MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

11月2日生まれのJAZZパーソン フィル・ウッズ ハーブ・ゲラー ルディー・ヴァン・ゲルダ―

2020-11-02 20:56:57 | 音楽夜話(ジャズ)
Phil Woods (Alto Saxophone, Clarinet, Tenor Saxophone) 1931ー2015.11月2日生誕89周年。


フィル・ウッズ。パーカーに影響され、アルトを極めた。
引退するまで、ジャズやそれ以外の楽曲も手掛けて名を遺した。
ビリー・ジョエルの「素顔のままで」は身近な例だけれど、
ストレートだけれど、いいフレーズを紡ぎだしている。
彼が吹いているということでびっくりした記憶がある。
下のアルバムは、矢野顕子さんも推薦盤。パンチがあっていい。歌ってるし。
ヨーロッパにに渡って開花。


Phil Woods and His European Rhythm Machine ‎– Alive and Well in Paris (1968)
https://www.youtube.com/watch?v=PrdPE_1pSi0


Billy Joel - Just the Way You Are (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=HaA3YZ6QdJU


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Herb Geller (Soprano Saxophone, Alto Saxophone) 1928–2013.11月2日生誕92周年


ハーブ・ゲラー、この方も、音源まで至らなかった方でした。パーカーの影響を受け活動。
2009年まで録音などあり、80歳台までレコーディングしていたという。活動歴も長く、
アメリカからヨーロッパに渡ることもあり、色々な演奏をこなしていたようだ。


The Gellers - Herb Geller
https://www.youtube.com/watch?v=sBGsR4IMncY&list=PL0q2VleZJVEl_KMktGInAFRIbLiCuKsns
夫婦でのアルバム。1曲目はチェロキーのコード進行で作られた曲か。指が回る目も回る。
つかみはなかなかなアルバムになっていると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Rudy Van Gelder (Engineer) 1924-2016 11月2日 生誕96周年


自分では一つも音は出さないのに、アルバムからは彼の作った音が出ている。
数多い録音も、そのクオリティーは高い。
JAZZサウンド=ルディー・ヴァン・ゲルダ―・サウンドということに
なるのかもしれない。他のJAZZレーベルにも優秀な技師はいるのだろうけれど・・・。


CTIレーベル時代の録音から。シンバルは綺麗。
Chet Baker - Autumn Leaves
https://www.youtube.com/watch?v=EZ3LT7b_0rM





ディスカヴァー・ビートルズ 11月1日(忘備録)

2020-11-02 09:23:29 | 音楽夜話(ロック)
ディスカヴァー・ビートルズ 11月1日


杉真理,【ゲスト】本秀康(イラストレーター)


「Across The Universe」
The Beatles
(3分37秒)
<EMI>


4つのヴァージョンを繋いで1曲の特別編集
1、1970年発売のLET IT BEのアルバム(フィル・スペクターVer)。回転遅いオケ入り。
2 1996年アンソロジー2のVer原曲。ジョンのシンプルなVoがいい。回転戻してキーはD。
3 2003年 LET IT BE ネイキッド フィル・スペクター抜きのダビングなし元通りのキー。
4 1969年12月12日世界野生動物基金のチャリティー・アルバムのためのレコーディング。
  鳩の羽音入りVerキーは早め、D#。ジョージ・マーチンプロデュース。


この、回転早い羽音入りVerを初めて聴いた時は仰天。私が高校生当時、違うVerが
存在すること自体驚きだった。


1967年イギリスでEP発売。
LPはアメリカ。


A面


「Magical Mystery Tour(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>
デイビット・メイソン(tp)ペニー・レインでピッコロトランペット吹いた名手。
ア・デイ・イン・ザ・ライフにも参加、愛こそはすべてにも参加。
コーラスは遅く録音して戻している。
ジョンのポール版明るいサイケデリック。


「The Fool On The Hill(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>
リコーダー入れるアイデアが秀逸。


「Flying(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>
インストルメンタル
メロトロンの「トロンボーン」を使う。
他の曲でもメロトロンは使われている。
今でいうサンプリングか。
アコギ・パートはポールか・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ELO ジェフ・リン


・タイトロープ


・「Mr. Blue Sky」
Electric Light Orchestra
(0分30秒)
<SONY SRCS 2458-60>


・「Twilight」
Electric Light Orchestra
(1分00秒)
<SONY SRCS 2458-60>


・ヘブン・オンリー・ノウズ


・ルージング・ユー


・シャングリラ


・「Xanadu」
Electric Light Orchestra
(1分40秒)
<SONY SRCS 2458-60>


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アイ・ラブ・ビートルズ。
【ゲスト】本 秀康(イラストレーター)


「The Inner Light(2009 Remaster Stereo)」
The Beatles
(2分33秒)
<EMI TOCP-71035~36>


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「Blue Jay Way(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>
ディミニッシュ・コードの多用が始まる。


「Your Mother Should Know(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>
曲の工夫が凄い。ベースの動き、対位法的なアプローチ。等々。


「I Am The Walrus(2009 Remaster Stereo)」
<EMI TOCP-71029>


ジョンのボーカル安いマイクでディストーションを効かせて録った。
タンバリンを叩くポール。リンゴを励ます。





















































映画、マイルス・デイヴィス クールの誕生(ネタばれあり)。

2020-11-02 09:08:22 | 音楽夜話(ジャズ)


映画、マイルス・デイヴィス クールの誕生(ネタばれあり)。


日曜の昼下がり、市内の映画館にマイルスの伝記作品が
上映されてるというニュースを聞き出かけてきた。
毎月1日は1100円で見られるのもラッキーかな。


JAZZのアイコンの中ではぴか一のTHE MAN。


革新者のマイルスは今しかない。
「過去」はもうない「未来」はまだない。現在の
「今」しかないのだけれど、その「今」をどう走り
ぬくかで頭の中はいっぱいだったようだ。


マイルスも人の子。人と距離を置く、身近な女性に
嫉妬を顕にする、音楽を離れるとクールではいられない。


タバコ・酒・薬は生涯やめられず、それの副作用で
切れやすくなったりしたこともあったようだ。
周りに迷惑かけても、俺は俺の道しか行かない。
というようなところがあった。
帝王とて人種差別に会い、世の中の無常をなめさせられた。


カッコいいマイルス。ランボルギーニを乗り回す彼。
カッコいい、カラヤンを思い起こした。
どこかでオミットされてる感がある二人。何か似ている。


「カインド・オブ・ブルー」のあたりで、コルトレーンが
吹いている。伊勢市の「ふぁん」で聴かせてもらったとき、
マスターはコルトレーンよりアダレイの方が尖がっていた
と言っていたが確かにその時はそう思ったが、その当時の
コルトレーンも目がぎらついていて、マイルスの実験室の
検査技師みたいになっていた。いやいや凄いものが残って
いるものだ。


ビル・エヴァンスも映っていたし、マイルス・バンドの
中に、チックもキースもちょこっと映っていたようだし、
ハービー・ハンコック、ウエイン・ショーター、ロン・カーター
トニー・ウイリアムス17歳。


ギルエヴァンスとは感性が似ていて仕事もしやすかったようだ。
スケッチス・オブ・スペインは、私も好きなアルバムの1枚だけれど
悲喜こもごもの感情表現が難しかったようだ。天才でも難しい
ことがあるものらしい。


いつも次のことを考えている、エレクトリックマイルスに移っても
ファンはついてきた。電化マイルスの中にもいいものはある。
個人的には随分後から何枚か聴いてみた。そこに行きつくまで時間は
かかるものの、その魅力はやはりあり、頭に残る。
マーカス・ミラーもマイク・スターンもいい年になりました。
マイルススクールは卒業したのでしょうか。


2時間余りのものだけど、人の一生かいつまんで流していくも、
偉人の生涯は波乱万丈で、普通の人ではないことはわかるものの、
事実は変えられない凄さがありました。そして彼は生涯クールでした。


インタビューに答えて、回答者がマイルスの声マネをしてしゃがれた声で
応えるのがおかしかった。かなりの回答者がそれをしていたので、
余程マイルスのそれが、特徴的だったのかなと思う。


その本人マイルスの声も声優さんが吹き替えているようだ。
なかなか芸が細かい。当のマイルスはいないんですものね。


Miles Davis - Kind of Blue
https://www.youtube.com/watch?v=917Asjadc_U&list=PLE2805D550BCA9F56