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海外ドラマ「マダム・プレジデント~星条旗をまとった女神」の感想

2011年07月30日 | シーズン1で打ち切りドラマ

海外ドラマ「マダム・プレジデント~星条旗をまとった女神」の感想です。
原題は「Commander In Chief(コマンダー・イン・チーフ)」。アメリカで2005年に放送されて、日本ではFOXライフで初放送が2011年2月にスタートしました。これ2月に見ていて面白かったのでブログに載せようと思いながら、いろいろ有って忘れていましたが、また8月2日からFOXライフで再放送されるようなので、この機会に書いておきます。このドラマは、当時エミー賞やゴールデン・グローブ賞などに数多くノミネートされ、2006年度ゴールデン・グローブ賞のテレビシリーズのドラマ部門主演女優賞を受賞した話題作なのに、シーズン1で打ち切りになっていました。日本で放送されるまで凄く年数が掛ったのはどう言う事でしょうか!?

ドラマの詳細は下にFOXライフの公式サイトから抜粋させて貰った解説を載せていますが、主題は女性初のアメリカ大統領自身に注目した話なので、ホワイトハウスの大統領執務室と作戦会議室、それと大統領家族が住む居住空間での描写がメインです。アクションなど殆んどなくて、割と単調な筋立てです。基本的には、会話中心のドラマです。他国との一触即発の軍事危機なども有るのですが、それに対処している直接行動の描写は有りませんので、ドラマに迫力や緊迫感はないです。一つ間違えば単なる豪華なホームドラマになってしまいそうなユル~イ内容です。気楽に観るには打って付けのドラマですが、サスペンスやアクションがないとダメな人には向かないと思います。

私は、このドラマでアメリカ史上初の女性大統領となったマッケンジー・アレンと言う女性が、大統領としての重責を見事に果たし、女性大統領への偏見や妨害にも毅然とした態度で立ち向かい、信念を貫く力強さと勇気に惹きつけられました。ただ、毎回主演のジーナ・デイビスさんの口にばかり目が行くのは私だけ?(ちょっと大き過ぎな気がして気になっちゃって(^^ゞ)・・・、それは別にして、共演者も良かったですよ。敵対する下院議長・テンプルトン役のドナルド・サザーランドや、「24」に出演していたハリー・レニックスが首席補佐官ジム・ガードナー役を演じていたり、脇が重厚でしっかりしています。

何と言っても女性大統領として威厳と誇りに満ちた態度のマッケンジー大統領がカッコ良いんです(カッコいいけど、口でかい!)。自分を蹴落とそうとする陰険な陰謀や策略にも動じず、見ていて気持ちが良いくらい誠実に、頑固に自分の信念を貫き通します。ストーリーに派手さはないけど、女性を選挙のお飾りとしてしか考えずに副大統領に就任させた男どもに、一泡吹かせる痛快感が有って面白かったです。

↓こちらのストーリー詳細はFOXライフ公式サイトより抜粋させて頂きました。

マッケンジー・アレン(ジーナ・デイヴィス)は、45歳でアメリカ合衆国の副大統領。テディ・ブリッジズ現大統領の首席補佐官ジム・ガードナーから、大統領が緊急で脳腫瘍の摘出手術を受けることになり、もしもの時には、副大統領職を辞任し、下院議長のネイサン・テンプルトン(ドナルド・サザーランド)にその座を譲るよう、大統領自らが望んでいると報告を受ける。後継者問題を解決する前に大統領は息を引き取ってしまい、辞職を考えるも、テンプルトン下院議長(ドナルド・サザーランド)の男女差別的な発言を聞くうちに、マッケンジーは合衆国大統領の座を引き継ぐことを決断する。悲しみにくれるアメリカ連邦議会と戸惑う国民を前に、素晴らしい就任演説をし、建国以来初の女性大統領となる。しかし、テンプルトン下院議長達が黙っているはずもなく、敵対心を持ち数々の陰謀を企んでいく。

そんな状況にも屈することなく、マッケンジーは国内外に累積する諸問題に果敢に取り組んでいく。マッケンジーだけでなく、初の「ファースト・ジェントルマン」となる夫のロッドや子供たちも、重責を抱えた母親の仕事とともに、大きく環境が変化していく。そんな家族をマッケンジーは、妻として母として懸命に守っていく。
アメリカ政治の最高府の内幕を見れる面白さもさることながら、家族と共に普通の生活を保とうとするマッケンジーの努力も見どころ。

アメリカでは2005年から2006年にABCで放送され、エミー賞やゴールデン・グローブ賞などに数多くノミネート。主演のジーナ・デイヴィスは、本作品で2006年度ゴールデン・グローブ賞 テレビシリーズ ドラマ部門主演女優賞を受賞した。





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