、そして超ひも理論のこと。最初はついていけない勇希だが、少しずつあいりの真意が見えてくる…ような気が。
内容(下記PHP研究所公式頁より)
一般相対論と量子論の相性は悪い。しかし、現在の宇宙は膨張していて、137億年前には素粒子ほどの大きさだったと考えられている。だとすると、宇宙の重力を扱うアインシュタイン方程式と、素粒子ほどの大きさの宇宙を扱うシュレディンガー方程式(やディラック方程式)が矛盾しては困るのだ。そこで登場したのが、「超ひも理論」である。
「勇希くんと私が見たり感じたりしている世界って、きっと少し違うんだよね」――本書は、謎のねこ耳少女・あいりと、煩悩少年・勇希のコミカルで切ない恋物語を漫画で楽しみながら、「相対性理論」と「超ひも理論」の基本がしっかり学べてしまう、一石二鳥の最新科学啓蒙コミックだ。
プロローグ p.02
はじめに p.12
もくじ p.14
第1章 重たい話と速い話 p.17
【解説】 物理学の世界地図 p.36
第2章 どっちの相対性理論? P.39
【解説】 あたりまえの相対性? P.56
第3章 相対性理論のツボ p.59
【解説】 4次元の物理学 p.76
第4章 ヘコむ世界 p.79
【解説】 一般相対性理論の世界 p.96
第5章 ブラックホールの向こう側 p.99
【解説】 ブラックホールには近づくな! P.114
第6章 超ひも理論は仲介役 p.117
【解説】 超ひも理論は日本人が考えた? P.132
第7章 超ひもの世界は11次元 p.135
【解説】 Dブレーンであそぼう p.154
第8章 どこから来たの? P.157
【解説】 ブレーン宇宙とパラレル宇宙 p.176
エピローグ あの子のおまじない p.179
補足解説 p.188
おわりに p.197
読書案内 p.199
奥付 p.200
萌え本分類:漫画型。
ナビゲーター:漫画の主人公「あいり」のデフォルメキャラが、解説部分の図版内に登場。
カバー表紙:タイトルは横書き(一部は縦書き変形配置)。タイトルの字色は黒(文様入り)で緑色または黄色の縁取り。相対性理論の数式などを背景に、主人公の少女が立ち姿のイラスト。
中表紙:表紙イラストとほぼ同柄(背景の数式なし)のタイトル及びイラストでモノクロ印刷。
折込ポスター:なし
本文:縦書き、一段組み。
構成・設定: プロローグ、第1~第8章、エピローグはそれぞれ10から16ページの漫画で、3頁ほどの【解説】が付属する。漫画部分は全体で「主人公の少年と不思議ネコ耳少女の再会から、」を描くラブストーリー仕立て。前著『 ―量子論』の続編的位置づけだが、どちらから読み始めてもよいように工夫してある、と「カバー折り返しの4コマ」で述べている。
迷いネコを拾った高校生の勇希は、飼い主でネコ耳の少女「アイリ」と再会する。転向してきた「田沢愛理」と付き合い始めた勇希だが、「アイリ」の行動や台詞には不思議なことが多く、ネコもからんでもつれていく恋の行方は・・・
評価:
萌え絵度: 萌え漫画として及第点。
テーマ萌え度: 前回の「量子論」に続いて、「相対性理論と超ひも理論」を解読しよう、という著者の熱意は高い。しかし今回はやや内容を盛り込みすぎたか? 展開が駆け足でついていくのが正直しんどい部分も。
萌え本的意義: 09年2月に発売された『ねこ耳少女の量子論(萌える最新物理学) 』に続く、シリーズ第二弾で、500円本のシリーズとして本書のあとには『カオル少年と物理の塔』『ツンデレ相対性理論』が続く。ストーリー漫画(または小説)+各章ごとの解説という構成は学習本やビジネス本でおなじみのスタイルであるが、萌え要素を加味したラブストーリーで科学理論を解説するという「まんが解説型の萌え本」としては成功した部類。企画・構成に非常に手がかかるものと思われ、類書はなかなか出ない。
総合萌え度 :★★★☆☆
紹介Blog記事:
このブログは証明できない。 2010年02月27日づけ、
「ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論」
http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20100227/1267276713
「本書の目的は「半歩入門」と書いてあります。まだ一歩目すら踏み出してないわけです。
先は長いよ。でも、解らないことがたくさんあるって、楽しいですね。」
PHP出版の紹介ページ:
半蔵門漫画研究所 PHPコミック出版部ブログ 2010年2月22日付け記事:
ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論
コンビニ売り中心とか。
マンガナビ 2010年2月10日付け記事:
【リリース】『ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論』2月13日発売
著者、竹内薫さんの公式サイト:
竹内薫オフィシャルサイト
http://www.kaoru.to/index.html
松野時緒さんのBlog:
アカガネ通信
>2010年2月4日の更新。
帰ってきたねこ耳
http://yaplog.jp/crimson_tokio/archive/14
>過去の仕事
http://yaplog.jp/crimson_tokio/archive/22
Amazon.co.jpの紹介頁
オンライン書店bk1の紹介頁
楽天ブックスの紹介頁
セブンネットショッピングの紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEBの紹介頁
付記:
Amazonの発売日は2月13日。紀伊国屋Webでは28日、
PHP研究所の紹介頁では2月12日が発売日。おそらくこの辺が実勢に近いと思われる。
竹内 薫 (著), 藤井 かおり (執筆協力), 松野 時緒 (漫画/イラスト) ,
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/38/23851751ee09b6a4d11465c482374858_s.jpg)
PHP出版 (発刊)
B6版、ソフトカバー、200ページ
2010/02/26出版
ISBN-13 978-4-569-77677-4
NDC分類: 421.2
定価 :500円(税込み)
内容(「BOOK」データベースより)
ごく平凡な少年勇希と、謎だらけのねこ耳少女あいりの出会い。少女が語るのは、相対性理論、そして超ひも理論のこと。最初はついていけない勇希だが、少しずつあいりの真意が見えてくる…ような気が。
内容(下記PHP研究所公式頁より)
一般相対論と量子論の相性は悪い。しかし、現在の宇宙は膨張していて、137億年前には素粒子ほどの大きさだったと考えられている。だとすると、宇宙の重力を扱うアインシュタイン方程式と、素粒子ほどの大きさの宇宙を扱うシュレディンガー方程式(やディラック方程式)が矛盾しては困るのだ。そこで登場したのが、「超ひも理論」である。
「勇希くんと私が見たり感じたりしている世界って、きっと少し違うんだよね」――本書は、謎のねこ耳少女・あいりと、煩悩少年・勇希のコミカルで切ない恋物語を漫画で楽しみながら、「相対性理論」と「超ひも理論」の基本がしっかり学べてしまう、一石二鳥の最新科学啓蒙コミックだ。
プロローグ p.02
はじめに p.12
もくじ p.14
第1章 重たい話と速い話 p.17
【解説】 物理学の世界地図 p.36
第2章 どっちの相対性理論? P.39
【解説】 あたりまえの相対性? P.56
第3章 相対性理論のツボ p.59
【解説】 4次元の物理学 p.76
第4章 ヘコむ世界 p.79
【解説】 一般相対性理論の世界 p.96
第5章 ブラックホールの向こう側 p.99
【解説】 ブラックホールには近づくな! P.114
第6章 超ひも理論は仲介役 p.117
【解説】 超ひも理論は日本人が考えた? P.132
第7章 超ひもの世界は11次元 p.135
【解説】 Dブレーンであそぼう p.154
第8章 どこから来たの? P.157
【解説】 ブレーン宇宙とパラレル宇宙 p.176
エピローグ あの子のおまじない p.179
補足解説 p.188
おわりに p.197
読書案内 p.199
奥付 p.200
萌え本分類:漫画型。
ナビゲーター:漫画の主人公「あいり」のデフォルメキャラが、解説部分の図版内に登場。
カバー表紙:タイトルは横書き(一部は縦書き変形配置)。タイトルの字色は黒(文様入り)で緑色または黄色の縁取り。相対性理論の数式などを背景に、主人公の少女が立ち姿のイラスト。
中表紙:表紙イラストとほぼ同柄(背景の数式なし)のタイトル及びイラストでモノクロ印刷。
折込ポスター:なし
本文:縦書き、一段組み。
構成・設定: プロローグ、第1~第8章、エピローグはそれぞれ10から16ページの漫画で、3頁ほどの【解説】が付属する。漫画部分は全体で「主人公の少年と不思議ネコ耳少女の再会から、」を描くラブストーリー仕立て。前著『 ―量子論』の続編的位置づけだが、どちらから読み始めてもよいように工夫してある、と「カバー折り返しの4コマ」で述べている。
迷いネコを拾った高校生の勇希は、飼い主でネコ耳の少女「アイリ」と再会する。転向してきた「田沢愛理」と付き合い始めた勇希だが、「アイリ」の行動や台詞には不思議なことが多く、ネコもからんでもつれていく恋の行方は・・・
評価:
萌え絵度: 萌え漫画として及第点。
テーマ萌え度: 前回の「量子論」に続いて、「相対性理論と超ひも理論」を解読しよう、という著者の熱意は高い。しかし今回はやや内容を盛り込みすぎたか? 展開が駆け足でついていくのが正直しんどい部分も。
萌え本的意義: 09年2月に発売された『ねこ耳少女の量子論(萌える最新物理学) 』に続く、シリーズ第二弾で、500円本のシリーズとして本書のあとには『カオル少年と物理の塔』『ツンデレ相対性理論』が続く。ストーリー漫画(または小説)+各章ごとの解説という構成は学習本やビジネス本でおなじみのスタイルであるが、萌え要素を加味したラブストーリーで科学理論を解説するという「まんが解説型の萌え本」としては成功した部類。企画・構成に非常に手がかかるものと思われ、類書はなかなか出ない。
総合萌え度 :★★★☆☆
紹介Blog記事:
このブログは証明できない。 2010年02月27日づけ、
「ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論」
http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20100227/1267276713
「本書の目的は「半歩入門」と書いてあります。まだ一歩目すら踏み出してないわけです。
先は長いよ。でも、解らないことがたくさんあるって、楽しいですね。」
PHP出版の紹介ページ:
半蔵門漫画研究所 PHPコミック出版部ブログ 2010年2月22日付け記事:
ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論
コンビニ売り中心とか。
マンガナビ 2010年2月10日付け記事:
【リリース】『ねこ耳少女の相対性理論と超ひも理論』2月13日発売
著者、竹内薫さんの公式サイト:
竹内薫オフィシャルサイト
http://www.kaoru.to/index.html
松野時緒さんのBlog:
アカガネ通信
>2010年2月4日の更新。
帰ってきたねこ耳
http://yaplog.jp/crimson_tokio/archive/14
>過去の仕事
http://yaplog.jp/crimson_tokio/archive/22
Amazon.co.jpの紹介頁
オンライン書店bk1の紹介頁
楽天ブックスの紹介頁
セブンネットショッピングの紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEBの紹介頁
付記:
Amazonの発売日は2月13日。紀伊国屋Webでは28日、
PHP研究所の紹介頁では2月12日が発売日。おそらくこの辺が実勢に近いと思われる。