修行に終わりなし 1 2018-05-04 21:43:50 | 原発震災避難者 吹毛常磨 (すいもうつねにます) この言葉で 常に磨けといっているのは 「吹毛剣」という剣のこと 「吹毛剣」の切れ味は たとえば 鳥の羽がふわりと落ちてきただけで スパっとふたつに切れてしまうほど 人間の煩悩やしがらみでさえ みごとに切ってしまいます そんな伝説の剣も 常に磨いていないと 切れ味が悪くなります (2につづく)
孤独を味わう 3 2018-05-04 17:45:21 | 原発震災避難者 そういえば 厳寒の北陸で 雲水さんたちがいきいきしているのは ただ厳しく孤独なだけではないはずだ ・・・ と思えてきます 疑うわけではありませんが あの禅画の老人も 魚との対話に寒さも忘れ 孤独も忘れて 結構楽しんでいるに違いありませんね
孤独を味わう 2 2018-05-04 10:45:05 | 原発震災避難者 まだ夜も明けない雪の中 川で釣りをしていると 釣ることに集中して むしろ温かささえ覚えるんだよ というのは じっさいに釣りに行った人の話 相手にしている魚や 投げ込んだ糸の音に驚いて 飛び立つ鳥の存在に孤独を忘れ 暗闇と一体となってくるのだ ・・・ と聞きました (3につづく)
孤独を味わう 1 2018-05-04 08:00:06 | 原発震災避難者 独釣寒江雪 (ひとりつるかんこうのゆき) 寒い雪の中で 川に小舟を浮かべ 釣りをする独りの老人の姿を 描いた水墨画「寒江独釣の図」は ・・・ 有名です これを禅語としているのは 世間と隔絶された孤独な世界で 厳しい修行をする禅僧の姿に 似ているからでしょう どこで修行していようとも このような心境であれ ・・・ というわけですね (2につづく)