『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

破壊の元凶は、不信

2010-05-04 17:40:10 | Weblog
大切なのは、充実したコミュニケーション



(釈尊は、仏法の教えの中で、「不信ならば 濡れたる穂口に 火を打ちかけるが如し」・と「信じる事」を、仏法の極意をつかむうえでは、欠かすことのできない最重要時だと教えているのです。つまり、不信であれば、悟りや成長はなく、その心が伝染して、その心が広がって、やがては、心を破壊し幸せの芽を摘んでしまうのですよと、やさしく教えられ、強く戒められているのです。)




 最近、年を追うごとに心を痛めていることがあります。それは、若い人たちをよく面接をして、採用して働いてもらうわけですが、基本的な、「報告、連絡、相談」ができない点です。いや若い方に限らないかもしれません。コミュニケーションがほとんどできない会話が多いのです。




 人間は、一人でない限りは、必ずお互いの信頼関係がないと、その利点は発揮できません。いや却って、本来の力を発揮できずに、力が、半減もしくはそれ以上減少していきます。



 これは、夫婦であっても、恋人同士などの少人数から、会社や、大きな組織団体まですべての社会的集団にも通じます。下手をすると、組織の人間関係を破壊してしまうのです。



(ソクラテスは、徹底して対話の重要性を教えられ、行動され続けました。そしてその対話の継続の中から、あの有名な一節「汝自身を知れ。」という結論に至ったのです。人が幸せになっていく為の究極の結論として、導き出したのです。つまり、人は皆良い命も、汚い命も両方を持ち合わせている。それを知った上で、汚い命を抑え、良い命を出していくように、自分自身の心をコントロールしていくことが大切だと教えたのです。)





 どんな人にも、欠点はあり、失敗も犯します。しかし、度重なるコミュニケーションを交わしていく中で、相手の良い面、悪い面が分かり、良い面を称え、悪い面を補いあっていこうとします。そうすることで、ますますお互いの信頼関係は深まっていくのです。





 その信頼関係を築いていくためには、報告、連絡、相談を通じての、コミュニケーションが、非常に大切になってくるのです。



 最近こんなことを、耳にしました。「とある中小の会社で、年配のその道に長年携わってきた方や若いこれからプロの道を新目指そうとする方々が、同じ時期に社員となり、新しい事業に取り組んでいく最中、その道に長い間携わってきた年配の方が、若い社員に、(せられんことをしゆう)と言って会社への不信を漏らすのです。



 それを聞いた若い社員は、「うちの会社は、悪い会社や。」と、勝手に思い込み上司や同僚に、不信感をつのらし、会社全体の人間関係が、不信渦巻く様になり、やがて、空中分解をしていったという話です。



 こんな話はよく芸能人の夫婦関係などで、マスコミの報道によって不信を募らし、結果的に離婚となっていくケースに似ています。このような風潮が蔓延していくと人間社会は、崩壊してしまいます。人類の滅亡にいたってしまうのです。



(心なき市民の讒言によって、決められた法の裁きによって、弁明もせずに毒杯を仰いで刑に処すわけです。のちに讒言をした心なき庶民は、庶民の手によって罰せられていくのですが、「信」の大切さと、「不信」の恐ろしさを、命をかけて示し教えられているのです。)




 すべてを、一切破壊してしまう元凶!!それは、不信という人間の心に巣づくう、人生を破壊する無明の闇なのです。この不信を信頼に変えていくものこそ、あくなきコミュニケーションの積み重ねであるのです。



 ビジネスの基本であり、人間の生き方の基本も根本は、「連絡、報告、相談」この3項目に、信頼に至るすべてが、含まれているのではないかと思います。その一歩深い心の中は、「人に喜んでいただきたい、幸せになって頂きたい!」という感謝と、報恩の至誠の心で、古民家の心に相通ずるものなのです。



(「古民家の心」それは数百年の期間木が成長する過程から、始まりお家を造る作り手、そしてそこに家族の命を託して住まいつづけて来た一点は、信頼の「信」の一字なのです。
古民家はそうした多くの方々の「信」で成り立っているのです。だからこそ不思議なパワーや力があるのです。)






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