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姫路から広島へ😊姫新線と芸備線を青春18きっぷで楽しんできた

2022年08月28日 | バイク・旅・ツーリング
ビール🍺を飲みながら行く“のんびりローカル線の旅”🚞
今回は姫路から佐用(兵庫)と新見(岡山)を経由して広島への旅、いつ廃線になってもおかしくない芸備線にも乗ってきました。
姫新線と芸備線の旅

通勤通学を担う姫新線で朝から呑み鉄

8月10日(水)晴れ、今回は姫路駅からスタートです。

駅弁を買ってから列車に乗り込むはずが、準備していたクラフトビールを家に忘れたことに気付く… せっかくお気に入りを揃えたのに😅

少し慌てつつ、近くのローソンを検索。
最近のローソンはクラフトビールを置いているので、好物のIPAも手に入るんですねー

ローソンで青鬼さんを手に入れると、今度は駅弁売り場へ
6:00開店の“まねき食品中央売店”で“おかめ弁当”を買って、ササっと6:10発上月行の列車に乗り込みます。

車内の席は7割埋まっている状態、平日なので通勤のお客さんですかね。
その中にビールと駅弁を持って席を探している自分… なんか申し訳ないなぁ~ って感じです😅
姫新線
そして、運が良かったのか、見つけたのが人の目も気になりにくい転換クロスシートの窓際席。
まぁ~ 青鬼さんの見た目はビールっぽくないので、朝からプシュッとやっても平気です。

青鬼さんで一息つくと、次はおかめさんです。

おかめ弁当は、炊き込みご飯の上に色んなおかずがトッピングされた優れもの。
まずは目で楽しんでから、バラエティー豊かなおかずでビールをグビグビ😆
〆は“えきそば”の和風だしで炊き上げられたご飯。
車窓を眺めながら、ほろ酔い気分でご機嫌さんです😊

季節外れの大イチョウと小麦の香りにこだわったパン屋さん

智頭急行と姫新線が交わる佐用駅。
ここで、姫路から乗ってきた上月行きの列車を降りて、津山行きに乗り換え。
なんですが、待ち時間が71分もあるんですねー

駅前の佐用町観光案内を眺めてみると、棚田に温泉、天文台…
色々と観光スポットはあるけど、どれも駅から離れています。

一番近いものは、兵庫県で一番大きい佐用の大イチョウなんだけど、見頃は11月頃になると思うので季節外れ。
気になる佐用名物のホルモン焼うどんは、もちろん開店前。(弁当食べたのに、なぜか小腹が空いていた。)
“一力”さんや“お多福”さんの開店は11時から、そして“ふじ”さんは定休日。
あと、駅近にあるホルモン焼きうどんの麺を作っている平谷製麺所さん。開店時間は8時か9時かな? 以前は、出来立ての釜揚げうどんが店内で頂けたようですが、残念ながら今は持ち帰りの販売のみのよう。
佐用駅1
とりあえず、大イチョウを目指しながら佐用町の散策を始めてみます。

駅前通り? を東に歩いて行くと、 なぜか朝早くから営業している本屋さん。
あと、立派な呉服屋さん、常徳寺というお寺さんや佐用の警察署を超えていきます。

そして、突き当りを右(線路側)に曲がって大イチョウに行こうとして見つけたのがココ。
溶岩石窯オーブンで焼くこだわりのパン屋🍞“ル・プルースト(Le Proust)”さんです。

もう営業しているので(開店は朝の7時)、ここで朝食を手に入れることにします。

店に入ると、食欲をそそるバターと小麦の甘い匂い。
購入したのは、ちっさなピザとハード系のクルミが入ったパン。
小麦の香りにこだわった香ばしいパンが好評らしいので楽しみです。

店を出て右手にある公園の中に立つ立派なイチョウの木。
この木が、佐用町のシンボル樹齢1000年の大イチョウ🌳にです。

青々として近くで見ると迫力があるけど、近寄ってみると幹がいくつにも枝分かれしているのが分かりますね。

台風で枝が折れたり、幹を落雷で裂かれたり、風雪に耐え傷もあるのかな。
その威容は、佐用の象徴にふさわしい威厳のあるもの。
今は夏で青々と繁っているけど、秋には綺麗な横葉になるのでしょうね。
佐用駅2
同じ道を戻っていくと、右手に酒屋さんが営業しているのを発見。
こんなお店でビールを補給して旅を続けるのもいいですね。
駅前に戻ると、ヤマサキパンが営業しているのに気づいていなかった。

散策で見つけた書店とパン屋、酒屋を合わせると朝の8時から営業しているのは4店舗。
あまり期待していなかっただけに、なかなかの結果かな。

この時点で津山行きの列車まで15分、さっき買ったピザパンをホームで食べながら列車を待ってました。

待ち時間は36分、今回は諦めた津山の観光スポット津山まなびの鉄道館

佐用駅から乗った列車は8:32発の津山行き。
津山に着くと、10:07発の新見行きに乗り換えがあります。

この乗り換えの合間に訪れておきたいのが“津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)”。
“津山まなびの鉄道館”は、現存している機関車庫としては国内二番目の大きさを誇っていて、古い特急や除雪車、ディーゼルカーが展示してあって面白そうです。

気軽に訪れにくい場所なので立ち寄りたいけど、待ち時間は36分と微妙なんですねー

もし、10:07発の列車に乗り遅れてしまうと、次の新見行の列車は12:49発。
新見駅着が14:35になってしまうので、予定していた13:02発の備後落合行きに間に合わず、次の列車は18:25発の最終列車になってしまいます。

まぁ~ 芸備線の東城~備後落合間は1日に上下6本しか走っていないので仕方ないですね。

っと言うことで、今回は出掛けずに駅で待つことに。
少しすると新見行の列車が早めに来たので、車内でウトウトしてました。

次回は、もう少し津山で過ごせる時間を作って、“津山まなびの鉄道館”や“津山城跡”に行って、ホルモン焼うどんも食べたいね。
B級グルメとして有名なホルモン焼きうどんは、実は津山と佐用の名物。

乗り継ぎの合間に利用した昔懐かしい駅前食堂

伯備線、姫新線、芸備線のターミナル駅となっている新見に着いたのは11:50。
お昼時になるので、もちろん飲食店を調べておきました。

1つ目は、謎のラーメンを提供している “名代中華そば山金”さん。
その名も“たい焼きらーめん餡じゃない”という気になるラーメンです。

2つ目は、和牛のルーツ“千屋牛”が堪能できる“焼肉・ステーキ 牛弘”さん。
ここの“千屋牛骨ラーメン”も気になる存在です。
ただ、自分はご当地牛を使った牛丼が大好物なので、良牛“千屋牛”の牛丼も外せない存在です。

そして、3つ目が、駅前で営業されている“きくや食堂” さん。
このお店のメニューで気になっていたのが“備中そば”でした。

残念なことに、訪れた日は水曜日。
“名代中華そば山金”さんと“焼肉・ステーキ 牛弘”さんは、どちらも定休日なので“きくや食堂”さんへ向かうことにしました。

“きくや食堂”さんは、駅前の商店街で営業されているお店。
中に入ってみると、雰囲気は昔懐かしい昭和の駅前食堂です✨

メニューもケチャップが効いてそうなチキンライスやオムライス、丼物、うどん、そば、ラーメンなど
昔は列車を待つ時間に、ここで食事をしたり、一杯やったりという光景があったのかな。
映画やドラマの舞台になりそうな味のあるお店です。

列車乗り継ぎの合間に利用すると、青春18きっぷ旅が盛り上がること間違いなし😆こういうお店との出会いも、旅の楽しみのひとつですね。

注文したのは、名物と書かれた“備中そば”。

運ばれてきた料理を見て思ったのは五目蕎麦?
“備中そば”の正体は、炒めた玉ねぎ、長ねぎ、人参、油揚げ、鶏肉をのせた、具材たっぷりのお蕎麦でした。

麺は手打ちの生蕎麦で太目の田舎蕎麦っといった風。
ズズーっと吸うのでなく、具材と一緒にバクバク食べて、出汁を頂く感じですね。
出汁は、野菜の旨味やら甘味がでた優しい味でした。

彩りもよく具沢山な“備中そば”。
実は、新見名物でなく、きくや食堂さんのオリジナルメニューだそうです。
新見駅
“きくや食堂”さんを出ると道を渡って和菓子屋さんへ。
“頌山堂”さんの“金の餅”は、黒ゴマの香りと抹茶餡の組み合わせが絶妙なんだとか。
金粉がかかってゴージャス感もありなのでお土産にしてみました。

あと、千屋牛が入ったミートパイも購入。
サクサクの甘いパイと千屋牛の風味がなかなか😋お昼に千屋牛が食べれなかったのでちょうどよかったかな。

秘境のターミナル駅“備後落合”へ

お昼を食べた後は、駅へ戻って13:02発の備後落合行きへ乗車。
いよいよ芸備線に入っていきます。

芸備線の東城駅~備後落合駅の間の営業係数は25,416円。
営業係数というのは、100円の営業収入を得るのにかかるコストです。
芸備線はこの営業係数が日本一高いそうです。

しかも、この区間の乗車人数は1日9人、1日に3本(上下6本)しかないんですねー

そう、芸備線はいつ廃線になってもおかしくないローカル線。
早めに乗っておきたくてやって来たのですが、同じ考えの人が多いのか車内は満席、立ち客も10名程いました。

乗った列車はワンマンの小型ディーゼルカー1両編成。
高出力エンジンを搭載していると聞いてたけど、スピードは出ません。

それもそのはず、路盤の状態が不完全なので速度制限区間が多くあるんですねー
さらに、走っている車両に木の枝が当たる当たる😅赤字路線のためか保線費がかなりカットされているのかな。

あと、蛇行を繰り返す線路に、頻繁に鳴る汽笛。
よく鹿が入ると聞いていたのでその対策なのかも。
こんな感じで、のんびりローカル線を楽しんでると、乗換駅の備後落合に到着です。

この駅には木次線も接続しているので、広島や新見方面以外に宍道方面からの列車も落ち合うことになる秘境のターミナル駅なんですねー

ホームに並ぶのは、新見から乗ってきた列車と三次からやって来て折り返す列車。
この後に、木次方面宍道行きの列車も入ってきて、わずか5分程の間に3つの列車が落ち合うことに。
1日に1回しか見られない貴重な光景でした。

周囲には何も無い無人駅なのに、なんか不思議な感じ。
ほんと乗り継ぎのための駅ですね。
芸備線、備後落合駅、新幹線、駅弁
備後落合を出発したのは14:43、車内は相変わらずの満席、立ち客ありの状態。
三次で乗り換えて広島に到着したのは18:14でした。

これで青春18きっぷを使ったローカル線の旅は終了。
帰りの新幹線の中でビールを飲みながら心残りに感じたのは、津山まなびの鉄道館やホルモン焼きうどん、それに千屋牛かな。

残りの青春18きっぷは2日分。
9月10日までまだあるので、近いうちに行くのもありかも。

あっ 新幹線の中で食べたのは、広島のソウルフードの一つむすびむさしの“山賊むすび”🍙
ビール飲むので、もう少し色々と入ったお弁当にしたかったけど、これしか残っていなかった…
ビールは、さわやかなレモン風味とちょこっとホップの苦みも効いているクラフトビール TESHIGOTO 広島西条 檸檬エール 5% ABV・- IBU でした。


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