はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

六道まいり ・・・今頃(^^;

2008-08-24 | 京都でお散歩



もうお盆も過ぎたというのに、今更なんですが・・・

トンボ池に行った日、喫茶フランソアで寛いだ後、六道まいりが始まった六波羅に行ってみました。



今回六波羅に行きたかったのは、お精霊迎えの時期に西福寺で公開される
「檀林皇后九相図絵」や「六道十界図絵」が見たかったからです。

江戸初期に描かれた「檀林皇后九相図絵」は、嵯峨天皇の妃であった檀林皇后が
自分の死後を描かせたもので、風葬され亡骸にウジが湧き腐敗し、
白骨になり土にかえるまでが九つの段階で描かれたものです。
絵なんだけど、ちょっと生々しい。
生前美しかった人も、死後はこんな風に朽ちていくんだと思うとちょっと哀れです。

同じような絵が鹿ケ谷の安楽寺でもあったと思います。
あれは誰のものなのかわかりませんが・・・
 


西福寺にてお参り



六道の辻と言えば、子育幽霊飴
お店は西福寺の向かいにあります。
今回は飴買いませんでしたけど、子育幽霊飴についてはこちらから見て下さい→




西福寺~六波羅蜜寺を回って、六道珍皇寺へ行きました。


 
普段はひっそりしている境内もこの日はお精霊さんをお迎えする方ですごく賑わってました。

 

普段は扉が閉まっている閻魔堂も、この期間は開かれています。

格子越しにしか見る事の出来ない閻魔大王像と、、



小野篁像をしっかり見れます。


平安初期の官僚でもあり学者でもあった小野篁には、
閻魔大王に仕えていたというもう1つの顔がありました。

夜になるとこっそり冥界に向かうのですが、その冥界への入口が
六道珍皇寺の本堂裏手にある空井戸なんです。

閻魔大王に仕え、裁判の助言をしていたとか。

入口があれば出口は・・・

冥界で仕事を終えた
篁は、朝になると嵯峨野の福生寺の井戸を通って
この世に戻ったんだとか。
福正寺にも冥界に通じる井戸があったそうですが、すでに廃寺となっております。

 

お参りの方は、高野槇を買い、水塔婆に先祖の戒名を書いてもらい
迎え鐘を撞いてご先祖さんをお迎えしはります。
この鐘の音は十万億土の彼方まで聞こえると言われるそうです。



鐘はこの綱を引いて撞くのです。


ちなみに迎えたお精霊さんを送るための鐘は寺町通商店街にある矢田寺です→


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2 コメント

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六道の辻 (ケイ)
2008-08-25 10:18:45
こんにちはー☆

最近、なんとなく涼しく感じますね~☆

御苑トンボ池・フランソアの次は六波羅の方をまわられたのですか~☆

"六道の辻"は、
この世とあの世との境界で、お盆のように亡くなられた者たちの精霊が行き交うのが感じられるような所ですよね~

西福寺で公開される「檀林皇后九相図絵」や「六道十界図絵」を見たかったのですか~、さすがに凄いな~☆☆

僕も写真で見たことありますが、本当に生々しくてこの世の儚さを感じますね~・・

子育幽霊飴も名前はえらい不気味だけど名前の経緯を知ると感動ものですよねー☆☆

小野篁の伝説が残る六道珍皇寺に行かれたのですね☆
ここの迎え鐘も、引っ張って鳴らす鐘で珍しいですよね !

本堂の裏には小野篁が冥界に行ってた入口の井戸がありますねー!!

そしてちゃんと相対が成立しているんですね~☆☆
迎え鐘には送り鐘が有るし、
冥界への入口井戸には出口井戸が有るというのが面白いですねー☆☆

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ケイさnへ、 (はるみん)
2008-08-31 21:40:12
ちょっと前過ごしやすい気候だったのに、また残暑がぶり返しましたね。
これが普通なんでしょうけど・・・。
あの時が涼しすぎたんでしょうね。
でも確実に秋に向かってるのは感じられますね。

西福寺の絵図は一度見てみたいな~と思ってたんです。
せっかく六道まいりが始まった時に行ったので六波羅にも寄ってみたんです。
お昼間もたくさんの方がお精霊迎えに来てはりましたが、夜の方が雰囲気がありそうですね~。
今度は夜に行ってみたいです☆
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