ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

勝って来るぞと

2008-08-01 06:57:49 | 戦争と民衆
 8月15日は終戦記念日である。毎年この時期になると何回も同じ戦争記録、証言がTVなどで放映される。関連するDVDも売り出される。
 これを飽きもせず毎年見る私達の年代とチャンネルを切り替える無関心派に分かれる。

 証言する人や戦争の語り部は少なくなっていく。当然に80歳代になるからだ。

 「お前たちの代わりは一杯いるんだ」上官の命令は天皇陛下の命令であると・・消耗品としての存在価値しかなかった人達の語り口は身に迫るものがある。

 戦後63年が経った。カラオケに行くと「軍歌」は一杯ある。戦争にも行っていない60歳代は歌う・・・・勝って来るぞと勇ましく~誓って故郷を出たからは手柄立てずに死なりょうか~進軍ラッパ聞くたびに瞼に浮かぶ旗の波~・・・・露営の歌である。

 しかし、こんな歌も昭和20年代生まれまでで平成生まれは歌わないだろう。昭和元年から20年目・敗戦、あれから43年目の今は、「平成」の平成の世となり、それから20年、世情の移り変わりは当然で、人の心も変わってくるが、日本は世界の国から比べれば、欲しいものは粗方手に入るし食べ物も豊富で自由奔放でやりたい放題である感じがする。

 あの時期、お国の為に死ぬことは何ともなかったことに比べれば幸せの至りである。
 今でも世界の各地では紛争があり、爆薬を腹に巻いて自爆する「主義主張やお国のために・・・・・」が絶えない。曾っての日本のようにである。

 あの不幸な時期と同じような状況は、世界のどこかで相変わらずブスブスと燻っている。
 今の日本では、そんなこと関係ない!?関係ない!!


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