はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

紅葉めぐり

2003-11-16 | 京都でお散歩

 今年の紅葉めぐりは山科の毘沙門堂に行って来ました。
このお寺は昨年の5月頃に初めて来たのですが、観光客でいっぱいといった感じでなく、
とても静かでゆったりと拝観出来たので、紅葉の時期には一度訪れたいと思っていたお寺でした。
でも紅葉にはまだ少し早かったようで、色づき初めといった感じでした。



JR大阪から新快速で35分。。山科駅で下車して北に向かいます。
駅前はにぎやかでしたが、少し歩くととっても静かな住宅街。
毘沙門堂までのんびりお散歩です。。
階段のが「仁王門」です。


毘沙門堂に到着です。
極楽橋を渡って本堂に向かいます。




本堂まではこの階段を上って行きます。
この階段付近も私的にお気に入りのスポットです。
階段の上にあるのが「仁王門」です。



仁王門のところから撮りました。上から見ると結構急な階段です。



仁王門
の提灯。。両側には阿吽の二天像がありました。



本堂



本堂に行くまでに、鐘楼がありました。
自由に撞いていいみたいなので中に入りましたが、このヒモを引いて鐘を撞くようになっていました。



拝観料を払って本堂に入りました。
お参りの後は、霊殿・宸殿に向かいます。



霊殿の天井に描かれてる龍は、狩野永叔主信の作でこの霊殿の守護龍だそうです。
部屋の四隅に立って角度を変えてみると、目の向きや顔が変化します。



宸殿の襖絵

宸殿内部の障壁画116面はすべて狩野益信の作品です。
どの角度から見ても、鑑賞者が中心になるという「逆遠近法」の手法が用いられてます。
一番わかりやすかったのが、右の机の絵でした。襖に沿って歩くと、机が自分の方に動きました。
他の襖も何回か沿って歩きましたが、いまいち動いたように見えないものもありました。(^^;
同じ絵でも人によって動くのがわかったりわからなかったり、違いがあるようです。


「晩翠園」の近くで1つだけ動く襖でないお部屋がありました。
でもこのお部屋は絵が動かない変わりに、少し遊び心が取り入れられていました。
襖に描かれてる絵は、「梅」に「山鳥」、「竹」に「ヒヨドリ(←だったと思う)」で、
通常は「梅にうぐいす」「竹にすずめ」なのに絵が合っていないという事で、「合わずの間」と言われてるそうです。



この鯉は円山応挙の作品です。
宸殿の動く襖絵を見て、その技法を用いて描かれたそうです。
これもわりとわかりやすくて、左から右に移動しても、鯉が自分の方を見てくれました。(^^)

宸殿ではお寺の方が襖絵などについていろいろ説明して下さいました。
紅葉スポットとして以外でも楽しめるお寺だと思います。



晩翠園

江戸初期の回遊式庭園で、「心字」の裏文字を形取った池に、
亀石・千鳥石・座禅石などが配置されています。
真ん中にあるのが観音堂です。



勅使門

後西天皇より拝領した檜皮葺きの総門で、現在は門主の晋山式以外は開門されない開かずの門です。



勅使門前にある枝垂れ桜です。
JR東海のポスターにもなったらしく、雑誌に掲載されてる写真を見せていただきました。
春にはぜひぜひ訪れたいですね。(^^)





こちらの入り口では「夢」という文字がお出迎え。。



弁天堂



紅葉の見頃には少し早いですが、本堂から宸殿にかけての渡り廊下から見る弁天堂が綺麗だったです。

 

まさに写真で見た憧れの場所がこちらです。
真っ赤な紅葉、階段を埋め尽くした真っ赤な落ち葉。
まだ全然早いですね~。12月初旬くらいでないとダメらしいですね。(TT)



山科聖天

毘沙門堂から少し進んだところに「山科聖天」がありました。
こちらからさらに西に進むハイキングコースがあります。
南禅寺や大文字山に続くようです。標識では100分と書かれていました。




山科疎水の道



沙門堂からの帰りに少し疎水沿いを散歩しました。
昨年5月頃に御陵あたりから疎水沿いを歩いて毘沙門堂まで行ったのですが、
今回は少し紅葉も期待していましたが、昨年とあまり変わらぬ景色でした。(TT)

 

東から西に向かって流れています 。
この辺りも桜の時期が綺麗で、お散歩するにはいいでしょうね~。



お昼は「安兵衛」でざるそばをいただきました。



池の側の席に座ったので、鯉を見ながらのお食事です。(^^)

今日いただいた御朱印です。


 


ご朱印めぐり

2003-11-02 | 京都でお散歩

京都 東山周辺でお散歩&ご朱印めぐりして来ました。
まずは京阪五条で下車して、六波羅蜜寺に行きました。



六波羅蜜寺 本堂

六波羅蜜寺は951年に空也上人により開創された、西国十七番札所です。



今年は空也上人御誕生1100年の年にあたり、11月1・2・3日と御誕生記念法要が行われていました。
そんな行事が行われてるとは知らずに行ったのですが、どうぞお入り下さいとの言葉に本堂の中へ・・・。



法要に参加してしまってます。お話の後、お寺の方などによるご焼香がありました。



いつもは本堂の正面門は閉められていて、南側にあるこちらの門が入り口になってるそうです。



黒い石には文字が刻まれていて、「金」の文字から手前に願いをかけながら3回まわします。



銭洗い弁天さんです。
籠の中にお金を入れて弁天さんの水でお金を洗います。これをお財布などに入れておくと良いそうです
受付で売ってるお札には、弁天さんの水で洗ったお金を入れて、家のお金を置いてる場所に置いとくそうです。



六波羅蜜寺を出て、少し北に進むと「六道の辻」があります。



六道の辻界隈にはミステリアスな伝説が残されています。。

かつて東山の裾野にある大谷本廟の東から清水寺にかけては鳥辺山と呼ばれ、
蓮台野や化野とともに、おびただしい死体が野ざらしにされた風葬・鳥葬の地だった。
六道の辻はその入り口に当たり、あの世とこの世の境界と考えられていた。



六道珍皇寺

松原通りにある「六道珍皇寺」
拝観料もなく自由参拝出来るお寺でしたが、どこかミステリアスな雰囲気が漂っていました。



閻魔堂
こちらには平安初期の学者、歌人であった小野篁の像と閻魔大王の像がおかれています。
扉は開閉されていないので、格子から見るようになってました。
中は少し薄暗かったですが、閻魔大王を見ることが出来ました。



鐘楼
毎年8月7日~10日に行われる「六道詣り」で、盆にあの世から帰ってくる霊を迎え導くために撞く鐘です。
十万億土の彼方まで聞こえると言われるらしい。
鐘はこの中にあるので、実際に見ることは出来ません。



鐘はこのヒモを引いて撞きます。



本堂
ひっそりとしています。



冥界に通じるという伝説の井戸
本堂の裏手にある井戸で、格子越しにしか見ることが出来ません。
小野篁が、この井戸から毎夜冥界へ下り、閻魔大王につかえていたと言われています。



木村茶舗

六道珍皇寺を出て松原通りを少し西に歩くと、木村茶舗があります。
名物の「幽霊子育飴」を買いに行きました。



「子育て幽霊飴」の伝説
慶長4年 京都の江村氏が妻を葬った数日後、土の中から子供の泣き声がするので掘り返してみると、亡き妻が産んだ子供がいた。
その頃夜な夜な飴を買いに来る婦人がいたが、子供が掘り起こされてからは来なくなったという。
その子供は8歳にて僧となり、修業を怠らず成長した後は、高名な僧になったといわれる。
その後、この店で売られる飴を誰となく「幽霊子育て飴」呼ぶようになり、
果ては薬飴とまで言われるようになり、現在に至っている。

飴は水飴を固めて割ったもので、大きさも不揃い。素朴な味でした。


清水坂を通って「清水寺」向かいます。



まずは腹ごしらえ。お昼は清水坂にある「日月庵」でお蕎麦を頂きました。
清水さん周辺は沢山の人で賑わっていたので、30分くらいの待ち時間がありました。
早く食べれるようにお蕎麦を注文したのですが、このお蕎麦・・テーブルに運んできてもらってから温めるのです。
さっきまでずっと待ってたから早く食べたかったんだけどな~。(^^; 
この間がつらい。。でもお蕎麦美味しかったです♪
ご飯は「木酢米」を使用してると書かれていました。



清水寺に到着です。
仁王門は修復工事がされていたので、仁王像は見れませんでした。



西門を通ってさらに進みます。



轟門の前で拝観料を払います。すごい人でした。



随求堂

随求堂では、本尊の大随求菩薩のお腹の中をめぐるという、「胎内めぐり」をしてきました。
大随求菩薩のお腹にみたてた随求堂の下は真っ暗闇の空間です。
左手の数珠をたよりに巡って行きます。
目が慣れると少しでも見えるかもと思いましたが、ほんとに怖いくらいの真っ暗でした。



数珠をたよりに進むと、一点の光が見えてきます。
石に上の文字が刻まれています。大随求菩薩のシンボル文字でハラです。
この石の周りをまわり、また暗闇を戻って行きます。
外に出て来た時は、生まれ変わった自分になってるかも・・・。



清水寺 本堂

「清水の舞台」有名な本堂です。西国十六番札所でもあります。
ここからは京都市内が一望できるし、周りの木々の風景も美しいです。
この本堂は釘は一切使われず、木組のみで支えられてるらしい。驚きですね~。

清水さんでは、243年ぶりに奥之院御本尊三面千手観音さまのご開帳が行われていました。
「生涯一度の縁」と書かれていました。
243年・・・もう次回は見ることはないでしょう。。

阿弥陀堂・奥の院と巡りました。



奥の院の裏側に「濡れ手観音」さんがありました。



下に降りて撮った清水の舞台



本堂横の階段



「音羽の滝」へと向かう道のりです。



音羽の滝

この水は音羽山から三筋に分かれて流れ落ち、飲めば長寿、健康、学問にご利益があると言われるそうです。

 

長い柄杓を持って水を飲まれています。
子供の頃来て、ここでお水を飲んだ事がありますが、
今回は行列が出来ていたので並びませんでした。(^^;


清水寺を後に、三年坂・二年坂を通って石堀小路に向かいました。



三年坂(産寧坂)

京都らしい風情が感じられる道ですが、石畳が見えないくらいに人でいっぱいでした。
この坂で転ぶと3年以内に死ぬといういい伝えがありますが、
脇にある瓢箪屋の軒に並んだ瓢箪を持っていれば、災難除けになるとか。



石堀小路

高台寺通りと下河原通りの間にある、風情ある石畳が続く道です。



歩いてる人も少なかったので、ゆったりお散歩&石畳の写真も撮れました。(^^)
こちらでは舞妓さんに変身されてプロの方に写真を撮ってもらってる人もいました。
風情ある場所で撮ってもらって、思い出になりますね~。



風情ある旅館や料亭があります。




石堀小路内にあるカフェでお茶をいただきました。
中はコの字形のカウンターテーブルになっていて、お庭を眺めながらお茶が飲めます。


四条河原町まで戻って、ちょっと離れてますがもう一つの西国札所「六角堂」まで行きました。



六角形の本堂を持つ聖徳太子ゆかりのお寺。西国十八番札所。
華道・池坊の発祥の地でもあるらしい。。



「へそ石」
六角形の形をした石があり、京都の中心に位置するという事で「へそ石」と言われてるらしいです。
実はこれ見逃してしまってたのです。今までよく歩いた疲れと、ご朱印もらう事に必死になってて・・・。
 行くまではへそ見ないとと思ってたのに・・・。
と言う訳で、画像はパンフレットからのものです。(^^;



わかるかな~?池の中に小さいお地蔵さんがありました。



「太子堂」の横に池があり、白鳥がいました。
聖徳太子が沐浴したと言われた「聖徳太子沐浴の古跡」です。



今日いただいたご朱印です

西国三十三霊場

 



清水寺でいただいたご朱印です