『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

古いもの

2008-07-01 12:20:04 | Weblog
日本の世界遺産



 週末は、凄い集中豪雨でしたが、大丈夫でしたか?


このような、自然の猛威に合うたびに、日常の平穏な状態の有難さが身にしみてわかりますね。





 人間は、いろんな状況環境の中で『慣れる』という得意技を持っていますが、この『慣れ』が、大事な所です。




 慣れは、悪い面で捕らえると、『マンネリ』、『ぬるま湯につかる』、『変化を嫌う』、等基本的に『時流に流され、深く考えない』と言う悪い面が目立ちます。




 やはり、時代は、変化、変化の連続です。
こんな時代こそ、人の命を大事にした確たる考え方(理念)が、大切になってきます。
 一人の人を、人の命を大切に!と言う視点から、環境を守る、物を大切にする、文化を守る。人間性を豊かにする。
 そこには、住環境が大きな役割をするのでは、ないだろうか?




 そうした事から、私たちは、この古い木造住宅に、注目をして建物の改修工事や、新築工事を進めています。




 皆さんご存知でしょうか。この世界遺産にもなっている日本最古の木造建築に法隆寺があります、建立は、西暦670年と言われていますが、1300年以上たった今でも、そこに使われている木材(檜)の強さは、新しい現在の木材(檜)よりも強いと言う驚くべき調査報告書が出ているのです。








 
 ここ法隆寺の改修のときに、調査担当をされた方が、小原二郎先生です。
先生はこのように言われています。




 『木は人間くさい材料です。 いま1400年程たった法隆寺の古い柱と、新しい檜の柱と、どちらが強いかときかれたら、「それは新しいほうさ」と答えるにちがいありません。

 けれども、その答えは正しくありません。なぜなら木は刈り倒されてから200年から300年までの間は、強さや剛性がじわじわと増し、2割~3割も上昇し、その時期を過ぎて後、緩やかに下降し始めますが、その下がりカーブの所に法隆寺材が来ていて、新材よりもなお1割くらいも強いからです。』


このようにいわれているのです。





 
本当に凄い事ですよね!


 こうした木造の家の強さ、そして木材の耐久性が如何に凄いかと言う事です。
そして、古いものの素晴らしさは、強さだけではありません。その存在事態が、癒しと安らぎを、そしてパワーを私たちの五感に訴えかけ、与えてくれるのです。しかし、使い方を間違えると、木は死んでしまいます。

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小さな結婚式 | トップ | 1杯のコーヒー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事