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母親らを中心に60人余が聴講 宮代町コミュニティセンター・進修館で「放射能を学ぶ」講演会

2011年10月23日 17時38分46秒 | 宮代ニュース

宮代町の市民グループによる「放射能を学ぶ」講演会が23日、宮代町コミュニティセンター・進修館で開催され、子どもの健康を心配する母親らを中心に60人余が聴講に訪れ、関心の高さを示した。

宮代町では、原発事故以来特に目立った活動が見られず、放射線量もホットスポットといわれる地域からすると目立った数値もなく、住民の放射線に対する関心はあまり高くないのではとも見られている。

こうした中で、市民グループが、「5年後10年後子供たちが健やかに育っていくために今、何をなすべきか」など、放射能についての基礎的な事柄を学ぼうと、23日、市民科学者を育成する・高木学校の瀬川嘉之氏を講師に迎えて「放射能を学ぶ」講演会を開催したもの。

主催者側では、宮代町の現状から参加者はあまり多くないのではないかとして、じっくりと意見交換の出来る進修館の30人規模の研修室を会場としたが、母親など女性の関心が高く、急遽折りたたみ椅子を会場に入れるなどして対応する盛況となった。

講演後の質問も数多く、マスコミや政府および関係機関の発表などをどう捉えたらいいのか、また、どの数値なら一応安心できる水準なのかなどの質問が続いた。

瀬川講師は「これならだめだとか、これなら安全という数値はない。国の基準も緊急時のものである」「農薬や食品添加物など気を使っている人が多いが、それらは遺伝子を変異させるレベルのものは国などの基準で使用できない。しかし、放射線はDNAを変異させるということが極めて問題である」「今大切なことは、被曝量をこれ以上増やさないこと。そして、その可能性のあるものを封じ込めること」と。

さらに「一人ひとりが被曝量を減らす努力をすることも大切だが、協力したり他に働きかけて、被曝量をこれ以上増やさない活動をすることも重要」とも語った。


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