宮代町の大学通り商店会によるサマーフェスタが29日、食品を中心としたスーパーマーケットチェーン・ライフ宮代店駐車場で開催された。時折、小雨がぱらつく天候だったが、商店会、日本工業大学、地域住民が一体となった祭りとなり、多くの人が楽しんだ。
地域の商店街がシャッター通りとなる例が多い中で、大学通り商店街は、宮代町のなかで今、一番頑張っているとも言われている。
その理由は、日本工業大学のある商店街として、学生を意識した活動が行なわれている点。
こうした中で、今年のサマーフェスタは、日本工業大学の学生が祭りに積極的に参加、
9月に開催される全日本学生フォーミュラ大会に参戦する車のモデルが展示され、地域の人に応援を要請したり、
舞台上では、日本工業大学学生によるパフォーマンスが披露されたほか、
大学のサークルによる出店など
若いアイデアと活動に、訪れた子どもたちも大はしゃぎだった。
29日の宮代町は、時折、小雨が降る天気で、最高気温は28.5度(久喜アメダス)と昨日に続いて真夏日回避の涼しさ。
大学通りサマーフェスタが始まった午後3時頃には、一時雨もやみ、屋外イベントにはすごしやすい天気
会場では、出店やゲームコーナーや、宮代町が今秋予定しているハロウィンパーティのPR七夕飾りなど
さまざまな催し物が行なわれた。
舞台では、大学通り商店会のある地域の通学先である笠原小学校の生徒による校歌斉唱に
アンコールの拍手が沸き起こる賑やかさ。
また、宮代町のB級グルメ「みやしろ餃子」のPRソングを作ってくれた「スペシャオ餃子バンド」のミニコンサートも行なわれ
雨が降りだすなかでの「みやしろ餃子スピリット」の熱唱に大きな拍手。
なお「みやしろ餃子スピリット」の楽曲はYou Tubeにアップされている。
後半は、雨の中での祭りとなり、夜に入ると本降りとなってしまったが、楽しいサマーフェスタとなった。
なお、会場には庄司・宮代町長や坂巻・宮代町商工会会長をはじめ柳澤・日本工業大学学長も姿を見せ、産・学・官がこの祭りを盛り上げ、宮代町や日本を元気にしていこうとの姿勢をあらわしていた。
こうした、地域、大学、商店会のつながりは、8月1日、2日の両日行なわれる、日本工業大学夏まつりにも引き継がれる予定で
地域住民も大学の祭りにこれまで以上に積極的に参加していく動きとなっている。
東日本大震災後、地域の絆の大切さが見直される中で、宮代町では日本工業大学と地域のつながりが、一層緊密になっている。