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宇宙のはなしと、ときどきツーリング

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衛星“タイタン”でプラスチックの原料を発見

2013年10月06日 | 土星の探査
NASAが土星の衛星タイタンで、
プラスチック製品の原料に使用される炭化水素プロピレンを発見したそうです。






カッシーニが撮影した
土星の衛星タイタン






地球以外の惑星や衛星から、プラスチックの原料が見つかったのは今回が初めてなんですねー

地球では、プロピレンは主に石油から生産され、スーパーなどで使われるプラスチック容器や車のバンパーなど、さまざまな製品に使われています。

NASAは、土星探査機“カッシーニ”に搭載された赤外分光計でタイタンの大気を観測したところ、
検出した波長の特徴から、下層に微量のプロピレンが存在することが分かったんですねー

NASAでは、ヨーロッパ宇宙機関やイタリアの宇宙機関とともに土星探査を続けていて、
今回の発見が、「タイタンの大気にはさらに多くの化学物質が存在する」という可能性を高めたことになります。

タイタンの大気にはメタンや窒素が含まれているのですが、より複雑な構造を持ったプロピレンの検出には難航したそうですよ。