MOVIE レビュー

映画と海外ドラマの感想とエンタメ情報を載せています。

「ロス疑惑」と「コールドケース」

2008年03月01日 | AXNの海外ドラマ
スカパーで「コールドケース」と言う海外ドラマが有りまして、私の大好きな海外ドラマの一つなんですけど、まさにそのドラマのような事が現実に起きましたね!

2月23日に突然、27年も前の殺人事件で三浦元社長が逮捕されたと言うニュースがテレビで流れてきてびっくりしました。過去に日本の裁判で無罪となっている人間を、わざわざアメリカの司法制度で逮捕・起訴しようとしているんですから、よほど確かな新証拠が有ってのことでしょうか?

TVのコメンテーターの人たちとかの中には、「何で日本で無罪になった事件をアメリカが今更するのか!?・・・日本の司法制度をバカにしているのか!?」とか言う人がいますが、現実に犯人は捕まっていなくて、遺族の方は誰にも憤怒の思いをぶつけることもできずに27年を過ごしてこられたんです。犯人が特定されることを待ち焦がれておられたと思います。

三浦元社長の無実がアメリカでも証明されれば、容疑者が一人減るわけですから、三浦元社長は、惨殺された奥様の為にも進んでアメリカの捜査に協力してあげれば良いと思いますわ。無実なら晴れてクリーンになれて、大手を振ってアメリカ本土にも渡航できるんだから!

「コールドケース」のドラマの中では、コールドケース専任の担当刑事達が、事件にまつわるちょっとした糸口がみつかった時点で、自分たちの視点で一から事件の洗い直しを始めていきます。いろんな事情で当時は言い出だせなかった事件関係者たち。そう言う人たちから、十数年の時を経たからこそ言える新証言を導き出していきます。

このドラマは実在するコールドケース担当刑事の実話を基にして作られたらしいので、あながち有り得ない話ではないから、今回の”ロス疑惑”もCLOSED になるのかな?


↓下に書いたのは海外ドラマ「コールドケース」の紹介です。

コールドケーススカパーの海外TVチャンネル「AXN」で放送されている、「コールドケース」と言うドラマが面白いです。去年の年末年始にかけて23話分のキャッチアップ放送が有りまして、この2月から本放送が始まりました。


WOWOWでは、すでにシーズン3を放送しているみたいですけど、スカパーは、やっとシーズン1が始まりました。この番組は、去年の9月位から予告編だけはスカパー内で何度も観ていて、面白そうだったので早く観たかったんです。待ちに待ってやっと観れたんですけど、期待して待った甲斐が有りましたよ!

番組のタイトルの「コールドケース」と言うのは”未解決で迷宮入りした事件”のことを言うそうです。アメリカでは原則的に殺人罪には時効がないので、何十年も前に迷宮入りした事件でも、現在の科学捜査に引っ掛かってきた犯人のDNAと、昔の事件の膨大な犯罪データベースと照合して、もし犯人が浮かび上がったら再捜査して逮捕、起訴ができるらしい。

その迷宮入りした数々の事件をフィラデルフィア市警殺人課の女性刑事が、数年とか、数十年前の事件の関係者に会って、当時の事情聴取をやり直して、事件当時の証言の矛盾点を探り当て解決に導いて行くと言うスタイルです。何より音楽もまた良い感じです。それぞれの事件が起こった当時に流行っていたヒットソングをちりばめて、その瞬間に風景も登場人物も全て過去へタイムスリップさせています。

15年前の未解決事件の関係者で、当時5歳だった少女が、現在になって再捜査をする女性刑事の前に20歳の女性となって現れます。所々で、回想シーンとか、事件の再現シーンで5歳の少女も出てきて、大人になった女性とオーバーラップさせると言う粋な演出です。1話分の事件の関係者が5人いたとしたら、その5人に良く似た若き日の5人も登場させる訳ですから、毎回ダブルキャストみたいなものですね。

この「コールドケース」は、他のクライムサスペンスと一味違って、犯罪者の心理面を追求していくタイプのドラマです。だから派手な演出がない分、主役の刑事さん役にカリスマ性がないと観ていられないと思うけど、でも、この女性刑事のリリー・ラッシュと言う女性は、カッコよくて観ていてスカッとします。このドラマも制作総指揮はジェリー・ブラッカイマーさんです。

私は、ほぼ毎日のようにいろいろ海外ドラマを観ていますが、殆どのドラマが1話完結で決着が早いし、それでいて内容が濃いので本当に面白いです。それで幸か不幸か・・・私が映画を観て”面白いと思うハードル”が高くなっている気がします
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