経営技法を究める: システム, デザイン, データ,機械学習

経営技法に関する雑感,エンジニアリングとマネジメントの融合
クオリティとリスクの考究,システムズ・データとAIの構成

信頼性解析

2017-05-01 08:24:18 | 雑感
博士課程の授業なんだけど,できるだけ個別に対応する,というやり方で,学生さんのテーマに合うような内容にしているの.で,今回の一つは信頼性解析を扱っている,という状態.

博士課程だけど,こっちも社会人の方々が学ばれているので,既にご研究の基盤を持たれている,ということでもあるの.で,奇しくもエンジニアの方で,かつ企業で品質・信頼性を扱っておられる,そんな社会人の学生さんが履修されていて・・・.もちろん,役職もかなり上の偉い方で・・・.

ディスカッションと実際の不具合の問題およびデータを想定しながら,まあ,一般的なマネジメント,知識モデル,そして確率・統計の方法論を授業で教える,という具合.特に,今回は加速試験とその解析で,故障物理のモデリングとワイブルおよび対数正規といった分布との関係も・・・.さらに,ベイズもで,できれば,知識構造化と事前知識の形成の方法論も含めようかとも考えていて・・・.エキスパートオピニオンの具体的な構成方法ってあまり知られいないので.

もちろん,ロバストパラメータ設計との絡みも重要で,後半はココイラをしっかり扱う予定.で,保全や劣化モデル等も扱って,統一的な方法論の概要も説明したいのだけど,膨大になってしまうので・・・.

先端の信頼性解析だけど,下地のできておられる方々でないと理解できない,というのが実状で,確かに社会人の方を対象とした博士課程の授業でしかできない,そんなことかと.マネジメントやイノベーションとも絡むので,経営学の理論とマネージャーとしてのキャリア等も必要で,経営学の博士課程での信頼性解析って凄く厄介,そんなことでもあるかと.

そう言えば,3月に訪問したジョージワシントン大学のビジネススクールでも,ココイラを研究される博士の学生さんってかなり優秀とのことで・・・.

社会人の方々向けの高度な専門教育って何しろ重要で,これらの高等教育の要になって行くでしょうし,そもそも生涯常に学生という意識って重要かと.地道にコツコツ・・・.


頑張りましょう.





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