経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

時間の解析

2012-05-20 06:39:06 | 日記
昨日は、医療マネジメントのセミナーに出席。医療経済学の先生のお話だったのだけど、その中で、救急車での搬送時間と生存率の関係の解析が.....

ノンパラの生存時間解析の方法を適用していたの。こういうったリスクの解明も大切、というのが聴いて思った感想。

だけど、セミナーでは医療の質の問題が全体としてのテーマになっていて、何をどうはかるのか、ココイラに興味が.....質の捉え方、それに評価の問題は多様だけど、医療経済からすれば絞った議論に持ち込んで、そこから演繹的な解明するのが理想。在院日数、死亡率....と質の特性値を決めたい、そんな発想かなー。

だけど、品質マネジメントだと、質は多様で、それらを改善しながら創成するというのが方法論かなー。TQMだど、方針管理が重要だけど、評価値の一元化はしないし、部署やグループごとでの質の定義と特性値を明確にして改善を重ねて.....そして結果として質を創りだす、というやり方。一元的な評価値を決めて、徹底的にこれで管理する、というのとは違うの。

さて、とりあえず、医療経済の方に顔を向けて.....特に在院日数の解析方法に....時間の統計解析で、これだけでも奥深いの。あくまでも、方法論のこと。

もちろん、医療マネジメント全体のことにも興味はあるし、質のマネジメントにも.....だけど距離を置いて.....あくまも時間解析だけに着目.....ココイラは処世術かな。

要は、医療マネジメント向けの統計の授業だけど、時間解析も教えた方が良いのかなーと。ランダム打ち切りの簡便的な推定方法だけど、知っていると使えるし.....EXCELで簡単に計算、そんな仕掛けにすれば基本がわかるでしょうよ。正規分布だけで議論していると、間違ったマネジメントになるし....皆が使って思慮を深めれば、質の向上に....比例ハザードの仕掛けも.....正規分布型の回帰分析とは違うし....

ココイラは製造業と同じで、データ・サイエンスが組織に浸透すると、急激に質が改善されるの。

数理だけど、あまり立ち入らず、方法論を与えて、静かに待つ、そんなやり方が良いみたい。デミング先生は、淡々と方法論を説いて......首を突っ込むと必ず反発が....あくまでも、外から方法論を提示、そんなやり方が良いみたい......

がんばりましょう。

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