MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

蜂蜜と雷鳴2(ねたばれあり)

2019-01-10 09:31:39 | 音楽夜話(クラシック)
蜂蜜と雷鳴2(ねたばれあり)


1菱沼 忠明 /「春と修羅」
2ショパン :エチュード集 Op. 10 - 第5番 変ト長調「黒鍵」
3リスト :パガニーニ大練習曲 S141/R3b - 第6番 イ短調
4 シューマン :アラベスク ハ長調 Op. 18
5~7 ストラヴィンスキー :ペトルーシュカからの3楽章 - No. 1~3

8菱沼 忠明 /「春と修羅」
9 ラフマニノフ :練習曲集「音の絵」 Op. 39 - No. 6 in A Minor: Allegro
10 ドビュッシー :12の練習曲 - No. 5. Pour les octaves (For octaves)
11 ブラームス :パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35 - Book 1
12 ブラームス :パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35 - Book 2

13 ドビュッシー :12の練習曲 - 5本の指のための(チェルニー氏による)
14~19 バルトーク :ミクロコスモス 第6巻 BB 105 (抜粋) - No. 148~No.153
20 菱沼 忠明 /「春と修羅」
21 リスト :2つの伝説 S175/R17 - 第1曲 小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
22 ショパン :スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op. 39

23 ラフマニノフ :Etudes-tableaux, Op. 39: No. 5 in E-Flat Minor: Appassionato
24 リスト :超絶技巧練習曲集 S139/R2b - No. 5 in B-Flat Major, "Feux follets"
25 菱沼 忠明 /「春と修羅」
26~28 ラヴェル :ソナチネ - I. II. III.
29 メンデルスゾーン :厳格な変奏曲 ニ短調 Op. 54

2次予選になっても、コンテスタントの演奏は続く。課題から選曲し、演奏時間40分。
自身のプログラムを組む。作品内では実際にない仮想の現代曲が課題で入る。この曲を
プログラムのどこに入れるかでも、プログラム建ての機微が見える。
コンサートプログラムに乗るような曲が続く。プロピアニストを目指すためには、この様な
曲をやっていく必要もあるのかもしれないが、過酷なレースは続いている。
指揮者と同じように自分で実際の音は出さないが、恩田さんのぺンは事細かに音楽を
語っている部分があったりする。

音楽をペンに乗せる。読んでいて演奏者と一緒に音楽している感じになる。不思議な感じだ。
ラフマニノフ・リスト・バルトークなどは名前は知っていても、聴いたことないものの方が
圧倒的に多い。今回は誰がどの曲を弾いたか書かないが、聴き進むだけでも、奥深い森に
進んでいくような気分になる。

より高度な2次予選も終了し結果発表。 3次予選に続く。


南阿蘇のJAZZ喫茶に行くことにする。

2019-01-10 00:27:12 | 音楽が流れる喫茶&BAR
2016/1-22

2016年の日記から。

南阿蘇のJAZZ喫茶に行くことにする。雨なのでインドア志向。いったい九州まで来て
なにしてるのか(笑)。ナビを合わせてここから一時間。
着くのは夕方になる。雨の中車を進めた。ライト点灯まで行かないが、県道を
すすみ、車は少ないが距離があるので、かったるくなってきた。

最近のジャズ喫茶開店からすると、定年退職でそれからの楽しみのために
始めるというパターンもあるらしい。奥方は借金さえしなければいいと思うと
結構構えるのだが、CD・レコード音楽を聞かせるだけでは儲からないという。
余暇の延長上くらいで出来るくらいでないと続かないようだ。

ここはウッドサイド・ベイシー(Woodside Basie)という店。薄暗くなってからついた。
店名の通りオーナーはベイシーがお好みの様で、店内でビッグ・バンドの定期演奏会を
行っている。結構上手なバンドらしい。店内もなかなか広く天井も高い。
趣味で始めるにしてもなかなかお金かかっている。オーディオにしても、
有名メーカーのそれが使われてるし、訳知りの方がアンプや配線などのアドヴァイスをして
いるという。CDやレコードもそれなりにそろっている。リクエスト・ノートはなさそうだが、
言えばかけてくれる感じはある。

店に入ると、ビッグ・バンド・ジャズが鳴り響いている。客はいない。採算はとれないかも
しれないが、楽しみでやってる分にはいい環境だろうな。

1枚目 角田健一(tb) 「ビッグ・バンド・ステージ」 (Warner Music japan)2010

角健さんのビッグ・バンド・ステージ。角健さんは1度生を聴いたことがある。
切れ味のいいバンド・サウンドだった。

ここでは高音質録音のCDのため、良く音が跳ねて聞こえる。
JBLのスタジオモニターの大型の奴が置いてある。
ある意味押し出しのいい、エネルギッシュな音。聴き疲れする可能性のある音だったり
するが、昔からのfanはこのような音を好むかもしれない。音響的な音だ。

いかにもJBLのスタジオモニターって音がしている。パンチのあるリズムが前にでて
聞こえる。音楽的にもエネルギーのある音がしている。それはそれで結構。

CDとレコードを交互にかけている。音の聞こえ方も違うかもしれない。
かなり押し出しのイイ、カロリーの高い音楽を聴いた。

2枚目は 「ハービー・ハンコック・トリオ '81」(COLUMBIA)1981

ハービー・ハンコック(p)ロン・ガーター(b)トニー・ウイリアムス(ds)。
1981年の録音。有名盤。この3人なら何をやっても様になるなぁ~という
時代だった。メイデンボヤージの様に隙はない感じに聞こえたりする。
スタジオ・モニターのクリアな音に、部屋の空気は透明になる。
ブレンド・コーヒーが冷めてきた。

3枚目はCDになった「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」(COLUMBIA)1964 
マイルス・デイヴィス(tp)の、深く暗い闇を聴く。チェットベイカーの方が
まだ救いがあるようなトーンだよね。リズム隊は上の3人。ハンコックとロンと
トニーだ。ちなみにテナーはジョージ・コールマン。珈琲を飲み干し時計と
にらめっこになったので、1曲聴いて席を立つことにした。

ハイカロリーのいい音を聴いた。九州も奥が深いです。