心の中から正せ!!
長年建築設計監理の仕事に携わっていると、数々の不信感を与える不正を思わせる様な現場に出会うことがあります。設計入札や請負工事入札等、莫大な税金投入のお金が絡む、官公庁からの仕事量が増えれば増えるだけ、そうした不正行為もどきが、横行するのでしょうか・・・・・。同じ仕事をする者として、非常に悲しい現実です。
こうした行為は、人間のエゴがなくならない限り、永久に続いていくのでしょう・・・・。しかし今や、時代が大きく変わってきています。今までの価値観が変わってきているのです。『人間の一番大切なものは何なのだろう?』と、今までの金銭的な利益一辺倒から、『いやもっと大切なものが、在るのだ!!』という強烈な『利他』(社会や人の幸せ度を高めるための行動)の思いが、世界的に広まって行っているようです。
会社にあっても、個人にあっても、自社だけの利益追求型の企業は、衰退の一途をたどりつつあります。社会に貢献し、一人の人間の幸せ追求の為に、全社挙げて取り組む会社や、人間の技に、大きな関心が上がり、感動と共感の輪を広げて行っているようです・・・・・・。
そんな時代背景の中でも、公然として、エゴ丸出しの不正行為もどきが、行われ、改善策も打てない庶民であってはならないと、私自身も大反省の自戒をしている処です。チェック機能の周囲の態勢も、常に敏感に反応して、鈍感な周囲の態勢も含め改善策を講じていかねければならない時ではないかと思っています。
いずれにしても、歪んだ心の方々が、どのような建物や地域づくりや、町おこしが出来るのでしょうか・・・・・・。『心は伝染する』と言います。そんな心の方々の心が、製作物や、完成物にまでしみついて、人に感染させてしまいます。おかしな記念塔は、弊害のみで悪影響を与えてしまうと、私は思っています。・・・・危機を感じているのです。
自覚はないかもしれませんが、不正もどきを行ってりる方々は、まずは、『自身の心の中からの改善』こそが急務だということを、強く警告しておきたいと思います。
わが愛する郷土を、そうした心で、汚染させ、蔓延らす様な事は、断じてさす訳にはいきません!!
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