情報は正確に

　「正確な情報が欲しい！」
　避難所での罹災者の多くの声である。誰が情報を届けるのか、これも難しい問題である。
　震災から２週間になろうとしている。避難所にも食糧、薬品などが届くようになったようである。孤立している所も徐々に救出されたようであるが、未だ、手つかず、手が付けられない所もあるかも知れない。

　そのうち、避難所にも電気が通じてＴＶが観られるようになるだろう。ＴＶやラジオが今のところ信じる寄りどころか・・・齧（かじ）りついて見聞きする・・・

　地震直後のＴＶ番組も地震報道一色であったのが、徐々に「お笑い」なども入ってきた。
　先日からＮＨＫ「てっぱん」「お江」も再開された。

　新聞のＴＶ番組も地震報道だけであったのが、数日前から以前のものに戻ってきた。

　思い出されるのは昭和天皇崩御の時、２３年前になるのか、毎日ＴＶで、葬送の曲のようなのが流れていた。若者はレンタルビデオで時間を過ごしたようである。

　この度は、何万の人の犠牲、死が、原発が・・・悲しみを越えて人々は全くのゼロから復興に向かって行かなければならないのである。

　朝刊の週刊誌広告見出しに「政府が言えない・原発・巨大爆発・カウントダウン・その時どうする・すでに『白血球減少レベル』に最悪の場合は？」のキャッチコピーがあった。

　これは売れるだろう・・・昨日、政府は、ホウレン草、かき菜、原乳から放射性ヨウ素、セシウムが検出され出荷控え要請を発表した。・・・健康に影響を与える可能性はない・・

　これ等の情報を何と取る？理解する、裏も表も、裏の裏は・・・信じる者は救われる・・・