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小中学校の全普通教室にエアコンを設置 榎本町長 宮代町議会6月議会

2014年06月02日 20時18分18秒 | 宮代ニュース
宮代町議会6月議会は2日から一般質問が始まったが、榎本町長はその質問に答える中で「今回は中学校3年生と小学校1年生の教室にエアコンを導入するが、出来るだけ早い時期に小中学校の全普通教室にエアコンを導入する」との考え方を明らかにした。ただ、その財源処置については具体的は説明はなく「本年中に(財源処置を含めて)その方向を決定する」との表明にとどまった.

小中学校のエアコン導入については、榎本町長の選挙公約として「中学校3年生の教室への導入」を掲げ、25年度補正予算で、中学校3年生及び小学校1年生の教室への設置を計上。宮代町議会は「エアコン予算のためだけで他の重要な予算を含む25年度補正予算を否決するわけには行かない」として「予算執行に当たってはなお十分な協議と検討を重ねるように」との付帯決議をつけての通過となった。

宮代町教育委員会は教育環境の均等性の観点から、「(中学校3年生、小学校1年生の設置が先行した場合)3年以内には他の全教室への設置が望ましい」との要望をまとめた。

こうした中で、榎本町長がどのような方針を打ち出すかが注目されていたが「2、3年といわず、出来るだけ早い時期に全学年の普通教室に設置したい」としたもの。

ただ、一番ポイントとなる財源は不透明で、2日の一般質問でも「行財政改革で」「財政調整基金の取り崩し」「税収増」「補助金期待」などが出されたが榎本町長は具体的な説明は行わなかった。



【議会を傍聴して】

なんとも、のんきな計画を打ち上げるものである。

中学校3年生と小学校1年生の教室にと言っていたエアコン設置が、今度は全普通教室にというわけである。

財政が厳しいから、中学校3年生と小学校1年生への導入計画だったのでは・・・。

それが、宮代町の財政がよくなったわけでもなさそうなのに、全学年の普通教室にと拡大するのである。

そもそも、環境教育に熱心で、キッズISOに先進的に取り組んできた宮代町は、夏の暑さ対策を扇風機やミストシャワー、グリーンカーテンなどの省エネ機器・工夫と努力で乗り切る教育と言うのが基本姿勢だったはず。

その、見直し(キッズISOは自前で実施と言うことになったが・・)や検討が行われた感じはない。

そんななか、中学校3年生の教室にエアコン導入をと、榎本町長が選挙公約として掲げ、その公約を一日でも早く具体化したいと急いだ結果が、事務方や議会との十分な意思疎通・協議の不足という結果となり、付帯決議付きの補正予算通過という綱渡りになったのである。

それが、今回、全普通教室にと拡大した。

そんなに、財政的ゆとりがあるのなら、最初からなぜ全教室にという方針を打ち出さなかったのか。

そもそも、環境教育との整合性をどうとろうろするのか。

「なんとかなるさ。どうせ税金だもの」という気持ちはないとは思うが、それにしても無計画で「のんきな計画」と映った。

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