「12小節の人生」を見に行く(ねたバレあり)。
驚音上映。思ったよりサウンドに厚みが出ていて、
バンドサウンドになっていた。
クラプトンの人生は幼少期から、祖母に育てられたりして、
紆余曲折あった。対人関係、特に女性に関しては色々な思いが
錯綜しているようで、難しさが常にあった。
人妻に横恋慕したりして、それも結局成就せず、その代わり
音楽の神様はそんな彼を時々救った。
初めての男の子を授かり子育てに入ったが、その子は、
クラプトンの精神的な後ろ盾になって、天国から見守る形になった。
そのようなどん底を見せられても、麻薬や飲酒から
彼は這い上がってきた。
彼には最終的に音楽があり仲間がいて助けられている。
対人関係でうまくいかなくても、最終的に良い形で妻をめとり
子孫を持つことで、彼の子供と一緒に成長して行きたいという
夢がかなう事になる。普通こんな好都合には展開しないと思うが、
彼の本来の人間的強さと信じる音楽と時々の人との出会いが
巡り合わせ的に良かったのだろう。
ご本人は長生きしないと若い頃インタビューに答えていたが、
早逝はせず、きちんと課題を乗り越えてきた。
これはある意味凄いことだ。だれでもまねできるものではない。
ドキュメンタリーでご本人も監修しているだろうから、
ここまでの作品になったのだろうと思う。
我々年代は見ていて懐かしくも深い彼の人生を追体験した。
会場の視聴者も同年代か上の方たちばかりだった。
楽しい話ばかりでないが、最後はハッピーに締めくくっている。
心を開き許し家庭を持ち子孫を持つことで、彼の今回の事業は
終息に向かっているのかもしれない。
音楽の神様に愛され、周りに見捨てられず。母親には拒絶されたが
それを乗り越えた。ジョンブル魂を持つ、音楽だけでない、
彼の成功物語がそこにあった。
たぶん彼はクロス・ロードで魂を売り渡していないだろう。
耳の件あるも来日コンサート。
今年4月に来日予定と発表があった。
大きなツァーはしないものの、武道館5日は結構ハードではないか。
70を過ぎての海外遠征。
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/59104/2
https://www.barks.jp/news/?id=1000163713/////