自然の方に目を向ける ２

じっさい私たちは

たえずひとのことに気を使っていて

ひととの関係が

ちょっとうまくゆかなくなると

くよくよ悩みます


ひとによく思われようと気をくばり

悪くいわれると

落ちこみます


そういう不安定な心で暮らしています



でもね　そういう時

老子に教わったように

自然のほうに目を向けるんです


天や地の大きな姿でもいいけれど

小鳥の鳴き声に耳を傾けるだけでもいいですね

・・・

ずいぶん「くよくよ」が消えるものです

・・・　たとえひとときだけでも

自然の方に目を向ける １

よく私たちは

ひとに「くよくよするなよ」と言ったり

ひとから言われたりします



老子の時代でも

人間関係でくよくよ悩む人が

たくさんいたのでしょう


それで

そういう人を慰めるのですが

その言葉が

えらくスケールの大きな言い方なので

・・・　笑いたくなります


笑いながら納得して

そうか　そうなんだと

・・・　気の晴れる思いになります


　　　　　　　　　　　　　　　（２につづく）

それでいいんですよ

私たちは

いろんな国のあるうちの日本という国に

一個の人間として生まれて

いまここにいます


だから

このなかで

ベストなものを取り

それを喜べばいいんです


喜んでいれば

それがしみわたって

少しずつ少しずつ周囲へ伝わって

・・・　平和が来ます



そういうふうにしか考えられないし

また

それでいいんじゃないかと思いますよ