MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

シェルター・ピープル 横浜

2019-12-13 19:31:52 | 音楽が流れる喫茶&BAR
シェルターピープル。

エイトセンターという、いかにも昭和というビルの
地下にある。2度目の訪問。
先客なし。

昼間から開いているのは有り難い。またここは、たぶん
ディープな音盤があるのが普通で、たぶん名盤もあるのかも
しれなけれど、オーナーはオーダーを作りながら、その合間に
音盤をかけ替える。

今日は、45回転盤ばかり表裏返しながらかけていた。
33回転ではない。片面2曲づつで、4曲で交換的な
回し方をしていた。ここには普段見たこともないような盤ばかり
かかる。

50年代のオリジナル・シングル盤がかかる。
さすがに、スクラッチノイズも出るが、
ブランズウイック・レーベルとかフランスの
ヴォーグとかそのような音源がかかる。
オーディオも中音重視で柔らかく、聴き疲れしない音が
鳴っている。

入店時は、1955年のドイツのジャズ祭のライブ。ハンス・ケラー4
このライブには、ブルーノートに来る前のユタ・ヒップとか参加している。
アッティラ・ゾラーとかギタリストもいたりする。私には珍しい音盤。

2枚目は、ゲイル・ミッチェルという女性Vo。ケニークラーク(ds)、
サシブ・シハブ(ts)。レス・スパン(g)往年のバッパーの名前が
入ってい来る。

3枚目
ドンバイアス(ts)1 パーカー・ナンバーを吹いている。ジョー・ドゥ
なんかも入っているところを見ると、ヴォーグレーベルでいれてるから
ジョーダンの曲を入れたのかも。


4枚目
ボサノバ2曲。ロルフ・キューンコンボ。ギター入りの軽いもの。2曲。
このあたりで、後のお客さんが入る。私が、右端で後の方が左端に座る。
会話は成り立たない。リスナーのお客さんかも。ジャケットはオーナーが
回してくれるので、今何やってるかわかる。お友達を作るにはちょっと厳しいが
オーナーを通して話せばなんとかなる可能性もある。相手によるけれど。
ワンノート・サンバで、ご機嫌を伺う。

5枚目
クレオ・レーンの若い時のシングル。アイム・ビギニング・トゥ・シーザ・ライト。
ジーパーズ・クリーパーズ。クレオレーンて、なかなか声が立っていてチャーミング。
今日は少し暖かかったので、アイスコーヒーと、プリンをいただく。美味しい。
アイスはブラックでプリンの甘みで調節する。

それ以上お客さんは来なかったけれど、快適な時間が流れた。凄くこじんまりとした
スペースなので、大きなボリュームはいらない。快適な音質と雰囲気があれば聴き疲れ
せずに聴き通せる。昔のレコードはそのようにできてると改めて思ったりする。
適材適所。真空管はいいぞ。ごちそうさまでした。

【shelter people/シェルター ピープル】趣味人たちの避難小屋
https://www.arban-mag.com/article/28232

shelter people
https://shelterpeople-yokohama.amebaownd.com/



少年チャンピオン・水曜どうでしょう

2019-12-13 15:19:08 | 旅は道連れ世は情け
少年チャンピオン・水曜どうでしょう

いつものようにすばるの定期受診に
動物病院にいく。最近は、飼い犬の話を
する前に違う話になるという展開が多い。

先生が、コレあげるよとクリアファイルを
差し出す。
「少年チャンピオン」×「水曜どうでしょう」の
マークが入っていて、裏面はスタッフ4人の
イラストが入っている。

どうしたんですか?!と聞くと、これこれしかじかと先生は語る。
新年号12月5日に発売して、今は2・3の合併号が出ている。
これは、1号の付録だったのだ。いいのか先生・・・。

当時を振り返る座談会も収録されており、なかなか面白くは
あるのだけれど、新作が12月下旬から、道内で放映されるので
それに向けての抱き合わせ企画ともとれる。

まんが本から、映画化とか、実写化というのはあるが、
ある意味反対の企画。実写からほら話を抜いて、それを膨らまして
劇画化してみせる。ほら話だから、実際の漫画は、ストーリーは
別にある。

「原案」を大泉さんの所から持ってきているだけで、
構成製作は別だと思われる。読み切りでなく、連載だという。

ほら話の数だけ、製作されるかもしれないし、そのために語られた
ほら話も使われるかもしれない。

どうでしょうが、一人歩きしている感じもしないではないが、
抱き合わせ商法っぽくて、本来のどうでしょうから拡大解釈
されている感じもする。きっと藤やんあたりは面白いから
やろう的な発想なのかもしれない。大泉さんもある意味、
理由わからず連れ去られたかもしれない。

どうでしょう、どこへ行く。「一生どうでしょうします」というほど
入れ込んでないので、静観しているけど、新作もどうなるかわからないし。
テレビの方では、視聴率を下げる大泉氏というのも過去にあった。
こんどは出版界のジンクスまで作らないようにしてほしいものだ。

PRタイムス 12/5付け。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000040601.html

フランス国立管弦楽団演奏会2018

2019-12-13 09:27:44 | 音楽夜話(クラシック)
Orchestre National de France
Leitung: Emmanuel Krivine
Solist: Evgeny Kissin, Klavier

1Richard Strauss: "Don Juan", op. 20;
「ドン・ファン」リヒャルト・シュトラウスはほとんど聴かないなぁ。
ツァラトゥストラの冒頭とか・・・。これもさらさら流れてしまい、
あまり耳に残らなかった。
音響的には上手いところついているのかもしれない。
きっとクリヴィヌはそういう指揮者なのかもしれない。
フランスのオーケストラということもあり、音色も長けているようだし。

2Franz Liszt: Klavierkonzert Nr. 1 Es-Dur;
ブーニンがコンクール優勝後、破竹の人気でブームを作り
その後停滞したけれど、ロシアの後進は別格で育って行った。
現在48歳。名教師の師事もなく、コンクール歴もまた。
それでいて、録音数は多く、コンサートもこなし、活発に
活動を行っている。ある意味キーシンはブーニンの後発だったが
足を地に付けて伸びていった感がある。
リストの協奏曲も全く不安なところなく弾き切っている。

リストの協奏曲はほとんど聴いたことがなかったけれど、
キーシンにとっては、レパートリーの一つなのだろうけれど、
ある意味逸材。説得力があり、この様な華やかなフィナーレを
持つ曲だと、指揮者オーケストラとの相性もいいようで、
聴いていてある種の爽快感さえある。

アンコール
1キーシン「タンゴ・ドデカフォニック」
2ショパン「三つのワルツから変ニ長調(仔犬のワルツ)」
3スクリャービン「エチュード作品2第1番嬰ハ短調」

自分の演奏会ではないけれど、アンコールサービスも充実している。
キーシンの自作でタンゴのリズムに乗って、不協和音を含む旋律が
展開される。このように、アドリブというか、クラシック曲のアンコール
だけでない自作の幅を持っているというのも音楽の深みがありそう。
そこで耳を掴んで、盛り上がって終わるものの、2曲目の子犬のワルツで、
くすぐりを入れ3曲目のスクリャービンで〆る。
まるでミニ・コンサートを展開している様で、序論本論結論みたいな
展開が仕組まれている感じさえする。大したもの。
たぶん、キーシンの株はここでも上がっている。

3Johannes Brahms: Symphonie Nr. 1 c-Moll
流麗なブラームス。さらさらと流れてしまう。行きつ戻りつでなく常に前進というような。
ブラームス的な影はあまり見られず、音響的な魅力で聴かせてしまうというか、
精神性とかいう世界の演奏でない。これはいい悪いではなく、音楽表現の上では
正解はないのかも。フランス本国の演奏会で、フランスの指揮者と楽団では、
これでよかったのかもしれない。

Aufnahme vom 22. September 2018 im Theatre des Champs-Elysees, Paris
パリ、シャンゼリゼ劇場2018年9月22日

バイエルン放送協会ネットラジオ  Panorama 12・12