MOVIE レビュー

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「フェイクシティ/ある男のルール」の感想です。

2009年02月25日 | 映画感想 ハ 行


少し前に観ていた「フェイクシティ/ある男のルール」の感想です。
この映画はキアヌ・リーブス主演のクライムアクションです。
去年12月に公開された「地球が静止する日」のキアヌ・リーブスとは打って変わって、
今回は、悪人と見れば問答無用とばかりに平然と自分の正義の下、銃で決着を付けてしまいます。
犯罪者のアジトに踏み込んで銃を乱射してケリをつけ、自分の正当防衛を
主張するために犯罪現場の偽装工作までする非情のアウトロー刑事です。

キアヌ・リーブスと言えば、どんなに頑張っても主人公の苦悩や心の痛みが
不思議と表情に見えてこない役者さんですよね!?(こう感じるのは私だけ?
何か、目のクールさが邪魔しているのか?どこか冷めた感じが見えてしまいます。

この映画の主人公も、心に深く傷ついた過去を引きずっていて、
こう言うアウトローな刑事になってしまったような感じなんですが・・・
イマイチ、そこの所がほんの少しのセリフで語られるだけなので、
聞き逃しちゃったら、全く彼の自暴自棄のような捜査手法を理解できないし、
彼が苦悩しているのかさえ分からないでしょうね。

全体的には、ブルース・ウィリスの「16ブロック」やラッセル・クロウの「L. A.コンフィデンシャル」的なよくあるテーマで、はみ出し刑事に罪をおっかぶせる警察の組織犯罪の暗部を描いています。だから、出尽くされた感のあるストーリー展開と言うことで先が読めてしまうので、
残念ながらサスペンスやサプライズなどは味わえ無かったです。
ラストは「あぁ、やっぱりね!」って言う感じでした。

ただ、フォレスト・ウィッテカーを始めとして、出演者が他の映画や
TVの海外ドラマでよく見かける人たちがたくさん出ていたので楽しかったです。
例えば、海外ドラマ「HOUSE」で破天荒な医者役で主演しているヒュー・ローリーとか、
名前は知らないけど「プリズンブレイク」にマイケルの親友役で出演していた俳優さんとか・・・
「セルラー」「ファンタスティック・フォー」に出演していたクリス・エヴァンスなどいろいろいましたわ。
キアヌも演技はともかく、身体をしぼってキレが戻っていましたから単純に楽しめました。

フェイクシティ
フェイクシティ
フェイクシティ
フェイクシティ
「フェイクシティ/ある男のルール」
(2月14日(土)公開)

英題≫「 Street Kings 」

上映時間≫ 1時間48分
製作年:製作国≫ 2008年4月 : アメリカ
監督≫デヴィッド・エアー
出演≫キアヌ・リーヴス / フォレスト・ウィッテカー / ヒュー・ローリー / クリス・エヴァンス / コモン / ザ・ゲーム 他

ストーリー≫【ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。ラドローは踏みにじられたプライドを懸け、後戻りできない“エリア”に足を踏み入れる決意をするが……。】
(Yahoo! 映画より抜粋)

ランキング≫全米興行成績は初登場2位

米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B」(5339 ratings)
米Yahoo!批評家6段階平均評価 「C+」(13 reviews)



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