MOVIE レビュー

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映画 「007 スペクター」 観ました。感想です。

2015年11月30日 | 映画感想 タ 行
映画 「007 スペクター / Spectre(原題)」の感想です。


ちぇっく下記のストーリー詳細は、Yahoo!映画などのエンタメサイトから引用しています。
映画「007 スペクター / 原題:Spectre 」 ストーリー詳細

少年時代を過ごした「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンド(ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M(レイフ・ファインズ)の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー(ナオミ・ハリス)やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明の鍵を握る旧敵、Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘であるマデレーン・スワン(レア・セドゥ)を追う。死闘を繰り広げながらもスペクターの核心部分へと迫るなか、物語の舞台は氷雪のアルプス、そして灼熱のモロッコへ――。ボンドは追い求めてきた敵と自分自身との恐るべき関係を知ることになる――!

日本公開:2015年12月4日 / 上映時間:2時間28分
全米公開:2015年11月06日
監督 : サム・メンデス
出演 : ダニエル・クレイグ / クリストフ・ヴァルツ / レイフ・ファインズ / ベン・ウィショー / レア・セドゥ / ロリー・キニア / モニカ・ベルッチ / ナオミ・ハリス



先行上映で観てきました。この映画は2Dですが、IMAXの大画面スクリーンでも上映が有ったので、IMAXで観ました。入場の時にスカルマスクを被ったボンドの胸までのポスターを頂いたのですが・・・、壁に貼るには夜怖すぎでしょ!?持て余してますわ!(苦笑)左のポスターだったらまだ良かったけど。

さて、感想ですが、最初に2時間28分の上映時間を見た時は、長いなぁ~って思いましたが、ボンドが幾つもの国をまたいで活躍するし、迫力のアクションシーン満載なので、それほど長くは感じませんでした。内容は・・・、有るようで、無いような、大したストーリーではありませんでしたわ!ダニエル・クレイグ主演になってからのリブート版「007」シリーズを見ていない人など、一見さんお断りみたいなシーンが多かったです。だからかどうか分からないけど、興行収入の数字的には大ヒットしているけど、 Rotten Tomatoes の批評家と観客の評価は、ともに60%台と以外に低いですね。

私は、ダニエル・クレイグ主演になってからの「007」しか見ていないし、思い入れもないので前作までのストーリーは殆ど忘れています。(-_-;)それで所々、意味不明なシーンが多々有りましたが、ゴージャスなアクション映画ですから、細かいところは気にせずにスルーしても、そこそこ楽しめました。でも、モニカ・ベルッチさんの出演シーンは要ったのかなぁ?彼女とジェームズ・ボンドの"絡み"のシーンは、ダニエル・クレイグ・ボンドには似つかわしくないシーンに思えました。モニカ・ベルッチさん、もっとカッコいい役だと思っていたのに、あんな誰でも良い役なんて、アレはない!Qのお仕事で車や時計のおもちゃを造るだけじゃなく、もっとスマートにICTを駆使して悪の組織の情報を分析してボンドに伝えて欲しかった。

本命のボンドガールでマドレーヌ・スワン役で登場のフランスの女優レア・セドゥさんもイマイチだった。彼女の演技って、どのシーンでも感情表現が薄っぺらい感じ。彼女のインタビュー記事では、自身の役柄を「典型的なボンドガールではない。ジェームズ・ボンドと同等だし、独立している知的な女性。」だと話されていましたが、これまでのボンドガールに喧嘩売ってる!?でも3回も敵に捕らえられてその都度ボンドに助けられていましたから、ほぼこれまでのボンドガールと同じくらいボンドガールでしたよ!それから、あれはボンドと初めて会ってから何日目でしたかね?ボンドに「愛してる!」って言葉を言っていましたが、二人が心を通わせ合っている風には見えなかったので、その言葉が唐突で違和感ありすぎでした!

それと、悪の巨大組織?"スペクター"ですか!?あの組織の最初の登場シーンは、コメディーかと思いましたわ!スペクターの幹部が一堂に会して大テーブルに座って普通の企業の会議みたいに、大真面目に悪の事業報告をやってました!それも報告している内容がポイントがずれているレベルで笑えました!そこへ組織のボスの登場となるのですが、その登場シーンもコミカル過ぎ!自分の前にあるマイクを、いちいちお付きの人に目くばせして動かさせるって、小物っぽい!それで発した言葉があれって!ずっこけましたわ!とても巨大組織の大物とは感じられない陳腐なシーンでした。いや、それより、悪の巨大組織が、ボンドの、あの銃弾だけで、爆発の連鎖で解体されたのか!?

ラストで宿敵オーベルハウザーが爆破解体予定のため無人となっているMI6本部内にボンドを誘い込んだ時のシーンは、区切られた幾つかの部屋の壁に一人ずつの写真が貼られていたのですが、敵が(ボスか手下かどちらかが)、その写真をわざわざプリントアウトしている姿や、その写真を壁に1枚ずつ貼って行っている姿を想像してしまって笑いが込み上げてきました。やはり過去作品を知らないからか、どうにも、悪の組織のイメージが掴めないし、ボスであるオーベルハウザーが、ボンドを追い詰める動機も、行動もあまり理解できず、稚拙さだけが目立ってしまいました。元々、「007」ファンではないので、オマージュされても分からないから、余計に置いてけぼりを食らった感じでした。

せっかくリブート版「007 カジノロワイヤル」を見て、ボーンシリーズみたいに硬派なアクションオンリーで「007」も面白くなったと思って見始めたけど、この新作「007 スペクター」を見ている途中、古い「007」シリーズに戻った印象を受けて、ちょっとガッカリしました。一応、この作品でダニエル・クレイグ・ボンドの契約は終了と言う報道が有りますし、この映画のラストも、それを暗示するラストになっていますが・・・、ダニエル・クレイグがこのまま降板するのかなぁ?リブートシリーズとして4作品とも大ヒットはしているので、ダニエル・クレイグがやる気があるなら、もう1作は続投ありかもですね!?


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コメント (8)
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