映画『スポットライト 世紀のスクープ』予告編
下記のストーリー詳細は、Hulu 公式サイトから引用しています。
Hulu の公式サイトに映画「スポットライト 世紀のスクープ」の「オンライン試写会に500名様をご招待!」と書いて有ったので、応募してみたら当選しました!この手の内容の映画は、私は普段なら観ないジャンルの映画です。教会の絶対的権威による隠匿や、忌まわしい因習、性的虐待事件などと言うストーリーは内容によっては見ていて気分が悪くなるし、結末を見終わっても本当の解決など望むべくもないような気がするので、初めからこの手の内容だとパスしていました。
「抽選で500名をご招待!」なんて、とても当たらないだろうと思って軽い気持ちでポチッと応募したら当たってしまいましたわ!こんなものですね!あまり乗り気はしなかったけど、この映画はアカデミー賞の作品賞と脚本賞のW受賞をしているので、アカデミー賞的に見れば、それほど酷い性的虐待の描写はないだろうと気を取り直して、昨日13日の夜8時からのオンライン試写を見始めました。日本での公開が4月15日からなので、ネタバレしないように物語の展開は書かないでおきますので、ストーリーは上記の転載した内容を読んで下さいね。物語の一部始終を知りたいと検索で来て頂いた方には肩透かしな感じかも・・・。
一つ言えるのは、この映画は実話ベースのストーリーで、内容も重く闇の深い物語です。でも陰湿でおぞましい性的虐待事件を生々しく描写していないので、私のように重い描写は観たくないと言う方でも安心して観れる硬派の社会派ドラマでした。一人の神父の犯罪を暴くだけではなく、教会組織のトップや教会に寄り添う街全体の隠蔽システムを、記者たち自身の宗教との関わりも絡めて、追跡取材によって人間の無関心の罪を暴き出して行きます。私が思っていたような記者への精神的な脅迫や対立は深くは描かれていなくて、割と淡々とスピーディーな展開で進んで行きました。それでも、それぞれの俳優さんが圧巻の演技で、物語の中にグイグイと引き込まれました。この映画で描かれているジャーナリストが、8か月間もの追跡取材で取材対象者と対面で話を聞きながら必死でペンを走らせてメモを取ると言う姿に、今なら、スマホをテーブルの上にポンと置くだけなんだろうなと思いながら見ていました。そのシーンの絵的には、テーブルに置かれたスマホと、記者が必死に握るペンでは、見ている側の印象が全然違うだろうな・・・などと、変な所で関心していました。
私はキリスト教徒ではないし、他の宗教とも無縁の生活を送っていますので、宗教問題の対立関係や宗教家の地位や権力など難しい事は分かりません。だから正直言って、この手の映画を観ても、リアルで身近な問題ではないので、もう一つ差し迫った脅威のような感情は沸きませんし、大きな権力を持っている巨大組織に対して、いくらメディアと言えども、それを立証する難しさを考えると、組織の上層部はもとより末端まで浄化する事は不可能のような気がする。世界が無関心でいると聖域に属する犯罪者たちは隠蔽システムの中に隠されて存在し続けるでしょう。巨大組織を恐れず立ち向かうジャーナリストが居なくなってしまう世界になったらお終いですね!ここでも人々の無関心さが悪の連鎖を呼ぶと言う、古くからある解決の難しい問題が横たわっていました。こう言う映画が作られてみんが意識を持つだけでも少しは改善されるかも!?
最後に、いつものように米批評サイトの Rotten Tomatoes の評価を書いておきます。批評家の評価は96% (レビュー数270) で、観客の評価も94% (レビュー数54,975) と高評価でした。
そして下の写真は、記者を演じたキャストと、実在の"スポットライト"チームの記者さんたちです。
この報道で2003年のピューリッツァー賞を受賞されていると言うことです。
いつもご訪問ありがとうございます。
下記のストーリー詳細は、Hulu 公式サイトから引用しています。
映画「スポットライト世紀のスクープ / Spotlight (原題)」 【ストーリー詳細】2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。デスクのウォルターをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて 9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった。 日本公開:2016年4月15日 / 上映時間:2時間8分 全米公開:2015年11月06日 監督 : トム・マッカーシー 脚本 : トム・マッカーシー / ジョシュ・シンガー 出演 : マーク・ラファロ / マイケル・キートン / レイチェル・マクアダムス / リーヴ・シュレイバー / ジョン・スラッテリー / スタンリー・トゥッチ |
Hulu の公式サイトに映画「スポットライト 世紀のスクープ」の「オンライン試写会に500名様をご招待!」と書いて有ったので、応募してみたら当選しました!この手の内容の映画は、私は普段なら観ないジャンルの映画です。教会の絶対的権威による隠匿や、忌まわしい因習、性的虐待事件などと言うストーリーは内容によっては見ていて気分が悪くなるし、結末を見終わっても本当の解決など望むべくもないような気がするので、初めからこの手の内容だとパスしていました。
「抽選で500名をご招待!」なんて、とても当たらないだろうと思って軽い気持ちでポチッと応募したら当たってしまいましたわ!こんなものですね!あまり乗り気はしなかったけど、この映画はアカデミー賞の作品賞と脚本賞のW受賞をしているので、アカデミー賞的に見れば、それほど酷い性的虐待の描写はないだろうと気を取り直して、昨日13日の夜8時からのオンライン試写を見始めました。日本での公開が4月15日からなので、ネタバレしないように物語の展開は書かないでおきますので、ストーリーは上記の転載した内容を読んで下さいね。物語の一部始終を知りたいと検索で来て頂いた方には肩透かしな感じかも・・・。
一つ言えるのは、この映画は実話ベースのストーリーで、内容も重く闇の深い物語です。でも陰湿でおぞましい性的虐待事件を生々しく描写していないので、私のように重い描写は観たくないと言う方でも安心して観れる硬派の社会派ドラマでした。一人の神父の犯罪を暴くだけではなく、教会組織のトップや教会に寄り添う街全体の隠蔽システムを、記者たち自身の宗教との関わりも絡めて、追跡取材によって人間の無関心の罪を暴き出して行きます。私が思っていたような記者への精神的な脅迫や対立は深くは描かれていなくて、割と淡々とスピーディーな展開で進んで行きました。それでも、それぞれの俳優さんが圧巻の演技で、物語の中にグイグイと引き込まれました。この映画で描かれているジャーナリストが、8か月間もの追跡取材で取材対象者と対面で話を聞きながら必死でペンを走らせてメモを取ると言う姿に、今なら、スマホをテーブルの上にポンと置くだけなんだろうなと思いながら見ていました。そのシーンの絵的には、テーブルに置かれたスマホと、記者が必死に握るペンでは、見ている側の印象が全然違うだろうな・・・などと、変な所で関心していました。
私はキリスト教徒ではないし、他の宗教とも無縁の生活を送っていますので、宗教問題の対立関係や宗教家の地位や権力など難しい事は分かりません。だから正直言って、この手の映画を観ても、リアルで身近な問題ではないので、もう一つ差し迫った脅威のような感情は沸きませんし、大きな権力を持っている巨大組織に対して、いくらメディアと言えども、それを立証する難しさを考えると、組織の上層部はもとより末端まで浄化する事は不可能のような気がする。世界が無関心でいると聖域に属する犯罪者たちは隠蔽システムの中に隠されて存在し続けるでしょう。巨大組織を恐れず立ち向かうジャーナリストが居なくなってしまう世界になったらお終いですね!ここでも人々の無関心さが悪の連鎖を呼ぶと言う、古くからある解決の難しい問題が横たわっていました。こう言う映画が作られてみんが意識を持つだけでも少しは改善されるかも!?
最後に、いつものように米批評サイトの Rotten Tomatoes の評価を書いておきます。批評家の評価は96% (レビュー数270) で、観客の評価も94% (レビュー数54,975) と高評価でした。
そして下の写真は、記者を演じたキャストと、実在の"スポットライト"チームの記者さんたちです。
この報道で2003年のピューリッツァー賞を受賞されていると言うことです。
実在の新聞記者を演じたキャスト | 本物のボストン・グローブ紙の記者 |
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