驚天動地、ほっこりプロレスのMr.しもが
蝶野正洋とのシングルマッチを決定させた。
お得意の口撃でも突然の襲撃でも
蝶野の心を掴むことができなかったMr.しも。
彼が取った最後の手段が
Do get there作戦、いわゆる土下座である。
元々持ち合わせていたかどうかも怪しい
意地もプライドもかなぐり捨てて
蝶野に頭を下げるMr.しも。
数々の無礼を詫びながら
蝶野にシングルマッチを懇願するも
蝶野は険しい表情を浮かべる。
Mr.しもとのシングルマッチが
蝶野自身にとってメリットのあるものだとは
到底思えないのだろう。
万策尽きたMr.しも。
いつもは空気の読めないMr.しもながら
今回ばかりはさすがにもう
どうにもならないと悟ったようだ。
「ダメもとでマルティナさんにでも
お願いしてみようかな」
去り際に呟いたMr.しもの一言が
恐妻家として知られる蝶野の顔色を変えた。
「・・・ってやるよ、オラッ・・・」
「えっ?」
「やってやるって言ってんだオラッ!
ガタガタ言ってんじゃねぇぞオラエーッ!」
なんと、マルティナ夫人の名前を出したことで
蝶野の態度も急激に軟化し
シングルマッチを認めさせてしまった。
このまさかの逆転劇に、Mr.しもも驚きを隠せない様子だ。
自らの思惑とは少し違ったものの
蝶野とのシングルマッチが決まったMr.しも。
強運を味方につけたMr.しもの
今後の動向からも目が離せない!
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
言ってしまえばエンタメ展開なんですが
まるっきりネタだったというわけでもありません。
策士としての一面も持ち合わせるMr.しもが
蝶野にはまったく歯が立たなかったということと
それでも運で蝶野を振り向かせてしまったという結果は
試合展開への伏線になっています。
こういう書き方をすると
結末まですべて考えた上で
ストーリーを展開しているかのように
聞こえるかもしれませんが
無論、私にそんな才能があるわけもなく
大抵は行き当たりばったりで
ストーリーを書いています。
結果オーライというヤツですよ、ええ。
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