MOVIE レビュー

映画と海外ドラマの感想とエンタメ情報を載せています。

映画「幸せの1ページ」の感想です。

2008年09月08日 | 映画感想 サ 行
「幸せの1ページ」を観ました。この映画は日本語のタイトルで公開されているんですけど、英題の「 NIM'S ISLAND 」の方がさすがにピッタリくるタイトルですね!このままのタイトルで良かったのに!女性客層をターゲットにしたような安易な日本語タイトルは映画のイメージを小さく見せてしまっています!青く美しい大海原と無人島、自然との共存、大海を駆け巡るストーム、大自然に生きる動物たちと無人島に生きる親子、彼らがこの映画のキーワードです。動物と子供が中心の映画ですが、子供も大人も楽しめる良いファンタジー映画になっていたと思います。

予告編ではジョディ・フォスターが主役のような映像やタイトルが流れていますが、ニムと言う女の子が中心になって孤島でのスローライフな物語が進んでいきます。途中でホームアローン的な展開になったりしますが、動物たちの迷演技が最高でした。ジョディ・フォスターがコメディータッチの演技を真面目にやっていたのも面白かった!今回の演技は好感が持てる演技でした。ジョディ・フォスターの役は人気小説家ですが、極度の潔癖症ゆえに家から外の世界へ一歩も踏み出せない孤独な女性です。

そんな都会暮らしの小説家と無人島のニムが、あるきっかけでメール交換をするのですが、ニムは小説家のハンドルネームと文体を見て男性と勘違いし、ジョディ扮する小説家は、ニムのことを大人と勘違いしたままメールのやり取りをしてしまいます。その辺りは、ネット社会の匿名性の面白いところと怖いところが垣間見えて、ちょっと考えましたよ→いつもネットで目にしているブロガーさんのハンドルネームと文体の性別は合っているのか?と!(笑)。

今回、ジェラルド・バトラーが海洋生物学者で妻に先立たれた優しいお父さん役と、小説の中に出てくるワイルドな冒険家の主人公との二役で登場しています。引きこもりで対人恐怖症気味の小説家の心の葛藤が作り上げたイメージの産物ですね。もちろん小説の主人公ですから、現実には彼女にしか見えないのですよ!その二人の絡むシーンはコミカルで笑えました。押しつけがましい社会風刺の重苦しさと暑苦しさはなく、あっさりと観れて面白かったです。

幸せの1ページ
幸せの1ページ
幸せの1ページ
幸せの1ページ
「幸せの1ページ」 (9月6日公開)
上映時間≫ 1時間35分
製作年:製作国≫ 2008年4月 : アメリカ
英題≫「 NIM'S ISLAND 」
監督≫ジェニファー・フラケット
出演≫ジョディ・フォスター / アビゲイル・ブレスリン / ジェラルド・バトラー / マイケル・カーマン 他

ストーリー≫ウェンディ・オアーの同名の児童書を映画化した冒険ファンタジー。孤独なベストセラー作家と、南の島で父親と2人で暮らす少女の奇跡的な出会いを描いた作品。【対人恐怖症の人気冒険小説家、アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)は何年も自宅に引きこもって暮らしていた。彼女は新しい小説のネタをネット検索していて、孤島で暮らす海洋生物学者(ジェラルド・バトラー)の記事に目をとめる。彼に協力を求めるつもりが、ある日彼の娘のニム(アビゲイル・ブレスリン)からSOSのメールが届き……。】(Yahoo! 映画より抜粋)

来日情報≫ジョディ・フォスターが二人の息子と一緒に8月19日のジャパンプレミア出席のために来日。ジョディ・フォスターの会見と動画は⇒こちらです。
ランキング≫全米興行成績は初登場3位
米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B-」(4942 ratings)
米Yahoo!批評家6段階平均評価 「C+」(8 reviews)



◆ いつもご訪問ありがとうございます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする