「チューリップ土の中からこんにちは」。明日4月23日は「子ども読書の日」。その記念行事として宮代町ではこの時期、例年、「としょかんこどもまつり」が開催されているが、今年は明後日24日、各種イベントが宮代町立図書館で行われる。それを前に、「としょかんこどもまつり」恒例の俳句大賞入賞句の展示が、図書館展示ロビーで行われており、宮代町の豊かな自然を素直に詠んだ句など、子どもたちの感性の豊かさに訪れた人も足を止めて鑑賞する姿が見られている。展示は24日まで。
今年の、「としょかんこどもまつり」俳句大賞には782名の小学生から1556句の応募があり、2日間10時間をかけて、一句一句を口ずさみ500句を一次選考。引き続いて、宮代図書館俳句教室受講終了の中から有志7名で選考、50句を入賞としたもの。
俳句大賞入賞作品は次のとおり
【小学校1年生】
チューリップ土の中からこんにちは
どてのみちはるのあしおときこえたよ
おひなさまいつかわたしもなれるかな
ふんわりとかわいいほっペシクラメン
すかしょうのみんなをみてるかえでの木
やすらぎのみやしろまちにとりのこえ
ゆきどけやかえりにあそぶ水たまり
【小学校2年生】
しもばしらじめんに立ってみはりばん
雪だるま大きくなってうごきそう
ふきのとう雪がのってもがんばるよ
雪だるま一日だけのお友だち
うぐいすはいつもどこかでかくれんぼ
かがみもち二だんベットのみかんつき
たんぽぽにのって行きたいゆめの中
ペダルこぎ虹にむかって風をきる
しゃぼん玉わたしうつしてとんで行く
【小学校3年生】
チューリップ真っ赤な顔でてれてるよ
しもばしらがっきみたいにえんそうかい
かきの実がてれてるのかなまっかっか
うめの花ここでも紅白歌がっせん
つくしさん春の足音聞いている
ふんわりと風にのって春が来る
冬の夜空には星のたから箱
もう春だ知らせてくれるお花たち
さくらさきいっしょに登校弟と
【小学校4年生】
ハクモクレン白い花びら見えてくる
☆教室に光(が)差しこみ春が来た
ふきのとうあさひをあびてせのびする
石の下虫が集まり冬をこす
梅の木に花たちならんでおどってる
春の音耳をすませばやってくる
さくらさきみんなわくわくクラスがえ
にじを見て気分も晴れる雨上がり
☆めだかさんすいそうの中(で)春をまつ
オリオン座見上げた空にかがやくよ
ゆきだるまわたしのいえのみはりばん
春一番ぼくのぼうしがとんでゆく
(☆の句は監修者が一部補筆したもの)
【小学校5年生】
夕焼けが真っ赤な顔して照れている
いただきますみんなでこたつ顔近い
雪だるま「また来年」と笑ってる
どんぐりが落ち葉にうもれてかくれんぼ
いがいがの中をのぞけばふたごの子
虫たちが烏の合図で出てきたよ
雪だるまバケツ残して消えちゃった
【小学校6年生】
しも焼けの手をひろげるともみじみたい
ふきのとうひょこり出て来てこんにちは
くりの実はイガに守られお姫様
さびしさとうれしさつのる卒業式
朝おきて体に感じる春の風
せつぶんで自分の欠点おいはらう
なお、、「としょかんこどもまつり」は、4月24日(日)11時~16時に宮代町立図書館で行われる。
主なイベント予定と時間は次のとおり。
○小さい子のえほんの会(11時~11時15分)
○童話を読む会&おはなし会(11時15分~12時)
○町内小中学生による絵本の読み聞かせ(12時~14時)
○折り紙の体験(12時?14時)
○みやしろ郷土かるたとり(12時30分~13時30分)
○小学生の俳句の表彰式及び発表会(13時~14時)
○紙芝居の会(14時~14時30分)
○子ども映画会(14時30分~16時)