MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

バイエルン放送交響楽団・Mヤンソンス

2019-12-26 10:27:15 | 音楽夜話(クラシック)
BR-KLASSIK CONCERT
25.12.2019
20:05 bis 22:00 Uhr
BR-KLASSIK
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Musiker des Symphonieorchesters mit Chefdirigent Mariss Jansons
auf einem Dach im Werksviertel | Bildquelle: BR

Konzertabend
Das Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

Leitung: Mariss Jansons

Ludwig van Beethoven: Symphonie Nr. 2 D-Dur;
Bela Bartok: Musik fur Saiteninstrumente, Schlagzeug und Celesta, Sz 106;
Johannes Brahms: Symphonie Nr. 1 c-Moll

このコンサートに先立って、ベートーヴェンの2番のリハーサルが1時間番組で
放送された。音楽を作る舞台裏を収録していたのだろう。CD全集の特典版で
付きそうな1本。丹念に音楽を作る。的確に団員に伝えていく。
手法は色々あるのだろうが、ヤンソンスは、旋律やポイントを歌いながら示していた。
リハと本番の指示の仕方はあまり違わない人なのだろう。リハで指摘していた音楽の
イントネーションなどは同じように表現されていた。これもプロの仕事なのだ。
ラジオだと音声がないと番組にならないので、この歌って伝えるくだりは、ドイツ語で
指示だししながらなので、言葉はわからなくても伝わるものがあった。

ベートーヴェンの2番はリハも聴いていたので、2度おいしいことになった。
メリハリのある演奏で、ある意味心地よかった。
「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」(通称「弦チェレ」)これは、たぶん
聴いたことがなかった。バルトーク自体あまり接することがないので初めてかも。
まず、初回ではあまり印象に残りにくい。凄い音楽であることは感じられるが・・・。
メインはブラームスの1番か。良くこなれて、指揮者の意図を良く汲んでいるような
演奏のように思えた。終楽章も堂々と落ち着いて進んでいく。奇をてらわない王道だけれど
伝わる演奏だった。







「水曜どうでしょう」研究される。

2019-12-26 09:25:56 | 旅は道連れ世は情け
「水曜どうでしょう」研究される。


私が初めてこの番組を見たのは、再放送でテレビ神奈川でやってた時代、
「原付ベトナム縦断 1800キロ」6年間の放送ありがとうという最終企画の
再放送だった。たぶん「リターンズ」時代の最後だったと思う。
そののち「クラシック」と、名称が変わり、放送本数も変わった。
今はこれが主に再放送されている。

なぜ見始めたのかは、これ以外の「どうでしょう」は、見ていても何かピンと来なかった。
しかしながら、ベトナムはバイクのツーリングをエピソードを含めて延々録り続ける。
これは、自分もバイクツーリングをしていたので、ツーリングレポート感覚で
共感を持って見られた。

ぼやいて旅して何が面白いのだろう・・・。それもだんだん慣れてくる。
面白みがわかってくるとはまる。全国47都道府県で放送されている
お化け番組になったが、なぜ、そうなるのかも読むとわかるかも。


番組の3つの柱。「低予算」「低姿勢」「低カロリー」。

たぶん、これが暗に守られていたので、それが、視聴者に浸透したのでは
ないかと思う。後年の作品は、それでも予算が降り、ちょっと番組の中で
物言いをするようになり、それでも視聴者に媚びることなく、自分たちの中で
番組制作を面白いと思ってもらえるように、面白いとこばかりでない、非日常の
なかから面白いところを救い上げて、つないで番組にしている。
色々言ってても押しつけがましくない所もハマる一端かもしれない。
上げていけばきりがない。

きっと書籍ではきちんとまとめていただけていると思われる。
見つけたら手にしてみようと思う。

5人目の旅人たち/「水曜どうでしょう」と藩士コミュニティの研究』(慶応義塾大学出版会)
著者:広田すみれ 東京都市大学教授(社会心理学)

好書好日
https://book.asahi.com/article/12984624?cid=asadigi_rnavi_book