聖書通読日記 2

2001年ペンテコステに受洗、プロテスタントのキリスト者

マルコ福音書9章 いちばん偉い者 その2

2011年08月02日 | 新約聖書日記

つづき

新約聖書注解Ⅰ 日本基督教団出版局 を、まとめて。
『33~34節 この二つの節はマルコの編集句。
彼はガリラヤにおけるイエスの宣教活動がカファルナウムで始まったことを念頭に置き、
そこをガリラヤにおけるイエスの最後の教えの地としたのであろう。
それは弟子の教育である。
この福音書では家は弟子たちに対する教えの場でもある。
イエスは受難と死に向かってガリラヤをとおって旅をしているが、その「途上」弟子たちは誰が一番偉いかと地位を争っている。
マルコはここでも彼らの無理解を読者に強く印象付ける。

35節 後にイエスに高い地位を願い出たゼベダイの子ヤコブとヨハネの関連で語られ、
また、律法学者やファリサイ派の人々に対する非難の中にも見出される。
イエスに従う者には、序列に関するこの世的な考え方を逆転することが求められる。
彼らは、受難の「人の子」イエスの弟子であるゆえに、
「すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい」と命じられる。
イエスの道は、真の偉大さが奉仕を意味することを決定的に証言する。
「仕える者」と訳されているギリシア語ディアコノスは食卓の給仕人、教会の職としての「奉仕者」の意味でも使われる。

36~37節 「すべての人に仕える者」は「子供」によって象徴されているような弱い立場にあって軽視されている仲間のキリスト者をも受け入れなければならない。
「このような子供の一人」は「わたしを信じるこれらの小さな者の一人」を指す。
「抱き上げて」エナンカリサメノスは「抱きかかえる」とも訳せる。
新約聖書ではこの動詞は小さい者へのイエスの愛をよく言い表している。
小さい者をこのように受け入れることが受難と死に赴くイエスに従う者の態度である。
37節においてはイエスを信じる小さな者たちをイエスの代表者として受け入れることが弟子たちに求められている。』



お祈りしますm(_ _)m
恵み深い天の父なる神さま
イエスの弟子であるわたしたちが、
すべての人の後になり、すべての人に仕える者になれますように。
そして、
弱い立場にあり軽視されている仲間のキリスト者を、受け入れる者になれますように。
主の教えに従えますように。
主イエス・キリストの御名によって、お祈りします。
アーメン

「神学部とは何か―非キリスト教徒にとっての神学入門」読了

2011年08月02日 | 本の感想
「神学部とは何か―非キリスト教徒にとっての神学入門」佐藤優著 新教出版社 1700円

読了。

面白かった。
神学についてとか、神学部についてとか、いろいろ分かった。
やっぱいいな。
神学って。
ますます神学の勉強の必要性を感じた。
わたしも、叶うことなら、神学部に行きたいわ。

まあ、働かないと生きていけないし、時間も無いので、いまさら大学にいけないから。
ぼつぼつ独学していくしかないか。
学校に入らなくても、本を読むことはできるし。
英語を勉強することも、コイネーギリシャ語を勉強することもできる。
できることをやっていくわ。

神学は役に立つ。
このことばが、この本を読んで印象に残った(o^^o)


「新訳 キリスト者の自由 聖書への序言」読了

2011年08月02日 | 本の感想
「新訳 キリスト者の自由 聖書への序言」マルティン・ルター著 石原謙訳 岩波文庫 460円


読了。

ルターのキリスト者の自由って、とっても有名だけど。
どんなんかしらん。。。と思ってたら、
思ってたのよりも、短い文章だった。
でも、内容は重い。

キリスト者は信仰だけで、義とされる。

行いによっては義とされない。

義とされたキリスト者は隣人によい行いをするよう努める。

義とされたキリスト者は、すべての誡めと律法から解き放たれているし、たしかに自由である。
これがキリスト教的な自由であり、「信仰のみ」である。

もっといろいろ書かれているけども。
まとめてみた。
また、読み返してもいいと思う。

聖書への序言のほうも、よかった。
なるほどと思えることが書かれてあった。


「キリスト教問答」読了

2011年08月02日 | 本の感想

「キリスト教問答」内村鑑三 講談社学術文庫 900円

読了。
ものすごい良い本だった。
内村鑑三は、やっぱりすごい人。
すばらしいキリスト者。クリスチャン。
信仰が篤い人。
キリスト教に疑問のある人からの問いに、
内村鑑三が答えていくというふうに、
問答という形でまとめられていて、いろいろと詳しく答えていた。
読んで良かった。
キリスト者が読んでも、もちろん恵まれる本。
キリスト者じゃない人が読んでも、すばらしく恵まれる本。
いろんな人に読んでもらいたいな。。。と思う。

目次より
来世は有るや無きや
キリストの神性
聖書ははたして神の言なるか
三位一体の教義
教会問題
予定の教義
人類の堕落
奇跡の信仰