今年の紅葉めぐりは山科の毘沙門堂に行って来ました。
このお寺は昨年の5月頃に初めて来たのですが、観光客でいっぱいといった感じでなく、
とても静かでゆったりと拝観出来たので、紅葉の時期には一度訪れたいと思っていたお寺でした。
でも紅葉にはまだ少し早かったようで、色づき初めといった感じでした。
JR大阪から新快速で35分。。山科駅で下車して北に向かいます。
駅前はにぎやかでしたが、少し歩くととっても静かな住宅街。
毘沙門堂までのんびりお散歩です。。
階段のが「仁王門」です。
毘沙門堂に到着です。
極楽橋を渡って本堂に向かいます。
本堂まではこの階段を上って行きます。
この階段付近も私的にお気に入りのスポットです。
階段の上にあるのが「仁王門」です。
仁王門のところから撮りました。上から見ると結構急な階段です。
仁王門の提灯。。両側には阿吽の二天像がありました。
本堂
本堂に行くまでに、鐘楼がありました。
自由に撞いていいみたいなので中に入りましたが、このヒモを引いて鐘を撞くようになっていました。
拝観料を払って本堂に入りました。
お参りの後は、霊殿・宸殿に向かいます。
霊殿の天井に描かれてる龍は、狩野永叔主信の作でこの霊殿の守護龍だそうです。
部屋の四隅に立って角度を変えてみると、目の向きや顔が変化します。
宸殿の襖絵
宸殿内部の障壁画116面はすべて狩野益信の作品です。
どの角度から見ても、鑑賞者が中心になるという「逆遠近法」の手法が用いられてます。
一番わかりやすかったのが、右の机の絵でした。襖に沿って歩くと、机が自分の方に動きました。
他の襖も何回か沿って歩きましたが、いまいち動いたように見えないものもありました。(^^;
同じ絵でも人によって動くのがわかったりわからなかったり、違いがあるようです。
「晩翠園」の近くで1つだけ動く襖でないお部屋がありました。
でもこのお部屋は絵が動かない変わりに、少し遊び心が取り入れられていました。
襖に描かれてる絵は、「梅」に「山鳥」、「竹」に「ヒヨドリ(←だったと思う)」で、
通常は「梅にうぐいす」「竹にすずめ」なのに絵が合っていないという事で、「合わずの間」と言われてるそうです。
この鯉は円山応挙の作品です。
宸殿の動く襖絵を見て、その技法を用いて描かれたそうです。
これもわりとわかりやすくて、左から右に移動しても、鯉が自分の方を見てくれました。(^^)
宸殿ではお寺の方が襖絵などについていろいろ説明して下さいました。
紅葉スポットとして以外でも楽しめるお寺だと思います。
晩翠園
江戸初期の回遊式庭園で、「心字」の裏文字を形取った池に、
亀石・千鳥石・座禅石などが配置されています。
真ん中にあるのが観音堂です。
勅使門
後西天皇より拝領した檜皮葺きの総門で、現在は門主の晋山式以外は開門されない開かずの門です。
勅使門前にある枝垂れ桜です。
JR東海のポスターにもなったらしく、雑誌に掲載されてる写真を見せていただきました。
春にはぜひぜひ訪れたいですね。(^^)
こちらの入り口では「夢」という文字がお出迎え。。
弁天堂
紅葉の見頃には少し早いですが、本堂から宸殿にかけての渡り廊下から見る弁天堂が綺麗だったです。
まさに写真で見た憧れの場所がこちらです。
真っ赤な紅葉、階段を埋め尽くした真っ赤な落ち葉。
まだ全然早いですね~。12月初旬くらいでないとダメらしいですね。(TT)
山科聖天
毘沙門堂から少し進んだところに「山科聖天」がありました。
こちらからさらに西に進むハイキングコースがあります。
南禅寺や大文字山に続くようです。標識では100分と書かれていました。
山科疎水の道
毘沙門堂からの帰りに少し疎水沿いを散歩しました。
昨年5月頃に御陵あたりから疎水沿いを歩いて毘沙門堂まで行ったのですが、
今回は少し紅葉も期待していましたが、昨年とあまり変わらぬ景色でした。(TT)
東から西に向かって流れています 。
この辺りも桜の時期が綺麗で、お散歩するにはいいでしょうね~。
お昼は「安兵衛」でざるそばをいただきました。
池の側の席に座ったので、鯉を見ながらのお食事です。(^^)
今日いただいた御朱印です。