ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

玄米

2008-04-13 15:14:33 | 思い出はホロ苦く
 玄米とは、籾殻を除いただけで、精白をしていない米である。今では健康食品として見直されており、スーパーでも売っている。・・・玄米食、玄米茶などもある。

 昔は、必要な分を納屋などで臼に入れた玄米を杵で「ぎったんばったん」と搗いたのである。丁度、シーソーのように足で杵を跳ね上げ落とす重労働であった。
 今では農業資料館あたりでしか見ることができない。地方によっては水車を使っていたようである。

 終戦直後には、一升瓶に三合位ずつ入れ棒で搗いたのを憶えている。
 3㎜位の「穀象虫」がゾロゾロいた。象に似ているというが、私は甲虫の小さいものだったなーと思っている。
 メリケン粉にも日数が経つと蛆虫のようなのが巣くってくる。今では全く見かけないが、それだけ農薬、殺虫剤が効いているのだろう。

 ・・・・一日ニ 玄米四合ト 味噌ト 少シノ 野菜ヲ食ベ・・・・
                  「雨ニモマケズ」宮沢賢治である。

 私は、一袋5㎏の米を千八百円位の一番安いのを「一割引特売デー」を狙って買い、三か月で食べている。朝だけ三勺分、茶碗に軽く一杯である。「雨ニモマケズ」の時代からは想像もつかない・・・というのは、搗くと三合半位になるとしても多いと思うが、肉魚などない質素な時代でもあったので当然であったとも思う。

 負け惜しみと痩せ我慢であるが「米は炊き方で決まる」と思っている幸せ者である。何千円もする「魚沼産」のような高い米は美味いと思うが食べたことがないので比較の仕様がない。

 現在の電気炊飯器では水量さえ間違えなければ技術は不要である。「米価」も高値になり、市場にも出なくなって庶民には高嶺になっては「元も子もなくなる」こともあるのでは・・・・
 

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