そう言えば,若い頃にお勉強した機械設計だけど,内容は機械の要素設計を理解する,そんなことだったの.具体的には,ねじ,リベット継手,溶接継手,軸受,歯車などの基本的な設計式を扱う,ということ.
実は,今なんだけど,いろいろな製造業様の実際の問題を扱うお手伝いをさせて戴くことが多いのだけど,機械設計の基本が役立つことが多い,そんなことに気づいたの.特に,地元の加工関連の企業様だと,ある機械要素を専門につくっているところがほとんどで,そういった企業様のところに行ってお話をお聞きして,もちろん工場も見て・・・.
そんなときだけど,機械要素設計の計算式を弄った,そんな経験が役立つ,ということみたいなの.もちろん,機械加工,精密加工のお勉強をしたことがあるから,こういったものと融合して,ということでしょうけど.
だけど,若い頃って,お勉強してもすっきりしない気分がいつもあって,やはり実際を知らないから,知識の活用ができなかったかなーと.でも,応用数学が好きだったので,機械工学で扱う計算を深くお勉強することだけはやっていたかなーと.例えば,流体力学で扱う偏微分方程式を自分でお勉強して,振動工学の伝播の偏微分方程式も同じような枠組みでまとめてみたり・・・.材料力学と熱流体力学を連続体力学で捉えて,ここで使うテンソルを懸命にお勉強して・・・.図書館に籠っていろいろな本を読んで,計算して・・・,そんな日々だったかなーと.
実は,こういった数学のお勉強は,その後,統計科学の研究をするようになってから,いろいろと活用できた,ということになったけど.数学と物理学は,やはり重要なの.
もちろん,ビジネスってすべてに絡んでくるし,ファイナンスも必要でしょ.”ものづくり”だけど.で,最初は経営工学から入って,それで経営の知識を吸収して・・・.その一方で,金融経済学から入って,金融工学を学んで,さらに財務,財務会計,管理会計をお勉強して・・・.
それと,法律も集中的にお勉強した時期があって・・・.
で,年月を重ねて,いろいろなことをもっと知って,さらに現実のことも知って・・・となってくると,知識って展開する,そんなことなのかなーと.
中年層になって,歳を重ねるのに抵抗もあるのだけど,でも,種々の知識を現実で展開できる能力を経験で創る,そんなことを意識する必要があるかなーと,感じているの.
こういう展開をしながらも,細かいところでのオリジナルの結果も出す,そんなココロの広さって必要かなーと.
頑張りましょう.