訃報

2008-10-24 22:55:37 | Weblog
昨日の朝日新聞夕刊の訃報で、坂口菊枝さんの名を目にしました。と申しましても個人的に関わりがあったわけではありませんし、『(坂口弘死刑囚の母)』という記載がなければ誰のことやらわからなかったでしょう。連合赤軍の一連の事件については知るところが少ないですし(三島の自決と同じくらい、【そこに至るまでの経過や心理的葛藤】が不可解に思われます)、彼らが起こした事件のせいで私たちの世代は管理教育の真っ只中に放り込まれた、という認識を持つくらいのところでしょうか。ただ、あの事件の頃は、「あのような事件を起こしたら我が子を殺して自分も死ぬ」と思い詰めた親が日本国内に少なからず存在したような気がします。
活字中毒に近い私が唯一遠ざけているジャンルが詩歌のため、坂口弘死刑囚がどのような短歌を詠んでいるかは知りませんが、夕刊の訃報によると坂口菊枝さんは息子の創作活動に少なからず関わりをもっていたようです。人の子の親としては、我が子が加害者・被害者どちらの立場にも立ってほしくないと願うもの。彼女の胸のうちはどうであったか…。無関係かつ無責任な他人が訳知り顔で言うべきではないでしょうが、母親という身としては色々考えさせられるものがあります。
函館カールレイモンのソーセージが届く。美味しいことは美味しいのですが、個人的には仙台勝山館のソーセージのほうが好みかも。

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