ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

水枕

2007-02-07 07:55:43 | 思い出はホロ苦く
 かって私は頭痛持ちであった。小学校時代には、月に1回位は後頭部が痛くなり眼底が真っ暗になり見えなくなってしまう程ひどいときもあった。
普通の人は、前頭部が痛いものの様だが私には解からない。勿論、学校は休みで半日寝ていれば治るのである。中学、高校になるに従い回数も少なくなり、上京してから今日まで皆無になったが、最近、目に来ることがある。

 当時は、ゴム製の「水枕」で冷やしたり、水で絞ったタオルで冷やしたりした。
 氷など無かったので「氷枕」ではないのである。今では「アイスノン」や貼るものがあるようだが使ったことも数回しかない。「氷嚢」も後頭部なので使ったことはない。

 我家にも確か水枕があったはずだと探したら「あったあった」写真のものだ。息子達が使っていた30数年前のもので硬化し、触るとパリパリと朽ちた。そのうち、息子や孫に見せてから処分するつもりだ。(箱もそのままで、Water Botlle と英訳も面白い{アイデアル㈱}値札は600円とある。結構高価であったようだが、結構使ったようだ。)

 新聞に、高級ホテルでチエックインのとき、そばがら、アズキ、羽毛、模造真珠など8種類の枕が用意されており希望を聞かれるという記事があり、思い出したのである。

 母は何処からか「アズキの枕は頭を冷やす」と聞いてきて、私の枕は特製のアズキ2升位を入れたものにしてくれた。上京する時にもこれを特製のやや長めの布団と一緒に「布団袋」に入れ持ってきたがそれが最後で、必要性も無くなっていた。

 母、親にかかる「詞」 垂乳根(たらちね)の 母の念じる 手作りの 枕はとおく アズキ思い出す


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