経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

本に挟んであった古いレシート

2016-05-07 01:22:26 | 雑感
ウィーナー先生の本を読んでいたのだけど,そこにレシートが挟まれていて,それを発見,という状況なの.3年前に神保町の古本屋さんで買った本だったのだけど,今まで気づかなかった,という次第.

で,そのレシートだけど,横須賀の本屋さんで買ったものらしくて,日付は73年3月9日で,まあ,43年ほど前のもの.たぶん,この本を最初に買った方が挟んだもみたいで,ずっとそのままだったみたいなの.

最初に買った方が,関数解析と確率過程論,それに推定,そして制御のことに興味があったかどうかはわからないけど,この本から何か刺激を受けたかと,という想像をしているという状態.

最近は,趣味の小説なんて書かなくなったけど,突然,43年前の横須賀の本屋で立ち読みしている青年に時空間と個体が移動する,という物語も悪くないけど・・・.まあ,時代としてもブラック・ショールズの公式が出てきた頃なので,経済学部の学生である青年が,伊藤積分や数理ファイナンスのお勉強に専念して,かつ推定理論を構成するという様子をただ描く,というオモシロくない内容に.まあ,今を知っている者が過去に行けば,そりゃー先端のことができるでしょうよ.教科書ガイド見ながらお勉強している,という安直な頭脳の鍛錬みたいなものなの.ドラえもん依存ののび太君みたいな感じで・・・.

だけど,当時としては余りに先端のことをその時代にいてもしっかりお勉強していた,という経済学の学生さんも登場して,かつその学生はスタンフォードに留学してしまう,という設定に.その後,その学生さんは日本の数理ファイナンスを築く,という結末を描いて・・・.

要は,凄い秀才の非凡な学生さんって,いつの時代もそんなことがアタリマエ,ということでしょうよ.後から遡って先端をやるようじゃダメで,その時代の中で先端を見抜く,そんな力量を持っている方っていらっしゃる,ということでしょうよ.

と,言うことで,まあ,ウィーナー先生ってそういった凄い秀才で非凡の中でも最たる結果を残されていて,ただただ凄い,と思うだけなんだけど・・・.







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