今日は映画!!

どうも、空の機嫌は予報とはビミョーにずれたような…苦笑。
昨日の予報では、お天気は回復して気温は幾分高めだったと思いましたが…!?

前日まで、水曜のオフは足をのばして東か西かそれとも北に行こうか(多摩川を渡るプランは浮かびませんでした)…なんて考えていたのに、目が覚めた時の肌寒さとはっきりしないお天気とでフテ寝←ヲイヲイ…苦笑。
その最中に我が昭和のアパートはユラユラし、こんな日は遠出をしないに限ると慎ましくレディースデーを利用して映画を見にシネコンへ…。


選んだのはスウェーデン映画で、英語タイトルは“The Hundred-Year-Old Man Who Climbed Out of the Window and Disappeared”。
これが日本語では『100歳の華麗なる冒険』になります。
原作はスウェーデンのベストセラー小説で、この映画もアナ雪を超える興行収入だったそうです。

100歳の誕生日を老人ホームで迎えたアランじいさん。
職員が誕生パーティーの準備をしている最中に部屋の窓から脱走し、辿り着いた駅で有り金はたいてバスの乗車券を購入します。
そこへ、ばかでかいスーツケースを持ったチンピラが登場。
トイレに入る間だけとチンピラからスーツケースを無理やり持たされたアランは、バスにそのまま乗車し………。
このじいさん、一見ただの100歳老人ですが、実はなかなかに痛快な過去を持つ人物でありました。
画面には、スーツケースを持ったアランをめぐる騒動と彼の過去とが交互に登場します。

ロードムービーで、ブラックユーモアで、ドタバタ喜劇でもありますが、二つの大戦と東西冷戦を生き抜いたバイキングの末裔のメンタリティはひと味違うと感心するばかり。

ただ、この映画は、現代史を多少なりとも知らなければ面白さが半減するかもしれません。
フランコ…オッペンハイマー…マンハッタン計画…トルーマン…スターリン…果てはレーガンやゴルビーまで登場するのですからねぇ(苦笑)。

よくもまぁ、と感心するほど最後まで都合よく物事が運び、物語が収斂されていく様はお見事(笑)。
ジンタを思わせるような音楽も画面にマッチし、飽きることがない115分でした。