新緑の中に白い蝶というのは目立つ。
モンシロチョウより一回り大きく、黒い筋がはっきりしているとあっては、目立ち過ぎることこの上ない。
カメラを向けてくれといわんばかりの格好だが、いざ、カメラを向けるとなかなかポーズをとってくれない。
意思疎通がうまくいかない。というのも、この蝶は中国原産ではないかといわれ、マニアが放蝶したのが爆発的に増えたのではないかとも言われている。
むりやりつれて来られて、鑑賞蝶として仕事をさせられ、用なしになったので、捨てられた。
帰るに帰られず、日本で生きていくしかないので、頑張っていると、意外に環境があって子孫繁栄となった。
ところが、在来種のゴマダラチョウと食べ物が同じで競合する可能性がある上にゴマダラチョウとアカボシゴマダラの雑種が出来るというので、いまや侵入外来種として白い目でみられている。
なお、写真のアカバシゴマダラのは名前の赤い星がないが、これは春型で、夏以降に出るものは赤い斑紋がある