MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54

2019-08-20 22:47:53 | 音楽夜話(クラシック)

クルマの中で、野沢菜のおやきを食べながら、
FMの音楽を聴いていた。 

シューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54だった。
なんかいいよね。一人でそう思った。夢見心地の
曲想が続く。

「船に乗れ」の中で、若い頃のポリー二のポスターを
部屋に貼ってる音高の女生徒。なんか70年代じゃ
ないダロウカ。

そんなことを考えながら聴いていた。
野沢菜の入っているおやきもそこはかとなく旨い。

クラウディオ・アッバード指揮のベルリン・フィルが
バックを固めている。
ポリー二というピア二ストは、そういえば有名な割には
あまり聴いてなかった。うまいピアニストは沢山いて、
その中の一握りの演奏家なのだろうけれど、スルーしてしまう事は
充分にある。

2楽章のオケと協奏するところ。音数は少ないけれど、ピアノが
独白している。シューマンは何を語っているのだろうか。
ポリー二が抱える内面の何かを表出しているのか、それが
シューマンの物とイコールか近似値か。弾きすぎていない気がした。

昼間は30度をうわまわる暑さで、車のエアコンも十分でないけれど
飲み物取りながら、車をすすめた。3楽章。曲が盛り上がっていく。
合わせものの妙技が聴かれ、プロの凄さを思う。

今のピアニストと違うところがあるとすれば、力8分目で料理する
様なところがあるのではないか。いい悪いではないが、それが
彼のアプローチなのではないか。ちょっと引き気味に聞こえるのは
個人的思いなのかもしれないけど、彼のシューマンが妙にあってる
気がする。

シューマンに会ったこともないけれど、シューマンぽい感じがする。
あくまでも個人的なイメージや感想だけれど。
その意味でも、ポリー二は凄いと思った。

おやきは旨かった。ポリーニも結局聴きとおしてしまった。
こうして夏の午後は過ぎていくのだった。

シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54 / マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ),
クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1988、89年
https://www.youtube.com/watch?v=d_PeQUnjf1E







レイ・ブライアント・プレイズ

2019-08-19 09:01:40 | 音楽夜話(ジャズ)
レイ・ブライアント・プレイズ

1959年の録音。シグネチャーというレーベルから出ていたが、
小さなレーベルだったらしく、リリース枚数も少なかったため、
一時期は[幻]扱いされていた。スペインの「フレッシュサウンド」
というレーベルから後年リイッシューされ日の目を見ることが出来た。
たしか外盤屋さんで見かけたことがある。そののち、CDでもでて、
その内容を聴くことが出来るようになった。
ジャズのガイド本なんかにもアルバム紹介されていたが、ついぞ実物を
見たのはかなり後だった。

彼を聴いたのは、アトランティックのソロとか、リトル・スージーや
ヒットナンバーの入っているものだった。

しかしながら初期の彼は、ジャズ・オリジナルの名曲のサンプラー盤よろしく、
頭から、デロネーズ・ジレンマ ブルー・モンク ミスティー 
ナウズ・ザ・タイム バグズ・グルーブ ワーキン A列車で行こう
ウイスパー・ノットなどなど。ジャズ聴きはじめの頃、曲を覚えるには
格好の教材だったりした。彼のオリジナルもなかなかだ。

ジャケットの下の方に、「HIGH FIDELITY」というロゴが
入っている。
昔は略して、HIFIと言っていた。よく、オーディオ用語で使われて
いたりしたが、「音響機器などにおいて「原音や原画に忠実な再現」という
意味を持つ。」というような解釈がされている。今では使われることの
なくなった言葉だけれど、当時を知るものとしては懐かしい。

レイ・ブライアントの特徴的なスタイルや演奏は、まだこれからという感じだ
けれど、このサンプラー的な曲の並びや、ピアノ・トリオのスタンダード的な
演奏といい、聴いていて辛くならないものはある。心地よい短編を読んでいるような
気さえしてくる。彼の代表作ではないけれど、その後の活動の萌芽を感じられる1枚
だと思う。この手のアルバムは忘れたころに聴いてみたくなるのが玉に瑕。

The Ray Bryant Trio Plays
Doodlin'
https://www.youtube.com/watch?v=u23WPvsrjJ4&list=OLAK5uy_lkzqrKiS0WEVAzMBCsnRwbcgNutSGyp_o&index=1










第19回 Midnight Jammin'

2019-08-18 21:58:35 | 音楽夜話(ジャズ)
第19回 Midnight Jammin'

お盆の過ごし方。
レコーディング中。
子供の頃のお盆は、車で帰省していた。

バンドでも、車移動。御盆などは帰省渋滞。
その中で聴いているのは音楽・ジャズが多い。
JAZZが流れるロードムービー。「グリーン・ブック」。
おすすめ。

M1 Augusut 10   Khruangbin
有りそうでない タイの音楽、寺内タケシリスペクト
アジアのエキゾチックな音楽を、アメリカの
ミュージシャンがやっていて斬新。無国籍な感じの
音楽として演奏している。それを楽しんでいる。

本当に色々な音楽聴いてる感じがする。

夏休みの過ごし方。
音楽フェスに行く。
サマソニvフジロックv・・・。
横須賀ジャズドリーム。
渡辺香津美・小沼ようすけ・井上 銘
3ギターズ。
脱力して弾くギター・・・。いい夏になった。

M2 All Sings You Are (生演奏) 井上 銘

LIVEスケジュール。

ツァーは、バンド・メンバーとの会話が楽しみ。
ソロは、日頃取り組んでいることの発表。

M3 SARASHINA STEREO CHAMP

8月20日配信開始。本邦初公開。
明るい感じのフュージョン。tpがイイ感じに
絡んでいる、いいもんできた。

忘備録。




Woodstock's 50th anniversary

2019-08-17 10:02:59 | 音楽夜話(ロック)
Woodstock's 50th anniversary

ACCU RADIOの特集で、ウッドストック50周年として、
関係アルバムを含めて流している。
後追い世代だけれど、この時代の音はなじむ。
フォークもロックも混とんとした時代背景も含めて
何かしようと動いていた時代。

商業ベースでなかった時代。結果としてはいろいろな意味で
どうだったのか。それ以降このようなフェスは開催されてないかも
しれない。いまは、その当時の音源を懐かしんで聴く。

ACCU RADIO
https://www.accuradio.com/featured/woodstock/

マックス・ローチ・アンド・クリフォード・ブラウン イン・コンサート

2019-08-16 22:07:41 | 音楽夜話(ジャズ)
マックス・ローチ・アンド・クリフォード・ブラウン イン・コンサート

確かジャズ聴きはじめの頃、故児山紀芳氏のジャズ番組でこのアルバムが紹介された。
クリフォード・ブラウンの火の出るようなソロ・・・。と紹介していた。

確かに聴いててやけどしそう。

聴きはじめの頃は、あれもこれもと、色々手を出したもの。ファンの先輩は
ピアノならサックスならトランペットならと色々教えてくれたものだけれど、
消化不良起こす。そんなときに出会った1枚。当時のJAZZ喫茶にはあったアルバム
だと思う。

「名盤」のスタンプを押され、何度もリイッシューされる。CDになって音も良くなった
と言われる。20代前半の彼のキラキラした演奏と、付き合ってるマックスローチの
切れのいいドラム。さっぱりしているけど、ドカドカ叩いてる時もあり時代を感じさせる。
これを聴くと名調子を思い出す。名調子というと油井正一氏を思い出すが、たぶん私の
場合は児玉氏だと思う。1-4と5-8では、メンバーが違う。共通してるのは、
トランペットとドラムだけ。そのほかはサックス・ピアノ・ベース、はメンバーが違う。
ライヴの日時が違うため。それぞれを楽しもう。

久々に聴いてみるが、いいものはいい。クリフォードのひらめきと、ローチのセンスを土台に
メンバーは力を出している。エマーシーのアルバム達は、その後に録音されヒットした。

1-4
(p)リッチー・パウエル、
(b)ジョージ・モロウ
(ts)ハロルド・ランド
5-8
(p)カール・パーキンス
(b)ジョージ・ブレッドソー
(ts)テディー・エドワーズ
1-8
(tp)クリフォード・ブラウン
(ds)マックス・ローチ

Jor-Du - Max Roach And Clifford Brown
https://www.youtube.com/watch?v=Gsenlf0N6KU&list=PL0q2VleZJVElAdvIaBQOG9Q6ht9x80yc3&index=1