海外ドラマ「SUITS / スーツ」第９話「敵と味方の境界線」の感想です。

海外ドラマ「SUITS / スーツ」第９話「敵と味方の境界線」（原題：Identity Crisis）の感想です。

◇第 ９ 話 「 敵と味方の境界線 」 ↓ストーリーはユニバーサル公式サイトより転載させて頂きました。低所得者向け住宅建設プロジェクトを推進するチャリティー団体の代表で実業家のルシールは資産運用を任せていた投資会社に１億５千万ドルを横領されてしまう。投資会社社長は証拠を隠ぺいしており、担当するルイスは苦戦する。マイクは大手採掘会社社長の案件を担当。凄腕ハッカーである娘が会社の金を盗んだというが…

今週の「SUITS / スーツ」第９話は、横領事件と親子の断絶の話です。今回の依頼主は、低所得者向けの住宅建設プロジェクトを推進するチャリティー団体や、他の企業でも役員をしている女性実業家のルシール。彼女の団体が資産運用を任せていた投資会社に１億５千万ドルを横領され、回収できないと住宅プロジェクトは中止せざるを得なくなり、大勢の人が住む家を失う。ハーヴィーの事務所では、社長マズロの腹心の幹部パーキンスから証言を得るために事務所に呼んでいた。ハーヴィーは待たせてじらす作戦ですぐに会わなかったが、そうとは知らないルイスが一人で勝手に証言録取を始めてしまう。

ルイスは、パーキンスの口座に２０００万ドル入金されていた事を厳しく追及するが、パーキンスは「やましい金ではない、誤解だ！」と言い、徐々に体調が悪くなり水を飲ませて欲しいと要求するが、ルイスが、相手が弱気になって仮病を使っていると思い、ここで一気に押し切ろうと断る。同席していた投資会社側の顧問弁護士が見かねて１０分の休憩を申し出て、一時休戦となったが、その後、パーキンスは救急車で運ばれ病院で死亡する。パーキンスが居なくなった事で、強気に出たマズロ側は、補償金を半分に減額すると言ってきた。やりすぎたルイスを責めるハーヴィーに、事務所のボスのジェシカは、ルイスは金融犯罪に詳しいので必要な人材だから、今回の件も内輪もめはやめて協力して当たるように厳命する。

一方、ハーヴィーの顧客の採掘会社の社長ジェロームが、娘ローラが偽ＩＤを作って何をしようとしているのか調べて欲しいと言ってきた。ハーヴィーはマズロの横領の件で忙しいので、ジェロームの娘の件はマイクに一任する。ローラは、父親の会社から偽ＩＤを使いダミー会社を作り、ハッキングで父親の会社から合計200万ドルものお金を不正に出金していた。彼女の言い分は、父親の会社の採掘場が地下水を汚染している。その賠償金も、ハーヴィーの事務所のせいで低く抑えられている。それが許せないと言う。だから、父親の会社から奪ったお金は寄付をすると。最初からマイクに対して敵対心むき出しの態度は、そう言ういきさつが有ったから弁護士を信用していなかったから。

そして、ハッカーとしての力を発揮したローラは、マイクの事を調査して、ハーバード大卒でもなく、弁護士でもない事を探り当て、「この件から手を引かないと正体を全てバラす。」とマイクを脅す。マイクは、ハーヴィーに相談するが、ローラの本心は、ただ父親と向き合いたいだけで、父親にかまって貰いたい為の仕業だから、バラす気はないだろうと楽観的な助言をする。当のマイクは、そんなハーヴィーに腹を立てるが、マイクは開き直って、ローラに、もう自分の事はバラされても良いからと、「本当に人の役に立ちたいのなら、やって欲しい事が有る。」と言って、ハーヴィーが担当している横領のお金の流れを掴めずに困っている銀行データのハッキングを頼む。

ローラのハッキングのお陰で、マズロが横領したお金の口座の全データを集めたハーヴィーとマイクは、金融犯罪に詳しいルイスも加わって、横領のお金がリヒテンシュタインの銀行の７つの預金に分散して預けられていることがわかった。このデータを元に、マズロの会社に乗り込んだハーヴィーとルイスは、一発逆転で全額横領されたお金を回収する事に成功した。そして、ローラは、マイクが親子関係を良くしてくれたお礼にと、ハーバード大の卒業記録や学位証書をマイクにプレゼント。驚くマイクに、「ハーバードに紛失したと伝えたら再発行してくれた。」と事も無げに言い、「ハーバードのデータベースにもマイクの名前や席次、社会保障番号まで載せておいたから。」とも。えっ～、こんなセリフ言わせて、ハーバード大から苦情来ないのかなぁ！？（苦笑）

　いつもご訪問ありがとうございます。